ヒゲジイのアル中よもやま話

断酒を始めて早7年目。このブログは回復プロセスの記録と脳のリハビリを兼ねて綴っています。やはり、まだチョット変ですかネ?

妄想の落とし子?

2019-07-05 05:50:38 | 世相
 不法投棄になるからヤバイという自覚があったら、
“人目に付かないところに隠すように捨てる”。
これが4年間道のゴミ拾いをして散々思い知らされた “ヤバイゴミ捨ての法則” です。この法則をキッチリ守って(?)捨てられたゴミの何と多いことか!

 先日、私が公園で目にしたシロモノは、この法則の真逆を行ったゴミでした。真っ昼間といい、公園の東屋といい、一見して買ったばかりの品物をレジ袋ごと置き忘れた(?)と勘違いしたぐらいでした。

 東西に二つある小さな東屋の一方には、ベンチに腰掛けた年輩のおばさんがいました。因みに、ここのベンチは中央の柱を四角に囲んで板を張り渡したもので、東西南北の四方向に面して座ることができます。彼女が腰掛けていたのは東向きのベンチ、その脇の北向きのベンチの足下には品物で膨らんだレジ袋が二つ置かれていました。

 「あたしのじゃないよ!」そのおばさん、私が近づくなり機先を制するようにこう言って来ました。ならばと、私はそのレジ袋二つを手に持ってもう一方の東屋のベンチに腰掛け、レジ袋の中味を確かめてみました。

 そしたらどうでしょう、レジ袋二つにはそれぞれ真新しい包装箱が入っていて、その箱の中味はどちらも男性向け自慰用オモチャ・セットだったのです。新品の避妊用ゴム製品2ダース、ラブ・ローションの空ボトルも一緒でした。

 「妄想に駆られた男のオトナのオモチャですよ。一体、どういうつもりなんでしょうね?」興味津々で見ていたおばさんには、事実をこう伝えて納得させました。

 男は概して、精神的に追い詰められたら性的妄想に囚われがちです。どうにもならない衝動に駆られることも大アリで、そんな挙げ句にこんな自慰用オモチャを買い求めたのでしょう。いざわくわくして手にしたものの、期待外れなシロモノに落胆することも大アリなのです。それで即、始末しようと思ったのだと思います。ここまでなら私にも十分理解できます。

 ただし、ごく普通の男なら、始末しようにもなかなか踏ん切りがつかず、困った挙げ句に秘密の場所にそっと隠しておくというのがコスイところ。それなのに、こんな人目に付きやすいところに、これ見よがしに堂々と放置しておくなんて、これはどう見ても普通じゃありません。

 こんなものを見つけでもしたら、先ず間違いなく処分にまごつくのが普通です。見つけた人が男なら秘かに持ち帰って楽しむバカもいるかもしれませんし、興味津々ながらそのまま見て見ぬ振りを決め込む人もいるでしょう。

 以前、『どっきりカメラ』というTV番組がありましたが、隠しカメラを据え付けておいたら、今回もおもしろい場面が撮れたこと間違いなしです。恐らく、そんな場面がふと頭を過ぎって即、実行に移したのだと思います。

 人通りが少ない歩道を見計らって脱糞を繰り返しては通行人を困らせて楽しむ輩。高いフェンスに阻まれているにもかかわらず、車道と歩道を隔てる遮音緑地に空き缶を執拗に投げ入れて楽しむ輩。口の開いたレジ袋にシュレッダーにかけた紙屑を入れ、風に吹かれて道に散らかる様を楽しむ輩。

 これらは明らかに愉快犯であり、妄想の落とし子とでも言うべき輩の仕業でしょう。そんなふうにしたら人が困まるだろうと確信した上で亊をしでかす愉快犯は、このように今まで何度も見てきました。そして今回は自慰用オモチャ・セットの捨て置きです。結構、値が張る品物らしいので常習にはならないでしょうが・・・。

 世の中、こんなことをして楽しむ、根性のひん曲がった輩もいるのです。私はもちろん、ゴミとして始末してあげました。皆さんも、決して見て見ぬ振りをしないよう、くれぐれもご用心ください。



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