2月の日曜日、16時頃にお店に到着すると先客は5人のみ。無事ベンチに座って開店を待つことが出来ました。その後17時時点で21人、17時30分時点で29人が列を形成。そして、今までよりも30分以上早く、17時40分頃に開店となりました。
国産ブタメン、大蒜多め+野菜+ブタかす入りアブラ+大盛り。
野菜の標高はそれ程でもないですが、スープの決壊が止まりません。
野菜を除けると姿を現した麺。
鍋に投入される寸前に店主さんの手によって揉まれた効果で強めに縮れています。
スープと絡むことでゴワッとした表面がツルっと変化して、噛み切ろうとする歯に対し適度な弾力を発っするも、その段階ではそれ以上の際立った特徴を示すわけではありませんが、咀嚼していく毎に舌に確かな小麦粉感を残しては消えていく麺。
豚は全部で4つ。トロッとした脂身とみっちりと詰まった肉質の赤身
肉と肉との隙間に空間があることと脂身がある程度の大きさで赤身の中に存在することで、フワホォワさを覚える軟らかな豚。
伸縮性の高い赤身は噛み切ろうとすると自身が伸びて抵抗を試みているような錯覚を覚える肉質。
角煮のようにタレがたっぷりと染みて甘い豚。
脂身はトロンというよりもプルっという感じです。
醤油の塩味とキレがほとんど伝わってこない、豚出汁の円やかさが舌にしっかりと足跡を残した後に油が口の中全体をコーティングしてしまう程の存在感を示すスープ。
肉カスの入ったアブラがたっぷりと注がれています。しっかりと火が入ったホクホクキャベツ自身の甘さが、アブラが加わることでさらに強まっています。
多めでお願いすると、別皿で提供される大蒜。ところどころに見られる大きな破片を、ガリガリと音を立てながら。ピリッとするような辛味はありませんでした。
ブタかす入りアブラはお椀で。今日は野菜がのっていません。
終盤麺を移して一気に掻き込みます。
20分程を要して完食。全てにおいて油の主張の強い一杯でした。早開けの効果もあってか退転時には行列は21人に。