先日の正午過ぎに突然、家の固定電話がしゃべり出しました。
「この電話は防犯のため、会話内容が自動的に録音されます」と。
“オレオレ詐欺” を警戒してつい最近、電話器に自動録音装置を付けたのです。
出ないでいたら電話は一旦切れ、2、3分後に再びコールしたので今度は出てみました。
すると受話器からは女性の声で、
「コ○ヨーですけど、いつもお世話になっております。・・・」と、
行きつけのスーパーの名が。
「あっ、ひょっとしてカードの件ですか?」と私。
「そうです(笑。今度、お店に来られるときは忘れずにお受け取りを・・・」
やはり、電話はセルフレジ機に電子マネーカード(以下、カード)を置き忘れた件でした。
「カードの置き忘れなんて、これで一体何回目だろう?
さすがに10回まではいってないものの、6、7回は確実だ。
(お金を)チャージするときは特に注意しなきゃと、
今日だって十分用心もしたし、確認もしたハズなのにこのザマだ!
愈々、お店の懲りない常習者リストに上がっているのかなぁ~?!」
電話で、お店から忘れ物の知らせを受けたのは今回が初めてでした。
翌日、件のカードを受け取りにスーパーへ行ったとき、40代と思しき女性店員が
「カードを忘れる人って結構、多いんですよ。
お客さんのように(カードの)裏に名前を書いてさえいれば
必ず連絡が付きますから、持ち主に戻って来るんですが、・・・
それでもネ、万が一、カードが不正に使われたとしても、
防犯カメラが必ず犯人を正面から映しています。どーぞ、ご安心を。」
改めて、セルフレジ機をよく見ると、機械の後方に小っちゃな防犯カメラが付いていて、“防犯カメラ作動中” と小さく書かれていました。
「ほぉ、防犯カメラねぇ、なるほど・・・」と、応じた私でしたが実は、
「(この小っちゃさでは誰も気づくはずがないし、気づかれないと
肝腎の “防犯効果” も期待できるかどうか・・・。)」と、内心考えていました。
このスーパーの防犯カメラも他所と同じで犯行現場をただ録画するだけのもの。事前に、カードの不正使用を阻止することなどできないのです。
やはり、カードの置き忘れは丸損すると覚悟しておいて間違いナシ。
その意味でも、高額をチャージしてなくて良かったと思いました。
ところで、電子マネーの良さは、
● 小銭を準備しなくても済むところ
● 購買額に応じてオマケ(ポイント)が付くところ
の2つです。これらの利点を最大限活用することに加え、
● 買い過ぎ・置き忘れを避ける意味で高額チャージは決してやらない
を、カードを利用する上での私の基本ルールと決めました。
さて、件の女性店員、話を神妙に聞いていた私に気づき、少しは励まさなきゃとでも思ったのでしょうか。
「もの忘れは誰にでもあることですヨ。
何かをやろうとして(目的地に)行っても、
(目的地に)着いたらやるべきことを忘れてた、
なんてこと私にもショッチュウあるんですよ。同じデス!(笑」
と言って、屈託なく笑っていました。
以上、カードの置き忘れを契機(きっかけ)に、機械を介した監視社会の今ひとつ頼りない危うさ(?)を身近に感じたひとときでした。
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