8月中旬の土曜日、自宅近くで所用を済ませた後のことです。お盆休みの方も多く混雑するだろうと早めの行動を心掛け、15時45分に店頭へ。その時の行列は3人と想定の範囲内。それからは、向かいで営業していたステーキ屋さんが閉店してしまった事を、少し残念に思いながら待つ続けました。その間、7人目が16時07分に、12人目が16時40分に、それぞれ到着しました。参考までに、17時現在で23人、17時30分時点で29人が列を形成しており、17時32分になって開店しました。
大豚、野菜脂。翌日の予定を考慮して大蒜は自重。また、エアコンの故障により、カウンター上に水漏れしてしまうようで、その影響を受ける席が封鎖され、1ロット5人で運用されていました。
麺。
鍋に投入されてから8分を過ぎた頃に取り出され始めた麺は、1分強を要して5つの丼に振り分けられました。
表面はスープの浸食を跳ね除けるようなハードな口当たり。それは、中心に向かうにつれ軟らかさを増していき、ムチっとした感触を強く覚えるように。
胡椒と唐辛子を忘れずに。
ピンと立ったもやしは味わい深く、キャベツはホックリとしていた野菜。
豚。5人中、大小問わず豚入りを購入したのは3番目に並んでいた方と私を含め2人のみ。だったら、そんなに早くから並ばなくとも、と思ってしまいました。
ギュチっとした赤身の表面を覆う脂身が、ほわほわとした感触を生み出していた豚。
ムッチリとして歯応え強く、逞しさを感じた豚。
軽やかな舌触りの赤身は、ふんわりとした脂身を従えて。
それは、テトラポッドのような形状で厚みがありました。
繊維質の存在が前面に出て荒っぽくも軟らかな肉質で、タレが良く染みていました。
どれかから剥がれ落ちた様な豚は、噛み応え強く。
スープ。
最初に麺を啜った際に、醤油の香りを豊かに感じ、色合いが示す通り、刺さるような塩味が際立っていました。それは、元来持ち合わせたというよりも添えられた背脂によって後天的に、徐々にコクが増していったように思いました。ただ、いつもに比べて、サラッとした口当たりだったと。
ザラザラとする程にほぐし豚が混じった背脂。
スープに使用したと思われる人参も。
滝のような汗をかきながら、およそ14分で完食し、もう少しで次々ロットの麺上げに取り掛かろうとする店主さんと助手さんにご挨拶し、34人の待ち人を横目に退店しました。