やまぼうしー自然の記録帳ー

富山県内の自然を中心に、自然や自然現象を記録にとどめておきたいと思っています。

アブラゼミ(羽化殻)(富山市営農サポートセンター/富山市月岡町)

2024-07-14 03:49:05 | 昆虫類

花壇に植えられたパイナップルリリーの葉先に、ニイニイゼミとは違うセミの羽化殻(抜け殻)がついていました。

大きさ、形状、場所、時期などから考えて、この羽化殻はアブラゼミのものと思いますが、念のために『ポケット図鑑日本の昆虫1400①』を参考に検索してみました。
  ① 全長 → 26mm以上
  ② 前脚の腿節にある前歯と中歯 → 接近する
  ③ 触角 → 毛が多い         (ミンミンゼミは毛が少ない)
  ④ 触角第3節の長さ → 第2節の1.5倍 (ミンミンゼミはほぼ同じ長さ)
となり、やはりアブラゼミの羽化殻でした。   

今年、アブラゼミの鳴声は、まだ聞いていません。


《パイナップルリリーの葉先についていたアブラゼミの羽化殻 2024/07/12》


《パイナップルリリーの葉先についていたアブラゼミの羽化殻 2024/07/12》


《全長は26mm以上》


《前脚の腿節にある前歯と中歯は接近》


《触角に毛が多く、触角第3節(黄②)の長さは第2節(赤①)の約1.5倍》

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アゲハ(前蛹)(富山市)

2024-07-13 20:31:06 | 昆虫類

昼前に外出するとき(11時すぎ)、玄関の塀にアゲハの前蛹がついているのに気づきました。早朝に水遣りをしたとき(5時半ころ)にはなかったので、その間に前蛹になったのだと思います。

5mほど離れたところにサンショウの木が2本あるので、そこから移動してきたのだと思います。


《玄関のコンクリート塀で前蛹になっていたアゲハ 2024/07/13》


《玄関のコンクリート塀で前蛹になっていたアゲハ 2024/07/13》


《玄関のコンクリート塀で前蛹になっていたアゲハ 2024/07/13》

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ニイニイゼミ(富山市営農サポートセンター/富山市月岡町)

2024-07-13 03:27:31 | 昆虫類

梅雨らしい雨が昼前にあがったので、午後からニイニイゼミを見に営農サポートセンター出かけました。

予想どおり、車から出たときからニイニイゼミの「ジー、ジー、…」と鳴く声が聞こえてきました。公園の中を歩くと、いろいろな木にとまってニイニイゼミが鳴いています。
当然長袖、長ズボン、長靴で歩いたのですが、久しぶりのニイニイゼミなどに気を取られ、気づかないうちに同時に何匹もの蚊が手にとまっているなどして何か所も刺されていました。

私にとって、ニイニイゼミの今年の初聞き、初見でした。本格的に汗の滲み出る夏になった気がします。


《ソメイヨシノの幹にとまるニイニイゼミ 2024/07/12》


《ソメイヨシノの幹にとまるニイニイゼミ 2024/07/12》


《アカマツの幹にとまるニイニイゼミ 2024/07/12》


《アカマツの幹にとまるニイニイゼミ 2024/07/12》


《アカマツの幹にとまるニイニイゼミ 2024/07/12》

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シオヤアブ♀(捕食)(富山市)

2024-07-12 10:54:08 | 昆虫類

飛んできた大型のアブが、塀際のクレマチスの葉にとまりました。シオヤアブの♀(尾端に白い毛の束がない)です。何か変だとよく見ると、フタモンアシナガバチを抱え込んで食べて(体液を吸って)いました。

食べられているフタモンアシナガバチの触角の先がカールしているので、♂だと思います。♂の発生には少し早いような気がします(ふつうは8月ころから?)。


《クレマチスの葉の上でフタモンアシナガバチ♂を食べるシオヤアブ♀ 2024/07/11》


《クレマチスの葉の上でフタモンアシナガバチ♂を食べるシオヤアブ♀ 2024/07/11》


《クレマチスの葉の上でフタモンアシナガバチ♂を食べるシオヤアブ♀ 2024/07/11》

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コミスジ(猿倉山森林公園/富山市[大沢野町]舟倉)

