路線バスに乗って場所を移して、リドー運河の8連閘門のところから6kmくらい上流にきました。ここにも9番目と10番目の閘門があります。この閘門を抜けて少し遡上すると、人工の運河は一旦途切れて、天然のリドー川に合流します。
閘門扉はさっき見たのと同じですね。ここの扉はその上を歩けるようになっています。ちょうど渡っている人が写っていますね。私も渡りました。
巻き上げ機でチェーンを巻いて扉を開閉します。
中々の流量です。ちょっと氾濫寸前でおっかないくらいです。
閘室です。今は水位が下がっている状態です。さっき見た船はここまでは来ていないんでしょうか。
ここまで来た目的は実は運河じゃなくて鉄道です。ここにはOトレイン (O-Train) という旅客鉄道が走っているのです。ここはカールトン駅 (Carleton) です。
線路際で待っていると、赤い気動車がやってきました。ライトレールと言うにはやや大柄な車体です。このOトレインは貨物線を転用して運営している路線なのです。なので車両もヘビーレールサイズです。
カールトン駅に入線する気動車。車両はアルストム製のコラディア・リント41 (Alstom Coradia LINT 41)。全長41mの2車体連接式低床車体ディーゼル気動車です。肩が広いのが好印象ですね。これはC9編成で、全部でC4~C9の6編成がありにけり。
反対側からもC4編成が来ました。Oトレインは単線で、カールトン駅は列車交換可能な駅なのでちょうどここですれ違いするんですね。
ちなみに撮り鉄しているワイに気づいたのか、運転手がノリノリでダブルサムズアップ👍️👍️をしてくれました。たまにこういう主張の強い運転手さんがいるんですよね。
これに乗ってベイビュー駅 (Bayview) へ移動します。
ベイビューを折り返し出発するC4編成の後追い。まあヨーロッパ的気動車ですわな。
OCトランスポの路線バスとの立体交差。
もう1本待って到着する列車も撮影します。C9編成でした。2本で回しているようで。ちなみに列車は12分間隔です。
これを見終えたら今日の行動は終了して、黒鉄重工オタワ前線駐屯地(監獄ホステル)へと戻ることにします。
ベイビューは路線バスとの乗換駅なので、適当に最初にやってきたバスに乗ってダウンタウンへ戻りました。余談ですが執筆現在ではライトレールが新規開業していて、今はバスじゃなくてそれに乗り換えて移動できます。
監獄ホステルの様子をお届けしましょう。寝室もとい独房のある廊下はこんな感じ。みっちり詰め込まれていて、レオパレスよりも密度が高いです。
それでも基本的に相部屋住まいとなるユースホステルにおいて個室主体ですので、プライバシーやセキュリティ上は有利です。そういう点で実は気に入っているホステルです。
鉄格子の扉にはテキトーに鉄板が貼られています。一応プライバシー配慮なんでしょうか。上か下から覗き放題なんですけどね。
廊下。レンガむき出しの薄暗いアーチ屋根とか、雰囲気出てます。
共用スペースです。ホステルとして必要なものは揃っていて、普通に快適です。ホステルに泊まれる人は全然楽しめるでしょう。話の種に泊まってみるのはアリですね。
もう20時前ですが、ようやく夕ご飯です。こんな時間でもまだ明るいのが夏のカナダです。
ホステルの近くにあるハイランダーパブで一杯引っ掛けようという趣向です。パブだとぼっちでも比較的入りやすいんですよ。
ぐえーうまい!カナダではペールエールやIPAを飲みましょう!おいしいです。
食べ物はこの、豚スペアリブセット。甘い味付けのソースは正直ビールに合うとは思えませんが、カナダ人はこういうのが好きなんだろうね。付け合せが丸のとうもろこし1本という雑さもむしろ好きです。
いい感じに酔っ払ったら4日目は終了です。歩き回ったので疲れたー。明日の予定も目白押しなので、夜ふかしせずに独房で眠りにつきました。
5日目へ続く。
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