ヒゲジイのアル中よもやま話

断酒を始めて早7年目。このブログは回復プロセスの記録と脳のリハビリを兼ねて綴っています。やはり、まだチョット変ですかネ?

カラスに襲われる

2018-05-15 06:40:23 | 雑感
 コープからの帰り道、カラスがギャーギャーとだみ声で鳴いているのが聞こえました。鳴き声は少し離れた松の木からで、カラスは上の方の枝に停まっていました。その下へ目をやると、歩道脇の植え込みの上に何やら黒っぽいモノが見えました。

 近づいてみると、フード付きの黒い小児用ウィンドブレーカーが無造作に置かれていました。落とし物がよく見えるよう、道脇の植え込みに置いておくのはこの辺ではよくあることです。

 黒色は植え込みの緑の上では目立ちません。もっと目立つところに移してあげようと思い、そのウィンドブレーカーを手に取ってみました。カラスが激しく喚き出したので少し変とは思ったのですが、構わずウィンドブレーカーを近くに移すことにしました。鳴き声からして、カラスの方も松の枝から電柱に場所を移したようでした。

 ウィンドブレーカーを移した先はすぐ隣の児童遊園にある仕切りのポールでした。車が入って来ないよう入り口に立ててある、あの黄色のポールです。これでよかろうと、カラスに背を向けて帰りかけたときでした。突然、背後からカラスが襲って来たのです。びっくりして振り返ると、カラスは電柱に停まって私を威嚇するようしきりに鳴いていました。

 私がカラスに目を向けている間は何もしなかったのですが、背を向けた途端、カラスは再び襲いかかって来ました。思わず、ヒッチコックの『ザ・バード』の恐怖場面が蘇ってゾッとしました。そう言えば、この辺りのカラスは悪賢く、隙あらば自転車の買物かごから集団で品物をくすねるぐらいのことは常習としています。長居は無用と、何度も何度も後ろを振り返りながらその場を離れました。

 カラスはとても知能の高い鳥です。昔、家族と別居していた頃、鳥かごに飼われていたカラスが一羽隣の家にいました。家の人がよく仕込んでいたらしく、「オハヨウ」とやっと聞き取れるぐらいまで言葉も話せていました。日中は外に置かれていたその鳥かごに野生のカラスがよく集まっていました。このことからカラスは仲間意識が強いことを知りました。

 あのとき枝に停まっていたカラスの頭、よく見たら額の部分が幾分盛り上がっていましたが・・・。あれは、ひょっとしたら前頭葉が発達している証? 今回の件も、黒いウィンドブレーカーを仲間と思い込んでの狼藉だった? そして、私を敵と思い込んだとしたら、たとえカラスでも根に持っているはずで、また襲って来る? 迷いは続くばかりでした。

 翌朝、児童遊園のどこにも件のウィンドブレーカーは見当たりませんでした。その日は何もなかったのですが、事件から1週間経った3日前と昨日も、再びカラスに襲われました。カラスとの緊張関係はまだまだ続くようです。



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コメント (3)
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