一人前の大人になる為に

日々の出来事を正直に見栄を張らずに。職務上の立場を悪用した同僚に内容を監視されているので、きっかけを待って消えます。

ラーメン二郎越谷店

2020年03月25日 20時00分00秒 | ラーメン二郎越谷店

2月上旬の日曜日、松戸市内で成分献血をした後電車で越谷市へと向かいました。献血会場の近くには行列の出来るたい焼き屋さん。塾帰りなのか、小学生が縁石に腰かけ哀愁を漂わせながら一人たい焼きを食べる姿が絵になっていました。尚、1個160円の張り紙が店頭にありましたので、私の基準では安くはないなと。

 

臨時営業していた松戸駅前店は、13時30分頃で10人程度の行列がありました。

 

14時55分頃1カ月以上振りにお店に到着すると、外待ち8人。私の後ろに1人が並んだ15時08分頃閉店となりました。15分程並んでから入店し食券を購入しようとすると、大ラーメンにも売切れ表示のランプが。お忙しいお店の方のお手を煩わせないようにと、小心者なりに機転を利かせたつもりで小ラーメンの食券を購入しました。そして、食券の提示を求められた際には「大でお願いします。」と100円玉を添えて。声が小さかったからか助手さんから「えっ、小ですか?」との驚きを伴った苦笑いでの再確認があったので「いえ、大にして下さい。」と。すると「えっ、大と小?」との当惑したような反応が。何とか「大」であることが伝わると、店主さんからは「暫く来なかったから食券の買い方忘れちゃったの?」とのお言葉での歓迎を受けました。大ラーメンが売切れ表示になっていることを伝えると「今日はチャレンジャーが多かったのか。」とポツリ。

 

大ラーメン、大蒜野菜。

 

二郎を愛する者なら誰でも一度は憧れるという青特大丼の登場に動揺するも、麺の量はいつもと同じ小3玉分とのこと。開店当初の重ね丼方式の際には、小3.5玉とか4玉とか言われた記憶もあったのですが、いつもの白特大丼も含めてそんなに入るもんでもないんですね。

 

幅広目の麺は表面が溶けて一部は癒着している様が見受けられるものの、芯部分に向かうにつれ弾力が強まっていきました。

 

丼中のものはスープを適度に手繰り寄せることで表面がツルンっと変化しつつもその弾力は保ったままで、もちもちさよりもプリンプルンっとした歯応えが強調された麺。

 

これで不味いとは言わせない、という見た目の豚。

 

赤身部分全体に満遍なくサシが散らばることで軟らかさを帯びながらも、いざ胃の中に収めようとするとしっかりと噛み千切る必要あることを気付かせて、食べ応えも得られる豚。

 

歯を入れると強めの反発力を発揮しながらも硬さを感じる一歩手前で繊維に沿ってサッと裂ける肉質の赤身とパンパンに膨らんだ脂身で構成された豚。

 

店主さんも仰るように、女性助手さんが盛った野菜はかなり多めで、全体的に深めに火が入った茹で加減。キャベツは大きめに切られているのでその甘さをしっかりと受け取れます。また、しんなりとしてお辞儀した形状のもやしは、麺との絡まり具合が抜群でした。

 

大蒜は水分含有量多めで、ピリッとした刺激が丁度良い具合。こちらは野菜と打って変わって可愛らしい盛り付け。もう少し量があってもと思いますので、次回からは「多め」も合わせて伝えた方が良いかも。

  

一口含むと甘味がフワッと口の中に広がっていき、少し遅れて角の取れた塩味がほんの少し顔を覗かせる、円やかさが強調された、液体油が表面に散見するスープ。この日は、本来の味を再確認したく脂をお願いしませんでしたが、ラード等の手助けが無くてもコクと奥深さを感じ取れる絶妙の仕上がりでした。

 

貧乏性故に献血会場で過剰に摂取したジュースと菓子の影響でお腹の容量が減少していたせいか、撃沈も頭を過りつつ麺から溶け出した小麦粉によりスープが濁る程の時間、約24分をかけて完食。「ごちそうさまでした。」と丼を上げると収益的には歓迎されない客にも関わらず、久しぶりの訪問を冷やかしながら次回の早期来店を促す、店主さんと女性助手さんのお声掛けに自然に頬がゆるみながら、退店しました。