2024-07-12 05:11:53 | 昆虫類

キャンプ場の下の斜面を見ていると、おなじみのコミスジがスーッスーッと飛んできて、葉の上にとまりました。ひょっとしてコミスジ以外のチョウでは?とカメラの写真を確認しましたが、やはりコミスジでした。

ミスジチョウの仲間で見かけるのはほとんど(100%近く)がコミスジで、ミスジチョウ、フタスジチョウ、オオミスジを富山県内で見かけたことはありません。ホシミスジは、たまに見かけます。

ミスジチョウは猿倉山にも採集記録があるので、見てみたいと思います。


《葉の上にとまってゆっくりと羽ばたくコミスジ 2024/07/05》


《葉の上にとまってゆっくりと羽ばたくコミスジ 2024/07/05》


《葉の上にとまってゆっくりと羽ばたくコミスジ 2024/07/05》

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スズメ(巣立ちビナ)(三番子?)(富山市)

2024-07-11 04:30:47 | 鳥類

2~3日前、電線にとまったスズメが巣立ちビナに餌をやっている様子を見ましたが、遠くてよくわかりませんでした。

昨日は、我が家の餌台で餌を啄んだスズメの親鳥が、向かい側の電線にとまった巣立ちビナに餌をやるところを確認しました。三番子ではないかと思います。しかも、今回は、巣立ちビナが2羽いました。

これまでの我が家の庭での巣立ちビナ確認の記録です(同じ親かどうかは、わかりません)。
  一番子 2024/05/09 (2024/05/10ブログ)
  二番子 2024/06/14 (2024/06/15ブログ)


《電線にとまった巣立ちビナに餌をやるスズメ 2024/07/10》


《電線にとまった巣立ちビナに餌をやるスズメ 2024/07/10》


《電線にとまって餌をもらうのを待つ巣立ちビナ 2024/07/10》

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アゲハ(蛹)(被寄生)(富山市)

2024-07-10 11:58:41 | 昆虫類

アオムシコバチ?に卵を産み付けられたと思われるアゲハの蛹(2024/06/19のこのブログで紹介)のその後について紹介します。

庭に水遣りの際、蛹の様子を見ると、最初は薄緑色だったものが褐色に変色していました。近寄ってみると、穴が開いています。取り外してよく見ると、3箇所に穴が開いていました。アオムシコバチ?が羽化したのだと思います。

『アゲハの蛹寄生蜂としてのアオムシコバチの生態』(高木正見1976)によると、調査例ではアゲハ蛹1頭から、平均156.2頭が羽化したようなので、この蛹からもそうとう数のアオムシコバチ?が羽化したものと思います。
「アオムシコバチの発育零点は12.2°Cで、卵から羽化までに要する有効積算温量は213.7°C日」をもとに、6月17日産卵、平均気温23.2℃(2024年6月の平均気温)として計算すると、
   213.7°C日÷(23.2℃ー12.2°C)やく≒19.4日
となり、6月17日の産卵から約20日後の7月7日ころに羽化することになります(6月の平均気温を用いたため、日数が少し長くなったと思います)。


《アオムシコバチ?が羽化していたアゲハの蛹 2024/07/07》


《アオムシコバチ?が羽化していたアゲハの蛹 2024/07/07》


《アオムシコバチ?が羽化していたアゲハの蛹 2024/07/07》


《アオムシコバチ?が羽化していたアゲハの蛹の内部 2024/07/07》


《フェンスの隅で蛹化していたアゲハ(赤丸内はアオムシコバチ?) 2024/06/17》

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ホソスジトガリナミシャク(猿倉山森林公園/富山市[大沢野町]舟倉)

2024-07-10 09:58:48 | 昆虫類

人気のない林の中のキャンプサイトを落ち葉を踏みしめて歩いていると、足元から小さい蛾がいくつも飛び出します。

たまたま近くの薄暗い落ち葉の上にとまった薄茶色の蛾は、特徴的な模様だったので、これなら種類がわかるかも知れないと、とりあえず写真に撮りました(いつもは、小さい蛾は名前がなかなかわからないので、見逃します)。

ウェブサイト『みんなで作る日本産蛾類図鑑V2』で、シャクガ科の成虫写真を亜科別に順に見較べていき、 ナミシャク亜科のホソスジトガリナミシャクにたどりつきました。合っていればいいのですが…。


