事前告知されていた年内最終営業日の14時過ぎ、JR武蔵小金井駅へ到着しました。前回暫定店主さんに「15時までに並べば・・・」と
言われたことや中途半端な時間よりも閉店間際の方が結局並ぶ時間は短いのでは?と予測したことで、時間調整を兼ねて駅周辺を散策した後
お店へ向かいました。

店頭は、当日午前中にtwitterでこの日限りでの完全閉店が正式発表されたこともあり、15時頃到着でこの状態でした。
生来並ぶことが好きではないので、二郎店舗の開閉店当日に訪れるのは初めてですし、もう今後はないかもしれません。

15:07の出来事。

並んでいる間にもう見ることのないであろう看板を撮影。


まだ「塩」があるようで一安心。

並び始めてから1時間強で入店、さらに15分でラーメンが配膳されました。
大ラーメン、大蒜+塩&小ラーメン麺少なめ、大蒜。

最初に小ラーメン麺少なめが。「麺少なめ」と「全部」をお願いすることは一生ない思っていましたが、豚と野菜の存在を考え念の為に。

野菜はもやしがしんなりとする茹で加減で大胆にカットされたキャベツが目を引きます。

角が取れた醤油の塩味と液体油の存在感が豚の出汁に加わって、円やかでコクを感じるスープ。

こんなに美味かったっけ?というのが正直な感想。

大蒜はさらっとした舌触りで適度な辛味。

太めで噛むと表面はふっくら、中はプリプリとして抜群の弾力を持つ麺。

豚は2つ。

たっぷりの脂の美味しさを感じる柔らかな豚。

比較的赤身多めですが、ジューシーさ満点の豚。

大ラーメン+塩は少し遅れて配膳されました。

キャベツの甘さでそのまま口に運んでも十分美味しい野菜。

最初に汁なしやラーメンにフライドオニオンを合わせた人って天才だと思います。

大蒜は先程よりも多めかも。

2つの豚。


最後にふさわしい?厚さです。

端豚部分なのですが、たっぷりと甘い脂が蓄えられその厚さを感じさせない程の柔らかさ、スッと歯が入ります。

赤身でも適度な瑞々しさを保つ豚。

塩味のスープを吸ったからか表面は少し柔らかめに感じるも、咀嚼するのが楽しい噛み応えの麺。

口に含むと少し遅れて「塩」の鋭い塩味と、当然豚による旨味の筈なのですが、魚介類?と思わせる旨味を感じさせたスープ。

麺少なめにしなくてもと思える満腹具合で、21分程を要し完食。

店内は閉店後ということもあり、野猿街道店2の店主さんを始めとする関係者、暫定店主さんや助手さんの知り合いと思われる方々で華や
いだ雰囲気。それに押されて、気になっていた今後の予定を聞くことはおろか、暫定店主さんや髭の助手さんにまともなご挨拶も出来ず。
自らの不甲斐無さにがっくりと肩を落としながら退店し、とぼとぼと駅へと向かい歩き出しました。