5月上旬の平日、5連休前の火曜日のことです。19時53分に店頭に到着し、32人の行列の最後尾へ。一気に列が進んだと思ったら暫く進みが止まる様子に連休らしさを感じながら、後続に19人が続いた20時49分に入店し、それから12分経ってラーメンが配膳されました。
大ラーメン、野菜大蒜脂。
ほぼ9分間の茹で時間だった麺。
2つめの丼を使用すると、テーブルの上はこぼれたスープでベトベトになってしまいますが、冷ましながら食べられるのでとても助かります。
ぷっくりと膨らんで表層部はぷりっ、中心部はもっちりとした食感。
スープに変化をもたらすことを心配せずに、唐辛子と胡椒を存分に楽しめました。
もやし同士がくっつくように絡み合った野菜はしんなりとして。
トロッとした脂身とふんわりとした赤身に囲まれた中心部はカッチリとしていた豚。時折、ツンっとする醤油ダレの存在も意識させられて。
既に結合部で分裂しかけている豚は、粘度すら感じる程に軟らかく。
液体油の層がくっきりと表れたスープ。
食べ始めの様子。
強めの味醂の主張に液体油による粘つきと醤油の切れが加わり、舌の上でサラッとした後味を生み出していました。そして、時が経つにつれ塩気が増していった、総じて軽めに思う仕上がりでした。
食べ終わりの様子。
ただ、口に含んでから少し経った、さらに退店後口の中に残り続けた残像はいつもと同じ濃厚さ。
辛みの強かった大蒜。
もはや、ほぐし豚に背脂が混じっているような固形脂。
約13分で完食。店主さんと助手さんにお礼を伝え、21時15分でも21人の行列が形成された店頭を通り過ぎ、帰路に就きました。