《落ち葉の上にとまったホソスジトガリナミシャク 2024/07/05》


《落ち葉の上にとまったホソスジトガリナミシャク 2024/07/05》

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オオスジコガネ(猿倉山森林公園/富山市[大沢野町]舟倉)

2024-07-09 11:06:28 | 昆虫類

スギ林の縁の山道で、ススキの葉にとまっている緑色っぽいコガネムシに気づきました。光沢が強く、上翅にはっきりした筋があります。

『ポケット図鑑日本の昆虫1400②』などで調べると、オオスジコガネのようです。


《ススキの葉にとまっていたオオスジコガネ 2024/07/05》


《ススキの葉にとまっていたオオスジコガネ 2024/07/05》

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スズメ(電線)(富山市)

2024-07-09 05:10:08 | 鳥類

庭の餌台に頻繁にやってくるスズメですが、食べ終わると一直線に飛んでいく(帰る?)ことが多く、なかなか撮る機会がありません。


《電線にとまるスズメ 2024/06/29》


《電線にとまるスズメ 2024/06/29》


《電線にとまるスズメ 2024/06/29》


《電線にとまるスズメ 2024/06/29》


《電線にとまるスズメ 2024/06/29》

※ 『自宅前の電線にとまる鳥(2024)』
    №1 セグロセキレイ (2024/04/24ブログ)
    №2 ハクセキレイ  (2024/05/05ブログ)
    №3 ハシボソガラス (2024/05/14ブログ)
    №4 ツバメ     (2024/05/16ブログ)
    №5 カワラヒワ   (2024/05/18ブログ)
    №6 カッコウ    (2024/05/18ブログ)
    №7 ハシブトガラス (2024/05/20ブログ)
    №8 ヒヨドリ    (2024/06/20ブログ)
    №9 モズ      (2024/06/30ブログ)

 

※ 庭のエゴノキに、実がいっぱい着いています。秋になるとこの実を目当てに、ヤマガラは来てくれませんが、キジバトが来てくれます。
閑なので、朝陽を受けるエゴノキの実を見て、考えました。樹木に、「〇〇の木」「○○木」という名前はどれくらいつけられているのだろうか?と。ちなみに、エゴノキは、『牧野新日本植物図鑑』では、「果皮がのどを刺激してえごい」ためにそう呼ばれるのだろうとしています。
昔に買っていた『原色樹木図鑑』の和名索引から、「〇〇ノキ」「〇〇キ(ギ)」を拾い出してみました。「○○ノキ」
  イボタノキ ウラジロノキ オオカメノキ クロマメノキ シナノキ シャラノキ タラノキ
  チャノキ トチノキ ドロノキ ネムノキ ハナノキ ムクノキ メグスリノキ モチノキ など
「○○キ」「○○ギ」
  アオキ ウツギ クサギ シラキ ニガキ ネジキ ヤドリギ  など  


《たわわに実をつけたエゴノキ 2024/06/29》

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ヒヨドリ(羽繕い)(富山市)

2024-07-08 15:57:36 | 鳥類

梅雨空のもと、テラスに座って庭をボンヤリ眺めていると、ヒヨドリがやってきてブルーベリーの熟した実を食べている気配がします。というのも、ブルーベリーは、エゴノキやウメの背後の塀際に植えてあるので、テラスからは陰になってみえないのです。

ある程度食べた後、ヒヨドリは近くの電線にとまって羽繕いを始めました。いちばん上の電線なので、逆光を下から見上げる形になります。電線の上でサーカスの曲芸のような羽繕いでした。


《電線で羽繕いをするヒヨドリ 2024/07/08》


《電線で羽繕いをするヒヨドリ 2024/07/08》


《電線で羽繕いをするヒヨドリ 2024/07/08》


《電線で羽繕いをするヒヨドリ 2024/07/08》


《電線で羽繕いをするヒヨドリ 2024/07/08》

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ホシアワフキ(猿倉山森林公園/富山市[大沢野町]舟倉)

2024-07-08 04:31:37 | 昆虫類

林の縁の山道で、ススキの葉にとまっている薄茶色の小さな(1~2cm)虫に気づきました。全体の雰囲気から、アワフキムシの成虫です。アワフキムシの成虫を、(それと認識して)見るのは初めてだと思います。

