一人前の大人になる為に

日々の出来事を正直に見栄を張らずに。職務上の立場を悪用した同僚に内容を監視されているので、きっかけを待って消えます。

岸田屋 ~月島の居酒屋さん~

2020年06月14日 20時00分00秒 | 岸田屋

神田神保町店の店主さんに高らかに宣言して徒歩で向かったのは月島。休日の銀座は人通りもまばらでした。

 

先週訪問した魚仁の近くにある、東京三大煮込みの一つに数えられるこちらのお店。17時30分過ぎに到着すると8割方の席が埋まった状態。普段は店前に常にが入店を待つ行列が、という状況だそうなので、これでも新型コロナウィルス感染症拡大の影響が大きいと言えるのでしょうね。

 

ハイボール、500円。レモンの酸味が僅かに効いていました。タンブラーとコースターの気遣いが嬉しいですね。

 

牛煮込み、550円。注文する際に「ネギ入れますか?」と聞かれ「お願いします」と。

 

大きめに切られた様々な部位が入れられています。黒っぽい部分はプルンプルン。奥にはコリコリとした軟骨と思われるものも。

 

大半は脂をたっぷりと含んでいるからか、トロントロン。

 

瑞々しいネギは山盛りで。これは入れないと損です。

 

「お好みでどうぞ。」と店員さんが優しく差し出して下さいました。

 

ピリッとした辛味が加わって、お酒のつまみとするには良いですね。

 

甘めの味噌仕立ての味付けです。ビーフシチューと表現される方もいるようですが、そこまでは言い過ぎも味噌味を基盤として、もつから染み出した脂が強めに効いているからか洋風を感じさせる味付け。

 

個人的な好みで言えば、宇ち多゙よりもこちらです。

 

レモンハイ、500円。今から振り返ると、この後で頼んだチューハイよりも確かにレモンの味が強かったですね。

 

チューハイ、500円。甘味が強いので飲みやすくゴクゴクと。

 

お支払いは、2,050円。店内の価格表示は税込みでした。会計後に気が付いたのですが、二階堂等の焼酎の水割りやロックもありましたので次回は。ホール係の女性はお2人とも容姿端麗であることに加えて、素敵に年を重ねられたとお見受けする言動で、僅かに微笑みを浮かべての媚び過ぎない接客が素晴らしかったです。接客の良い女性店員さんと言えば、ラーメン二郎越谷店のあの方が思い浮かびますが、負けず劣らず。尚、参考までに個人的な好みを言えば、こちらの黒髪の方が断トツです。

 

帰りに覗いてみると、6割方の客入り。どこも厳しいですね。

 


ラーメン二郎神田神保町店

2020年06月11日 20時00分00秒 | ラーメン二郎神田神保町店

4月最初の土曜日の訪問です。この日の早朝、普段より席数を減らした上で16時迄の営業であることを告げるメールが届いたこともあり、自分的には早めの15時過ぎにお店に到着すると助手さんがカラーコーンの片付け作業中。「終わりですか?」と尋ねると、参ったなぁという表情で「聞いてみて。」と。店頭まで優しく付き添って頂き店主さんにお願いすると、本当にこちらの顔を確認したのか不安になる位瞬時に「おぉ、いいよ。」との許可を得て列の最後尾へ。聞くと50分前には宣告があったそう。本当にいい加減にしないと、お店の厚意に甘え過ぎです。

大豚、大蒜多め野菜。脂もお願いしましたが、声の小ささと滑舌の悪さで伝わっていなかったよう。

 

麺丼です。麺の盛り付け方がいつもと違ってモヒカンのよう。麺自体も整った形状で惚れ惚れしてしまいます。

 

標高もなかなかのもの。

 

表面はややねっとりとして軟らかめ。

 

前回よりも滑らかさが増した麺は、丸みを帯びて全体に水分が行き渡ってふっくらとした形状。

 

最後のお楽しみは卵黄を絡めて。コクが深まってもう一つの料理が生まれます。

 

液体油の層が厚く白濁した見た目のスープ。

 

良くかき混ぜてから口に含むと、鋭さのある塩味が口の中に一気に広がり、その後を豚出汁感が後を追ってくるもそれを覆すまでには至らない、醤油の存在感強めの仕上がり。脂がなかったことも影響しているのかもしれません。

 

サブ丼には野菜と大蒜と豚。

 

ザックリ切られて僅かに甘さを発するキャベツの比率が高めで、しんなりとしたことで麺と和えて食べるに適した野菜。

 

豚。豚入りの食券を購入していたのですが、この日も店主さんから「豚食べる?」と聞かれ「お願いします。」と。両隣に座っていた、ノーコールでラーメンが配膳される程の常連さんも驚愕の表情でこちらに顔を向けていました。店主さん誰かと間違えてますよね、たぶん。

 

みっちりと詰まっているにも関わらず歯を入れるとスッと裂ける赤身。

 

