
「あそ1962」を見送った後は、次の列車まで待機。1時間以上時間があるので、駅前のお土産屋で昼食を。ついでにお土産も買っていきました。
おばあちゃんが切り盛りしている小さなお店です。

立野駅には豊肥本線の他に、南阿蘇鉄道が分岐しています。また阿蘇観光に来た時はこっちにも行ってみたいですね。
これはMT-3000形で、流線形のなかなかいけてるデザインですが、両運転台のために、流線形の両運転台車という多少おかしな車体形状になっています。

第22走者:豊肥本線 普通(キハ200系) 立野(12:54)→肥後大津(13:06)
豊肥本線をさらに西へ行きます。このキハ200系はもう20年も前に登場した気動車ですが、今でも通用するいいデザインの車両だと思います。

第23走者:豊肥本線 普通(815系) 肥後大津(13:09)→熊本(13:44)
肥後大津から豊肥本線は電化されているので、ここからは電車になります。
815系は側面窓がとても大きく、しかもピラーなどが無いので車窓を楽しむにはもってこいの車両です。ただ、紫外線吸収ガラスを使用しているので景色が青く見えてしまうのが残念・・・。

大分から九州を横断して熊本に到着。乗り換えの合間に787系特急「リレーつばめ」を撮影。

第24走者:鹿児島本線 普通(817系) 熊本(13:57)→上熊本(14:01)
熊本からはひとつ隣の上熊本駅へ。817系は815系の派生バージョン。黒メインのシックな色合いで、座席は815系のロングシートと違って転換クロスシートです。

上熊本でも、乗り換えの合間に787系特急「有明」を撮影。ここら辺は特急街道なので特急がバンバン通っていきます。

第25走者:熊本電鉄菊池線 普通(5000系) 上熊本(14:20)→北熊本(14:29)
上熊本駅からは熊本電鉄に乗り換えます。それに乗車する電車がこの5000系!
「青がえる」と呼ばれ親しまれていた東急の名車5000系を譲渡してもらったもの。超軽量車体やカルダン駆動を採用した高性能電車で、昔は色々な中小私鉄で見られましたが、現在現役なのはこの熊本電鉄のもののみ。
こうやって現役の姿を見れるとは嬉しい限り。九州まで来たかいがあったというものです。

この5000系、路線の輸送量に合わせて1両で運転できるように改造されているのですが、反対側の顔は妻面の面影を残したまま簡単なもの。模型の制作欲をくすぐる車両です。

車内はというと、特にいじられもせず東急時代のまま。まるでタイムスリップしたかのようです。

特に見ておきたいのは吊革の広告。渋谷109の広告が当時のまま残っています!

終点の北熊本駅に到着。5000系はすぐに折り返してしまいますがそれには乗らずに一本待つことに。

北熊本は熊本電鉄の車庫があるため駅にいるだけでも楽しいものです。これは元都営三田線の6000系。
ちなみに、以前は静岡鉄道の100形も走っていたのですが、残念ながら現在はいません。

5000系は2両が在籍していて、片方の1両が1日中運用に入っています。もう片方の5102Aは車庫で休んでいました。
隣にいるのはモハ71形で、今では貴重な買収国電という電車。現在でも稼働し、工場の入換機として活躍しています。
・・・そんなことより雪がすごい。阿蘇山付近ならまあ山の上だし、雪が降るのもわかるのですが、このような平地にも降るとは。九州って雪に無縁な地域だと思ってたんですが、しっかり降るんですね。
もっとも雨に降られるよりは全然マシですし、雪の中を走る九州の電車を撮れるのは貴重なことです。この際楽しんでしまいましょう。

6000系。熊本電鉄の6000系はどの編成も微妙にカラーリングが異なります。先程の車庫で休んでいたのは三田線時代の塗装ですが、これは黄色の警戒色を窓周りに塗ったもの。

第26走者:熊本電鉄菊池線 普通(5000系) 北熊本(15:02)→上熊本(15:11)
さて、再び5000系に乗って上熊本に戻ります。
現役最後の5000系、少しでも長く走り続けてほしいです。
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