京成立石に続いてのことです。17時前にお店に到着しましたが、なるべく酔いを醒ました状態でとギリギリまで待って
17時30分に行列の最後尾へ、と同時に宣告人を拝命しました。

大豚、大蒜多め脂。

麺丼には麺と脂。

盛り上がった麺は、表面にヌメリの無いスッキリとした舌触りで、小麦粉の比率が高いのだろうと思わせる、強い弾力を
持つ固めの茹で上がり。

スープを纏った麺の表面はツルンとしており、口の中ではパツン、そしてザックリとした食感がありました。

野菜丼には、野菜と豚と大蒜。

野菜は熱を持って少しシャキッとした茹で加減。最初はベジファーストの実践として単独で、途中からは食感と味の変化
を期待して麺と一緒に口に運びました。

大蒜にはピリッとした辛さ。

表層のスープは白濁しています。

豚出汁と調味料による円やかさの陰に醤油の存在を感じた後は、液体油が口の中を支配する重量感のある味わい。

フワッとした脂は舌の上でとろけてしまいそう。ドレッシング代わりに野菜に添えて。

豚は8つ。量としてはダブルですね。

甘くとろける脂身とみっちりとしながらも柔らかな端豚。

厳つい見た目も容易に歯が入ります。

醤油ダレが入った鍋の中から取り出された豚。角煮のような外見も、甘さ皆無で醤油がしっかりと効いて舌に刺さるよう
な塩気が前面に押し出されていました。

多めの脂身に強い塩気が加わることで後味はスッキリ。店主さんの気まぐれでしょうが、嬉しいサプライズでした。

赤身にサシが入ることで瑞々しさの増した豚。

たっぷりと含まれた旨味が染み出していた豚。

バラ肉のように甘い脂身が嬉しい豚。

スッと歯が入り、サクッとした嚙み応えの赤身。

この日の豚はどれも、甘い脂身と旨味をたっぷりと内包した赤身で構成されており大満足の品質でした。

18分程で間食。閉店後でしたので、ゆっくりと美味しいラーメンを楽しむことが出来ました。常連さんや総帥の喜寿と
慶應義塾特選塾員表彰を祝うパーティーの案内を持参した方と、楽しくお話する店主さんと助手さんにお礼を言い、退店
しました。
