黒鉄重工

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天竜浜名湖鉄道と豊橋鉄道に乗る 前編 【2014/06/01】

2014-06-20 03:28:36 | 鉄道撮影記

天竜浜名湖鉄道をまだ完乗していなかったので、いぶき萃香501@琥龍氏(@kuryuu_ED501)と一緒に乗ってきました。
掛川駅集合だったので、とりあえず駅舎を撮影。2014年1月に駅舎が建て替えられましたが、旧駅舎の外観復元と資材の使用しているので、往時の雰囲気を残しています。



バスが停まっていたのでささっと撮影。
掛川バスサービスの三菱エアロミディ。掛川バスサービスは静岡鉄道のグループ会社で、静鉄バス掛川営業所と大井川鉄道バスの路線を引き継いだもの。塗装パターンもしずてつジャストラインのノンステ・ワンステ車の色違いです。
掛川市の市街地循環バスに充当されていました。



ジーネットコーポレーションの日野レインボーII。ジーネットコーポレーションは聞いたことがなかったですが、観光バスを主に運営している会社のようですね。
これも循環バスですね。



では、合流したところで天浜線のホームへ。この日は沿線でさわやかウォーキングが開催されていたので、1両増結していました。乗客も多かったです。



天浜線の中間辺りにある主要駅、天竜二俣駅まで乗ります。



そして、天竜二俣駅の車庫見学ツアーに参加。いろいろな重要文化財が見られるそうですよ。
これは給水塔。蒸気機関車時代に使われていたもの。水源は脇にある井戸から確保しています。
井戸の水源は現在も気動車の洗車機に使われていて、水道代の削減に大いに役立っているとか。



浴場。機関士に付いたすす汚れを落とすためのもの。今は使っていないですがこうして残っています。奥にはヘッドマークが置いてありますね。
あと、宿直室にスーファミが置いてありました。なぜスーファミなのか。



そしてツアーの主役である転車台。
よくこんな手間のかかりそうなものを今まで使い続けてきたものです。車庫が手狭だったから使い続けるしかなかったとかなんとか。それが今や文化財です。



TH2100形が転車台に乗り、デモンストレーション。回転します。



転車台は電動式ですが、手動でも動かせるようです。



転車台とともに重要文化財に指定されているのがこの扇形車庫。これも蒸気機関車時代の設備です。
転車台は(使われていないものも含めて)全国にそこそこあるかと思いますが、扇形庫と一緒に残っているのは結構珍しいとのこと。
昔は6両分の車庫がありましたが現在は4両分に縮小。なのでずいぶんとコンパクトです。
蒸気機関車が引退してディーゼルカーになっても残ってきたのはやはり車庫が手狭という事情によるものらしいです。



TH2100形とイベント用のTH9200形。TH9200形の塗装は爽やかで素敵ですが、複雑すぎてモデラー殺しですね。



扇形庫じゃない車庫には整備中のTH2100形。



扇形庫の奥には蒸気機関車の部品を製作していた部屋を活用した資料館が。色々展示してありますが、見学時間が5~10分くらいだったので全然見られませんでした。もっと見たかった。



ここで鉄を溶かして蒸気機関車の部品を自作していました。部品を機関区ごとに自作していれば機体ごとに個体差や性能差が出てくるのは自然ですねぇ。



車庫線から垂直に交差しているレール。今の資料室に繋がっていて、あの部屋で製作した部品を台車に乗せて運んでいたんだそうです。



(次の列車に間に合わせるために)結構な急ぎ足で見学を終えた後は、駅の脇で保存されている車両を見に行きます。何年か前に中の人として行ったことがありましたっけね。



ナハネ20-347。初代ブルートレインの20系寝台客車です。
天浜線(その前身の二俣線含む)とは何の縁もゆかりもない車両ですが、それは天竜二俣駅構内に鉄道公園構想があったため。ナハネ20を持ってきたものの構想はポシャってしまったので、車両のみ残されてしまった状態です。
他にも貨車やディーゼル機関車もあったようですが、解体された模様で。
今となっては大変貴重な20系客車。



キハ20-443。天浜線の前身である国鉄二俣線で走っていたキハ20系です。
エンジンがかかる状態にまで整備してあるようです。



倉庫用(?)の国鉄コンテナ。昔は普通のJRFコンテナだったような気がしましたがいつの間に。


列車の時刻が近いのでささっと見ただけでした。近くに保存されているC58はすっかり忘れていましたね。


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