全国の小・中・高校に一斉休校が要請されたのは、今からほぼ2ヵ月前の2月27日のことでした。
以来、ほぼどこの施設でも消毒用アルコール・スプレイを置くようになりました。これに加えて公立施設が利用休止となった以外、目に見える形の感染拡大抑止策がこれといって採られていなかったように思います。
先々週の7日になってやっと、7都府県を対象に緊急事態宣言が出されました。兵庫県もその一つなので今回は、宣言後に新たに見られた変化を取り上げてみます。あくまでも狭い私の行動範囲内でのことです。
先ず先週からですが、やっと市役所のロビーに少し変化が見られました。
宣言1週後の火曜日のこと、ソファーや丸テーブルの上にA4大の紙が貼られ、互いに距離を置くよう書かれていました。その翌日の水曜日からは、新聞架から新聞が一切なくなりました。
これでロビーに集まる人の数がめっきり少なくなりました。ロビーは以前、新聞閲覧者で “3密” に近い状態だったのです。
「その内、ロビーに立ち入り禁止のテープが張られるんじゃないか?」
宣言が出た直後、顔なじみの警備員に冗談半分でこう話していたのですが、実質的にその通りとなりました。これで、新聞のタダ読みという私の楽しみがあっけなくなくなりました。
それでもゴミ拾いがてらの市役所通いは私の大切な日課兼依存先です。たとえ新聞がなくても相変わらず続けています。
一方、民間のスーパーの採った対応は行政よりもはるかに素早いものでした。
先ず、宣言が出た直後からイートイン・コーナーの椅子が極端に疎らになり、余り日を置かず遂には、立ち入り禁止になってしまいました。
次いで打ち出された感染拡大抑止策はレジ周りでした。
これも先週からですが、レジに並ぶ人々が互いに近接しないよう、立ち位置を示す足形が床に等間隔で図示されました。間隔はせいぜい1 mほどなので、欧米のソーシャル・デスタンシングに比べたらまだまだ “密接” 状態なのかもしれません。
これに加えてさらに、レジと客との間が急遽、ビニールシートで仕切られました。店によっては、意図的にレジ自体を間引き運用している店もあります。
ところで、大方のスーパーでは普通、商品棚がレジ近くまで迫っているものです。
つい最近のこと、商品棚の方に目配りもせず、迂闊にもレジの列に横から割り込みしたことがありました。
「こっちにも並んでいる人がいますよ!」と、声をかけて来たご婦人がいました。
見ると、他にも並んでいた人が2人、商品棚の陰にいたのです。声をかけて来たのは最後部にいたご婦人でした。ご自身の前に並ぶよう促していた彼女の目は、マスク越しに笑って見えました。その場の空気が一気に和みました。
もちろん、上述した感染拡大抑止策はお店によってまちまちです。少なくとも目に見える形で店側から意思表示がない限り、やはり行動自粛を要請する呼びかけぐらいではダメなようです。
ところで、公共交通機関では遠出を抑制するため、ゴールデンウィークを含む休日に間引き運行が予定されているようです。これも目に見える形の意思表示に当たります。
諸外国に比べたらまだユルユルの規制ですが、この際、思い切って高速道路もマイカー規制すべきではないでしょうか。
以来、ほぼどこの施設でも消毒用アルコール・スプレイを置くようになりました。これに加えて公立施設が利用休止となった以外、目に見える形の感染拡大抑止策がこれといって採られていなかったように思います。
先々週の7日になってやっと、7都府県を対象に緊急事態宣言が出されました。兵庫県もその一つなので今回は、宣言後に新たに見られた変化を取り上げてみます。あくまでも狭い私の行動範囲内でのことです。
先ず先週からですが、やっと市役所のロビーに少し変化が見られました。
宣言1週後の火曜日のこと、ソファーや丸テーブルの上にA4大の紙が貼られ、互いに距離を置くよう書かれていました。その翌日の水曜日からは、新聞架から新聞が一切なくなりました。
これでロビーに集まる人の数がめっきり少なくなりました。ロビーは以前、新聞閲覧者で “3密” に近い状態だったのです。
「その内、ロビーに立ち入り禁止のテープが張られるんじゃないか?」
宣言が出た直後、顔なじみの警備員に冗談半分でこう話していたのですが、実質的にその通りとなりました。これで、新聞のタダ読みという私の楽しみがあっけなくなくなりました。
それでもゴミ拾いがてらの市役所通いは私の大切な日課兼依存先です。たとえ新聞がなくても相変わらず続けています。
一方、民間のスーパーの採った対応は行政よりもはるかに素早いものでした。
先ず、宣言が出た直後からイートイン・コーナーの椅子が極端に疎らになり、余り日を置かず遂には、立ち入り禁止になってしまいました。
次いで打ち出された感染拡大抑止策はレジ周りでした。
これも先週からですが、レジに並ぶ人々が互いに近接しないよう、立ち位置を示す足形が床に等間隔で図示されました。間隔はせいぜい1 mほどなので、欧米のソーシャル・デスタンシングに比べたらまだまだ “密接” 状態なのかもしれません。
これに加えてさらに、レジと客との間が急遽、ビニールシートで仕切られました。店によっては、意図的にレジ自体を間引き運用している店もあります。
ところで、大方のスーパーでは普通、商品棚がレジ近くまで迫っているものです。
つい最近のこと、商品棚の方に目配りもせず、迂闊にもレジの列に横から割り込みしたことがありました。
「こっちにも並んでいる人がいますよ!」と、声をかけて来たご婦人がいました。
見ると、他にも並んでいた人が2人、商品棚の陰にいたのです。声をかけて来たのは最後部にいたご婦人でした。ご自身の前に並ぶよう促していた彼女の目は、マスク越しに笑って見えました。その場の空気が一気に和みました。
もちろん、上述した感染拡大抑止策はお店によってまちまちです。少なくとも目に見える形で店側から意思表示がない限り、やはり行動自粛を要請する呼びかけぐらいではダメなようです。
ところで、公共交通機関では遠出を抑制するため、ゴールデンウィークを含む休日に間引き運行が予定されているようです。これも目に見える形の意思表示に当たります。
諸外国に比べたらまだユルユルの規制ですが、この際、思い切って高速道路もマイカー規制すべきではないでしょうか。