夢・つれづれに

何時も夢とロマンを持ち、思いのままに綴りたい

じゃじゃ馬慣らし千穐楽

2010年11月17日 | 舞台鑑賞

 「彩の国さいたま芸術劇場大ホール」10月14日を皮切りに

 北九州公演「北九州芸術劇場」、そして大阪公演、梅田芸術

 劇場「シアター・ドラマシティ」ついに11月17日千穐楽を迎えた。

 演出:蜷川幸雄

 原作:W・シェイクスピア

 出演者はオールメール(すべて男性俳優)

 市川亀治郎、筧 利夫、山本裕典、月川悠貴 他

 

シェクスピアものだからさぞや肩がこり難しいものなんだろうなと、実は少し構えていったのですが何の何のドタバタ喜劇を観ているような、単純明快で楽しさあふれたものでした。

幕開きには酔っぱらいの夢か幻かというところから劇中劇の始まりとなる(うん?じゃ~この芝居は劇中劇なのか)

歌舞伎役者の市川亀治郎が洋物の女形(想像もつかなかった)に挑戦!

資産家の姉キャタリーナ(亀治郎)は妹のビヤンカ(月川)と違いお転婆を通り越した
じゃじゃ馬と言われ、それはすごい女性と評判。

資産家の父は妹の結婚の為には先ず姉をと考えていたところにキャタリーナに一目ぼれしたペトルーチオ(筧)があらわれ”じゃじゃ馬”慣らしがはじまる事になる。

妹には家庭教師に成りすましたルーセンショウ(山本)と最終的には相思相愛の仲になる(家来のたくらみもあって)

さて、この舞台は装置の絵が(ボッティチェリの『春』)あるだけで展開をしていてあっさりしていたが、俳優たちの躍動?感やスムーズな台詞回し(息継ぎはどこで?)、形容詞ばかり並べ立て、身振りよろしく言いたいことはそれだけなの?と思わせる言葉。(聞いているほうは疲れるよ~)
そして、思いっきり笑ったのは作り物の病気の馬、この馬にはぼろぼろの衣装を着た筧ベトル―チオ(かけい)が乗り求婚に現れる。こっけいというか馬鹿馬鹿しいというかお蔭で隣の席の方と笑い転げたほどの面白さ(馬も役者だった)

はっきり言ってこんなテンポの中で亀治郎はどうかな?なんて半信半疑だったけれど、さすが歌舞伎役者、素敵に化けてたね~
いえいえ綺麗だったし、彼がいえキャタリーナが舞台に現れただけで今までの空気が変わり、亀治郎の世界に~
そして、大爆笑と拍手

でも・・・・・・疲れた~
帰るときには心がうきうきし楽しさと面白かったことだけが残ったような気がするな~


             皆様 お つ か れ さ ま で し た~


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