2010年のダイヤ改正で廃止となった急行「能登」号。
廃止してから一週間くらいの間をおいて臨時急行として復活しました。
急行「能登」は上野から出発し、高崎線・上越線を経由し北陸本線へ入り、終点金沢まで運転する夜行列車。
定期時代には489系が使用され、定期運転列車としては唯一となったボンネット車体を使用していたことで人気でしたが、先ほどの通り今年のダイヤ改正で廃止。ニュースでも結構大きく取り上げられました。
現在の使用車両は臨時快速「ムーンライトえちご」で使用されていた485系6両編成です。
では、「えちご」はどうなったのか？それは後ほど・・・。
トレインマークは「臨時」、よくても「急行」を表示するものと思っていたので、489系のヘッドマークを引き継いだこの絵幕は驚きました。
非ボンネットとはいえ、貫禄は十分。
第15走者：高崎線・上越線・北陸本線臨時急行「能登」 485系 上野→糸魚川
そして、この列車で一夜を過ごします。
列車は定刻どおり上野を発車。発車時に流れるメロディが鉄道唱歌じゃなかったのが地味にショックでした。
大宮までは車窓を楽しんでいましたが、大宮を出ると沿線も暗くなっていき、いつの間にか寝てました。
ところが、急に目が覚めてみると駅に停車中。そうだっ！と覚醒し車外へ。
高崎駅に停車中の臨時快速「ムーンライトえちご」です。
新宿から出発した「MLえちご」は「能登」よりも先に高崎駅に到着しますが、「えちご」はここで先に「能登」が出発するのを待ちます。
というわけで、「えちご」も撮影が出来るわけです。
使用車両は183系。中央本線の特急「あずさ」で使用されていたカラーリングです。
「能登」は程なくして高崎駅を発車。
高崎を出ても私の前の座席は埋まらなかったので、座席を回転させてそこに足を乗せて寝ました。すわり心地はなかなか良かった。
寝たといっても、寝たり起きたりの繰り返しで、湯檜曽駅、土合駅に長岡駅などの要所要所ではちゃっかり起きていました。
列車は北陸本線に入り、下車駅の糸魚川に間もなく到着・・・。
続く。