ヒゲジイのアル中よもやま話

断酒を始めて早7年目。このブログは回復プロセスの記録と脳のリハビリを兼ねて綴っています。やはり、まだチョット変ですかネ?

階段の上り下りが出来なくなったら転居?

2023-10-04 09:26:53 | 雑感

 階下にYoさんという、私とほぼ同年配の方がお住まいです。
60代の若さで脳梗塞を患ったそうで、今も歩行障害の後遺症に苦しんでいます。
私がそのことを知ったのは定年退職後、毎日自宅にいるようになってからでした。

 Yoさんの歩行障害は、両手で杖に縋らなければ歩けない程度。
以前は、マンション敷地内で、杖を突きながら歩行練習をよくしていましたし、
デイサービスの送迎車が来たときも、まだ自力で歩けていました。

 が、それからほぼ10年経った最近は、フレイル状態が一層進んだようです。
歩行練習はおろか、ほんの20~30歩の距離を歩くのもシンドイらしく、
マンションの出入り口からデイサービスの送迎車までの僅かな距離も、
もっぱら車椅子を使うようになっています。

 築30数年になる我がマンション、出入り口が複数あるオープン構造です。
エレベーターの止まる階は2階おきで、階段を使っての上り下りが基本です。
バリアフリーにはほど遠い構造ですが、手摺りだけは階段の両側に付いています。

 ちなみに、1階の出入り口にもたったの3段ですが階段があります。
件のYoさんは1階の住民なので、やはりその3段の上り下りが必須です。

 先日、私が目撃したのはまさにその3段を下りようとしていた場面でした。
階段の手摺りを両手でしっかり掴み、震える足を一歩一歩慎重に下ろして
いました。

 そのときふと頭に浮かんだのは、AAの年長仲間のYu さんです。
恐らくYu さん、古疵が痛む膝の所為でしょうか、
僅かな段差であっても階段の上り下りを極力避けるようにし、
バリアフリーの身障者用スロープを必ず通るようにしていました。

 片や目の前で、覚束ない足取りで歩く脳梗塞後遺症のYoさん。
彼の後ろ姿は、AAの年長者Yu さんのヨタヨタ姿に被って見えました。

 さほど間を置かず、かくも似たような光景を二度も見た私です。
現実の厳しさを目の当たりにして、すっかりうろたえてしまいました。

 私の住まいはマンション2階にあり、地面まで17段の上り下りが必要です。
この程度の僅かな段数なら、寝たきりとなって動けなくならない限り、
終の棲家はここで楽勝、と思い込んでいました。

 が、階段の上り下りができなくなるだけでも、寝たきりと本質的には違わない、
そう気づかされました。

 思いがけない突発的な事故で脚・腰を怪我してしまったら、
バリアフリーの住まいに転居せざるを得ない事態も十分にあり得るのです。

 そんなときに物を言うのはお金。
今ある僅かな貯蓄が運命を左右するやもしれません。
貯蓄には出来るだけ手を付けずに、まとまった額を温存しておかなければ・・・。
あ~ぁ、お金の心配はやはり、死ぬまで続きそうです。ガンバラナクッチャ!?

 以上、あたかも焦点がズレてぼんやりしていた眼に、
初めてピントが合ったような気持ちであります。

 

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
こんにちは。 (りぼん)
2023-10-04 10:41:31
賃貸ですが、バリアフリーの集合住宅に引っ越しました。
以前と比べると楽になりましたよ。
返信する
Re. りぼんさんへ (ヒゲジイ)
2023-10-04 20:01:40
>賃貸ですが、バリアフリーの集合住宅に引っ越・・・
なるほど、バリアフリーの賃貸ですか、
ありがとうございます。
サ高住というのも聞いてますし、大いに参考になりました。
返信する

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