キット:ホーカー ハリケーン Mk.I「ジュニアセット」(アルマホビー)
仕 様:カナダ空軍第1飛行隊(1940年)
CF-18ホーネットのバトル・オブ・ブリテン記念塗装機を作ったのをきっかけに、当時の戦闘機も作って並べたいと思いましたので、積んでありましたアルマホビーのホーカー・ハリケーンを呼び出して作りました。
アルマホビーはポーランドにあるまだ若いメーカーですが品質はすばらしく、東欧メーカーにありがちな組立時のストレスがほぼ感じられないキットでした。おすすめできるメーカーです。
カナダ空軍第1飛行隊は、第二次世界大戦が勃発後にイギリス連邦の名において戦地へ送られたカナダで初めての飛行隊と言われています。特に、バトル・オブ・ブリテンでの戦闘に貢献したことで知られています。その時に彼らが装備していたのがハリケーンMk Iなのです。
ハリケーン自体は鋼管羽布張りの古めかしい構造と練習機のように分厚い主翼など、凡庸な戦闘機だと思っていますが、必要なときにその場にあったという点でバトル・オブ・ブリテンのイギリスの勝利に少なからず貢献していることはそうでしょう。そう思うとやはり頼もしい戦闘機「偉大なる二番手」に見えるのです。
アルマホビーのハリケーンは外形や彫刻が良く組み立ても容易で、この品質のキットが数千円程度で堪能できるのはえがたいことです。今の同社のキットは高騰してしまったのですが。
初期型のハリケーンなので主翼にある8丁の7.7mm機銃が武装です。弾幕を張るような射撃になりますが、威力がいまいちなのと意外と機体が重くなるのでMk II以降は大口径機関銃を積むようになっていきます。
ひっくり返った姿。キットの主脚はしっかりと固定されるので安定感が高いです。実用的なのです。
胴体後部の鋼管羽布張りの質感が素晴らしいです。
CF-18との時空を超えた並びです。これがやりたかったのです。満足しました。
以上、ホーカー・ハリケーンMk Iでした。