平日14時頃の訪問です。午前中の仕事が長引き昼食はこの時間に。昼の営業は終了してしまったかとも思いましたが、14時30分までの営業で一安心。入店すると、数名のお客さんが居ましたが、パート?の女性が帰っていくところでした。
メニューにはお店のこだわりがびっしりと。
主なメニューです。他にもエビフライやイカフライやアジフライ、梅紫蘇やチーズや明太子が入った変わりとんかつ、そしてかつ丼もありました。
お酒のつまみも充実しています。
卓上にはこだわりのソースとからしと醤油と塩と唐辛子。
ソースはドロッとして粘度高めです。
チョコレートのように茶色掛かった色合いです。
ランチロースかつ定食、900円(税込)。
厨房から揚がったかつに包丁を入れる、ザクッザクッという音が聞こえてから運ばれてきました。
かつは想像していたより厚め。
ほんのり赤身を帯びているようにも見えた赤身は、口に入れるときめ細やかさが伝わってくる肉質で、しっかりと肉汁を内包していました。また、プリッとした弾力も持ち合わせており、噛み切ろうとする際には、ゴムのように伸縮する感覚を覚えました。
時間が経過してもサクサクさが保たれたままの衣。
脂身の少ない端部分もしっとりとして、難無く噛み切ることが出来ました。
キャベツはところどころに太めのものも混じった千切り。
甘さ控え目で遅れて僅かに苦みすら感じる、後味スッキリのソースをたっぷりと添えて。
ご飯は一粒一粒が立った、硬めの炊き上がりで噛み締めるとほんのり甘味もありました。
大根の漬物はカリッカリっとした咀嚼音が響き、塩加減は控え目であっさりとしたもの。
薄めに感じたので、卓上の醤油と唐辛子を振りかけて。
味噌汁の具は、大根と人参と豆腐。どれも良く火が通って箸で持つと崩れてしまいました。豚肉の姿は見当たりませんでしたが、豚汁かと思う程に豚のエキスが溢れていました。
とんかつ屋としては標準的な値段設定も、こと肉質に関してはかなりのレベルと思わされました。さすがに40年以上も続いているだけのことはあります。