1月上旬の土曜日、臨時営業が行われた日のことです。年末に訪問した際に尋ねた時には未定との返答でしたが、その後、公式Xにて10時から14時30分にて営業することが告知されて。午前中のSNS情報だと年始らしく70人超の行列との情報もあり、一瞬、ひたちなか店も頭に浮かびましたが、専用駐車場が空いていなかった場合の対処が困難であることを考慮して、予定どおり自宅を出立。
早めの宣告の可能性も考えられたので、余裕を持って到着するつもりも、いろいろあって営業時間ギリギリの14時27分になって、ようやく行列の36人目に。それから、後続に3人が続いた15時29分に入店し、15時44分にラストロットでラーメンが配膳されました。なお、結局最後まで、所謂宣告はありませんでした。
大ラーメン、野菜大蒜脂+生卵。
麺。
6分強の茹で時間で麺上げされ始めると、1分弱で4つの丼に振り分けられました。
もちもちさ極まる食感。
胡椒を何度も。
しんなり気味の野菜はそのままでも十分に美味しくも、脂と絡めるとさらに。
豚。
ロースハムのような、繊細な肉質の赤身が大半を占める、貴婦人のような佇まいの豚。
サクサクッとした歯応えで、弾力強めの赤身。出汁を取った後とは思えない程の旨味を含んで。
盛付けの工程が見える席だったので、今日は麺が盛り上がっているな、と思っていると、それはこのお年玉が隠されていたせいでした。
ゴツゴツとして端の部分らしく、繊維質の目立つ赤身と、熱でフワトロとした舌触りに変化した脂身にかぶりつくようにして。
スープ。
醤油の主張が強く、スッキリとした後味。にも関わらず、終盤、何度もレンゲを口に運んでも、しょっぱく思うことも、単調に感じることもなく。豚出汁やグルの効かせ具合等、これぞプロが為せる業なのだろうと。また、合間に僅かに酸味を覚えることがあったのですが、それが本来持つ特性なのか、大蒜に因るものなのかは判断できず。
固形脂。
もう一つの豚とも言える肉片がゴロゴロと。
辛さ強めに思った大蒜。不用意にスープに溶け込ませてしまうと、特に越谷店においては、その調和を壊してしまう気がするので、取扱いには細心の注意が必要だと。
生卵。麺や野菜の避難先として。
およそ16分を要して完食。閉店後で余裕があったことに加えて、ご親族さんが来店されていたことで華やいだ雰囲気に包まれていたこともあってか、久々に、店主さんと元日に食べた生田駅前店を含めていろいろなお話をしてから、退店しました。