図鑑などで調べるとホシアワフキ(前翅の中央から前縁にかけて暗色の斑紋が並ぶ)のようですが、モンキアワフキなど似たような種類もいるので、なかなか自信をもって言い切ることができません。


《ススキの葉にとまっていたホシアワフキ 2024/07/05》


《ススキの葉にとまっていたホシアワフキ 2024/07/05》

以前(2020年)このブログで、丸山宗利さんの『わくわく昆虫記ー憧れの虫たちー』に紹介された55種の虫たちのうち私が見かけた虫たちを紹介しましたが、そこでもアワフキ(マルアワフキ)の写真は紹介できていませんでした。
アワフキの成虫と出会うのはそれほどむつかしいことではないと思うので、これからも小さな虫たちに注目していきたいと思います。

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イラガ(蛹)(富山市)

2024-07-07 16:38:01 | 昆虫類

庭のヤマボウシに着いていたイラガの繭の中を確かめてみました。

繭の中には蛹が入っていて、もうすぐ羽化するのだと思います(イラガは繭の中の前蛹で越冬します)。


《ヤマボウシについていたイラガの繭 2024/07/05》


《ヤマボウシについていたイラガの繭 2024/07/05》


《イラガの繭(黄丸)と蛹(赤丸) 2024/07/05》

下の写真は、越冬していた繭の中の前蛹です(富山市小杉)。


《イラガの前蛹 2024/03/31》

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ニイニイゼミ(羽化殻)(猿倉山/富山市[大沢野町]舟倉)

2024-07-07 08:33:12 | 昆虫類

猿倉山森林公園のキャンプ場で、今年初めてニイニイゼミの羽化殻(抜け殻)を見つけました。

今年は、まだ、ニイニイゼミの鳴き声を聞いていません。


《木の幹の根元近くにあったニイニイゼミの羽化殻 2024/07/05》


《木の幹の根元近くにあったニイニイゼミの羽化殻 2024/07/05》

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クロシタアオイラガ♂(猿倉山森林公園/富山市[大沢野町]舟倉)

2024-07-06 18:09:08 | 昆虫類

キャンプばやり、それもソロキャンプばやりを実感しました。数年前には想像もできなかったことですが、昨日のような平日にキャンパーがいました。それも男性のソロでした。早々にテントをたたんで帰宅?されたので、その後気兼ねなくムシなどの姿を探しました(期待に反して、成果はあまりありませんでしたが…)。

炊事棟の腰壁に、明るい緑色のイラガがとまっていました。アオイラガかなとも思いましたが、翅の外縁の茶色部分に濃褐色の縞模様がないので、クロシタアオイラガだと思います。


《炊事棟の腰壁にとまっていたクロシタアオイラガ 2024/07/05》


《炊事棟の腰壁にとまっていたクロシタアオイラガ 2024/07/05》


《炊事棟の腰壁にとまっていたクロシタアオイラガ 2024/07/05》


《腰壁にクロシタアオイラガがとまっていた炊事棟 2024/07/05》

参考に、以前、繭から羽化させたアオイラガの写真を下に載せておきます。


《羽化したアオイラガ♂ 2009/06/08》

 

※ 市立図書館から7月6日(土曜日)に借り出してきた本です(妻の借りた本が含まれています。借りた本を返却期限内に読み切れるのかどうか…)。
   1 『丼めしの丸かじり』(東海林さだお・著)
   2 『「不適切」ってなんだっけーこれはアレじゃないー』(高橋源一郎・著)
   3 『人生はどこでもドアーリヨンの14日間ー』(稲垣えみ子・著)
   4 『カメラは、撮る人を写してるんだ。』(ワタナベアニ・著)
   5 『自宅で楽しむバードライフ』(藤井幹・著)
   6 『フランス人は10着しか服をもたない2』(ジェニファー・L・スコット・著)
   7 『フランス流しまつで温かい暮らし』(ペレ信子・著)
   8 『志麻さんのレシピノート』(タサン志麻・著)
   9 『それでも、陽は昇る』(真山仁・著)
    10 『颶風の王』(河崎秋子・著)

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