ヒゲジイのアル中よもやま話

断酒を始めて早7年目。このブログは回復プロセスの記録と脳のリハビリを兼ねて綴っています。やはり、まだチョット変ですかネ?

オートファジーでも喰えないレビー小体?

2019-03-19 05:59:45 | 雑感
 先々週のNHKの番組『ガッテン!』でレビー小体のことをやっていました。どこかで聞いたことがあると思ったら、以前いただいたブロ友のコメントに思い当たりました。
 
 認知症で亡くなった姉の四十九日が過ぎた頃、追悼にと書いた記事にコメントをいただいたのですが、パーキンソン病と幻視からしてレビー小体型認知症ではないかという指摘でした。認知症にそんな病型もあるのかと、そのときはあまり気に留めないでいました。

 レビー小体というのは神経細胞内に見つかる円形のタンパク質のゴミ(?)のことだそうです。このタンパク質のゴミが、パーキンソン病では脳幹の神経細胞内に、レビー小体型認知症(レビー小体病)では大脳皮質の神経細胞内にそれぞれ見つかるのだそうです。

 細胞内のゴミの始末屋と言ったら、2016年ノーベル医学生理学賞を受賞した東京工業大の大隅良典栄誉教授のオートファジー(自食作用)が知られています。レビー小体は、このオートファジーでも喰えない手強いものなのでしょう。お陰でオートファジーについても理解が進みました。

 ところで認知症といえばアルツハイマー病ですが、このアルツハイマー病では神経細胞外の脳組織に溜まるアミロイドβというタンパク質のゴミが原因とみられています。これに加えて神経細胞内のタンパク質のゴミ=レビー小体も認知症の原因になるようです。

 認知症の60~70%はアルツハイマー病が占め、レビー小体病はせいぜい5%程度だと言われています。認知症の大部分を占めるこれらの病型は、不要品となったタンパク質のゴミが原因というのですが、むしろ老化によるゴミ処理能力の衰えこそが真の原因と解釈すべきでしょう。年老いてからゴミの始末屋に目覚め、道のゴミ拾いを日課にしている私としては何とも嘆かわしい限りです。

 参考までに認知症の特徴的な症状を病型別に挙げておきます。(発症した本人に病気という自覚はありません、念のため。)


 アルツハイマー病 : 直前に起きたことも忘れる もの盗られ妄想 徘徊
 レビー小体病 : とても生々しい幻視 うつ状態
 脳血管性認知症 : 物忘れなどが出たり出なかったり、まだらに症状が出現



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