赤身と脂身のバランスが取れた、これぞ神田神保町と言うべき正統派の豚。

 

繊維質によって裂けやすい豚。

 

水分量少なめでパサつき一歩手前といった状態の、ツナに似た食感の豚。

 

タレが強めに効いた脂身中心の破片がゴロゴロと。

 

こちらは赤身が中心。

 

ギュッと詰まった濃厚な脂身が魅力的な豚。

 

厚みもあります。

 

全体を引き締める塩気が強いタレを纏った豚。

 

大蒜は細かく刻まれてサラッと。辛味は程々といった具合。

 

生卵。卵黄は麺と、白身はスープの中へ。

 

約16分で完食。「足りた?」の確認は助手さんから、店主さんからは「今日も飲みに行くの?」とご挨拶がありましたので「お腹いっぱいになりました。」「今から行ってきます。」とそれぞれ返答してお店を後にしました。

 


居酒屋 魚仁 ~月島の居酒屋さん~

2020年06月08日 20時00分00秒 | 居酒屋 魚仁

神田神保町店を後にし、店主さんに揶揄われたからというわけではなく当初の予定通り、徒歩でこちらのお店に向かいました。約1時間半と予想以上に時間を要したものの、ほぼ1本道だったので方向音痴の私でも迷わず辿り着くことが出来ました。JR有楽町駅のガード下を通り過ぎて晴海通りを歩いてきましたがどの飲食店も空席だらけ。誰が悪いという訳でもないので困ったことです。

 

18時30分過ぎに到着し、店頭で鮮魚を販売していた男性に1名であることを伝えると直ぐに席へと案内されました。尚、席は男女3人組との相席で、その頃の店内は7割方の埋まり具合でした。

 

ハイボール、400円。やや薄めということもあって飲みやすかったです。

 

眼鏡を忘れたので、壁に貼られたメニューが読めず何を注文するか迷っていると、大陸系の女性店員さんに勧められて注文した、マグロと長ネギを煮たもの、300円。正式名称は忘れてしまいました。
後日、アラ大根というメニューを見つけましたが、それとも違いますしねぇ。

 

完全に冷めていましたが、脂の多い部分も含んだ軟らかなマグロとネギにはみりんと生姜の効いた汁の味がしっかり染みて、1人だと食べ切れない位の量。店員さんが「お得ですよ。」と言って薦めた理由がわかりました。

 

本マグロの中落ち、800円。

 

中央付近のやや白っぽく見えるトロの部分が食欲をそそります。

 

赤身にもしっかりと脂が乗っていました。

 

こちらも惜し気もなくたっぷりと盛られていました。山葵は粉を溶いたもの、以前料理屋さんがあえて本山葵を使わない理由が、価格以外にもあると聞いたことを思い出しました。直前に水で溶くので結果的に風味が豊か、だったような。

 

ハイボールをお替わりして。

 

喫煙可能な店内に1時間強滞在し支払いは、2,000円。100円未満の消費税分はおまけしてもらえたのかな?日本酒も用意されていましたが、お酒を存分に楽しみたい方には少し物足りないアルコールのラインナップかも。ただ、ご飯ものも含めて魅力的なおつまみメニューは多く、仲間と訪れてシェアしているお客さんを羨ましく見つめながら、また近いうちにと心に誓って、帰路に就きました。

 

夜景が綺麗だったので。今でも身の程をわきまえず、こういったビルで働く人や住んでいる人に嫉妬してしまいます。


ラーメン二郎神田神保町店

2020年06月05日 20時00分00秒 | ラーメン二郎神田神保町店

令和元年度最終日のことです。16時45分過ぎに到着すると店前にすら行列は無く、早仕舞いか?と。一度深呼吸して心を落ち着かせてから店頭の札が「営業中」となっていることを確認した上で店内を覗くと、助手さんから「何人?」と声が掛かり、人差し指だけを立てると直ぐに店内の空席に案内されました。店主さんは私の姿を確認するなり、既に大量に麺が躍る大きな鍋に追加で麺を投入していました。神田神保町店でこんな状況は初めて、やはり新型コロナウィルス感染症の影響なのでしょう。

 

大豚、大蒜多め脂+生卵

 

前回に比べてかなり量が増えた気がします。

 

横から見ると量の多さがハッキリと分かります。

 

火の入りが浅いのかそれとも性質なのか、形状の角と小麦粉密度高めのバキボキとした食感が伝わる、富士丸タイプの硬めに仕上がった麺。 

 

麺が自立した姿からも分かるように、スープを吸って表面が飴色に変化してもその硬さは変わらず。もっともっと食べられそうでこの麺大好きです。 

 

細かなフワトロの脂は半分を卵の器に移して。半分はそのまま麺に絡めて。

 

しんなりとしたことでそれぞれが密集して絡み合ったもやしとキャベツの甘さが印象的な野菜は、増さずともかなりの量で。いつもありがとうございます。

 

