食道がん、多発肺転移、多発リンパ節転移、閉塞性黄疸、これが今の私につけられた病名です。
その中の閉塞性黄疸は、総胆管近傍に転移したリンパ節腫大によって胆管が塞がったために起きたもの。その解決策として試みられた内視鏡的胆管ドレナージ(ERBD)ですが、残念ながら肝心のステントの留置は叶いませんでした。
もう一つの解決策として挙げられた経皮経肝ドレナージ(PTCD:外から直接穿刺して胆汁を排出)については、私の方から実施をお断りしました。
「先生の身内なら実施しますか?」との相方の問いかけに
「もしも、身内が対象ならリスクが高くて実施しませんねぇ」と、施術担当の医師が正直に明かしてくれたと言うのです。当然と言えば当然です。
というわけで私の入院生活は、閉塞性黄疸へは無処置のまま続くことに
なりました。
ところで、この緩和ケア病棟での入院生活、私は結構気に入っています。
第一に、南側にある私の病室からの眺望が実にすばらしいこと。
病院は六甲の山並みの中腹に位置していますが、眼下に市内の街並みや大阪湾の
青い海が広がり、その海を挟んだ対岸には(左から右に)、あべのハルカスや
大阪南港、泉南地域などが順に見渡せるのです。
次に、私担当の病棟スタッフが明るく朗らかで自然に心が励まされること。
さすがに終末期がん患者を専門に受け入れている病棟だと感心しています。
こんな見晴らしの良さと良きスタッフが傍にいるので、たとえ心が暗く落ち込ん
だとしても一転して晴々れするだろうというもの。
こんな居心地の良さは長期療養にはまさにうってつけなのです。
最後、“おまけ” にもうひとつ。今回、内視鏡を入れたことで明らかになった
ことは、喉から胃にかけての食道に腫瘍などの塊は一切見られなかったとのこと。
必然的に、食道が塞がってしまうなどの心配は一切無用とのことでした。
いずれ食道が塞がるのではと怯えていただけに、これは朗報でした。
以上、入院生活の近況をご報告まで。
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昨日は奈良の大仏様
包容力があって、包み込んでくださるように感じました。
また、お邪魔虫の
お返事は結構です^^