掛川城でのポプサミから再び大井川鐵道のSLフェスタへ移動。
千頭からのSL急行が到着する頃を見計らって移動してきたので、ちょうどC10形8号機の「かわね路」14号が入換作業を行っている最中でした。
写真だけだと新金谷を出発して金谷駅まで行っているようにも見えますが実際は客車を転線させるために分岐器の外側まで列車を押し出している格好です。
SLフェスタということもあってこの日は展望車のスイテ82形も連結されていたようです。
個人的に今回の目玉として注目していた井川線の体験乗車。前編でも話したとおり山奥からわざわざ客車と機関車を下ろしてきて、新金谷駅から分岐する大代側線で百m前後を往復するというものです。
旅客列車の営業運転では使われない大代側線の上を堂々と乗ることができるという点でも注目です。まあ今回は乗らなかったんですけれども。
井川線と近鉄とSLが一緒に写っている光景。なんだこれ。ごった煮が過ぎているぞ。
さて陸橋を降りてみます。もう時間も遅いし客もいないしで今日の運転は終了かな・・・と思いましたが、あと1便だけ走ったら終了とのこと。乗るか撮るか二者択一で悩みましたが、撮ることに。いぶき君は乗りました。
ゆっくりとした速度で大代側線を進みます。機関車はDD20形6号機聖号と客車+制御客車という最小編成。
折り返しは踏切を渡る所を撮影。
大代側線はめったに使われない線路なのでこの踏切も開かずの踏切ならぬ閉まらずの踏切なのですが、その割には良い設備を持った遮断器でしてそのギャップが好きなのであります。大代側線名物と言えます。
ただでさえ踏切が閉まらないのにそこをあろうことか井川線が走っているというのが良いのです。
井川線に満足したので新金谷駅へ戻ります。駅舎から見て線路の向こう側つまり今我々がいる側というのは公園になっているのでそこから車両区の様子が見放題になっています。
そこにいぶき501号機がいたのですが、なんだかいつもと様子が違う。
・・・よく見たら車体の裾に白帯が塗られている上に雪かきも付いていますね。これ、前職の大阪セメント伊吹工場時代の形態じゃないですか。朝見た時は気が付かなかったな。
これはサプライズだったようで、いぶき君はそれはもう大喜びでした。なおSLフェスタの2日間だけのお姿でした。
客車を入れ換えするE10形2号機。
世が世なら工場の専用線から再就職した電気機関車と、独自色に塗り替えられた国鉄払下げの旧型客車で組まれたような地方私鉄の客車列車ですねぇ。
短編成の電車/気動車とコンパクト化された線路の地上設備が相まってこういうゴチャッとした入換作業も珍しいものになったんじゃないでしょうか。分岐器を何本も渡って列車をうねうねさせる姿はついつい時間を忘れて見入ってしまいます。
その後到着した「かわね路」2号のC11形190号機の転車台回転を見物。
見るもん見たので帰ります。金谷までは7200系でした。これに当たるとちょっとうれしくなる。
なお臨時列車だったので方向幕が「臨時」でした。特にオチなし。
以上です。おしまい。