豚は6つあり、どれも薄く切られていました。
しっとりとしてロースハムのような豚。

 

プリンっとした脂身から甘味を発する豚。

 

予めやや塩味が勝ったたっぷりのタレが表面を覆う豚は、それによって多めの脂身もサッパリとした後味に。

 

みっちりとした弾力ある赤身は食べ応え充分。

 

脂身少な目ながら、きめ細やかな肉質の赤身なのでスッと歯が入る軟らかな豚。

 

こちらも、薄いというだけでは説明がつかない軟らかさのサッパリとした上品な味わいの豚。

 

どれかの豚から剥がれ落ちたであろう脂身はプルプル。

 

初めて気が付いたのですが、全てのスープが注がれる丼の底に、醤油ダレと一緒にこれ位の豚が入れられていました。

 

細かく刻まれてサラッとした大蒜にはツンっとした辛味が。

 

表面に液体油の層が厚めに存在しているスープは、最初に一口含むと液体油と醤油の存在感があっという間に口の中を支配し、その後に控えめな豚による出汁感が迫って来るもの。ここ最近では覚えが無い位に、油の主張が強めでした。

 

この日もレンゲを持参するのを忘れてしまいました。したがって、卵黄と白身を分けないまま、麺をこちらに移してよくかき混ぜて食べました。 

 

15分程で完食。丼を上げると「足りた?」「足りました、お腹一杯になりました。」「これから飲みに行くの?バレちゃったねぇ。」と早速店主さんに前回の件をいじられて退店しました。

 


ラーメン二郎越谷店 昼の部

2020年06月02日 20時00分00秒 | ラーメン二郎越谷店

3月の最終営業日の利用です。JR南越谷駅近くの大学病院の桜はほぼ満開、昨年と比べるとその時期は1週間程早かったようです。お店には14時28分頃に到着し、中待ち席にもお客さんが0人という状況の中、直ぐにカウンター席に案内されました。

 

大豚、麺軟らかめ大蒜脂+生卵。

 

この日は青特大丼での提供でした。量的には白特大丼でも収まる量に見受けられますが、店主さんの遊び心かと。

 

一時よりも細め薄めで安定したよう。この日はモチモチさを堪能したく久しぶりに軟らかめをお願いしました。通常よりも1分以上は長く茹でられ、店主さんが指で茹で加減を確認しての提供でした。

 

表面はツルっとして全体に水分を多めに含み、咀嚼していると、期待通り歯や舌に絡みつくような感覚のある麺は、小麦の風味も豊かなものでした。神田神保町店と比較するならば、鉈のように重量感のある切れ味を持つものと感じました。

 

時間が経過しても最後までその状態を維持し続けてもいました。

 

最終盤は卵の丼に麺を移して卵黄を中央に。

 

固形脂と大蒜も忘れずに。

 

脂は小さな塊の集合体。ところどころに軟骨のような硬い部分もありました。

 

大蒜はいつの間にかスープの中に溶け込んでしまい、その味をピリッとしたものに変えてしまう程の強さ。

 

サブ丼には野菜と豚。今回も着席後店主さんから豚増しのお誘いを受けお願いしました。

 

見た目には脂身の量が少なめも、しっとりとした赤身のお陰でパサつき感の全くない豚。

 

こちらも適度にサシが入って軟らかく、たっぷりの旨味を内包する赤身が嬉しい豚。

 

一目見ただけでわかる位にたっぷりと入ったサシが示すとおりの味を伝えてくれた豚。

 

ややワイルドな肉質でかぶりつくと豊富な筋線維に沿って裂けていく肉質の豚。

 

裏返すとタレの染みた脂身が姿を現しました。

 

この豚もそうなのですが、今日の豚は脂身少なめで赤身の味を楽しむべきものでした。また、タレが良く染みているとは言い難く、比較的淡泊とも言える出来栄えでした。以前もそうだったのですが、素材そのものの特質をダイレクトに味わえる豚が店主さんの理想とするものなのでしょう。

 

野菜の量は多めで、醤油ダレが回し掛けられたもの。キャベツには少しのホクホク感があり、もやしもしんなり感があって火の通りが深めでした。いつもと同じく麺と和えて食べました。

 

表面の油膜多めのスープは、豚の旨味が強烈に伝わってきて強い甘みを感じる円やかさ全開の味わい。ただし、醤油の塩味がその土台となっているかのようにしっかりと感じられ、高いレベルでそれぞれが融合した仕上がりでした。レンゲで10回は口に運んだはずです。また、卵の白身を麺丼に移すととあっという間に固まってしまう位に熱々の状態で提供されました。

 

今回も丼で提供していただいた生卵。卵黄だけを掬おうとすると、こんもりとして厚みのある白身がなかなか分離せず、かなり鮮度の良いものを使用していることが分かりました。

 

完食までには約23分、最後の客となったこともあってゆっくりと。完食後も、片付けに忙しい店主さんを無駄話に付き合わせてしまい、またも長居してしまいました。