黒鉄重工

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大井川鉄道で日帰り温泉 前編【2018/10/16】

2025-01-23 20:10:32 | 鉄道撮影記
2018年10月16日。
静岡県榛原郡川根本町にある寸又峡温泉へ温泉に入りに行くべく、大井川鉄道は新金谷駅におります。単純に大井川鐵道に乗りたかったのと、寸又峡温泉への狭い道路を自家用車で通り抜ける自信が無かったのです。今思うと可愛らしい理由ですね。
フリーきっぷを買って乗り場へ。E10形1号機と21001系がいました。


この16000系に乗って千頭駅まで乗ります。7200系に乗りたいと思えどなかなか当たりません。


千頭駅に着くとトーマス軍団のヒロとパーシーの周りに足場が組まれつつありました。もうこの年のトーマスフェアは終わっています。この後どうなってしまうのか、後編をお楽しみに。


寸又峡温泉へは千頭駅で路線バスに乗り換えます。この古そうな三菱ふそうエアロスターが連れて行ってくれます。エアロスターだけどトップドアで観光マスクなのよ。


一番前のかぶりつき席を取れたのでそこに座ります。観光マスクなので前がよく見えますね~。
奥泉駅まではダム工事により整備された立派な片側2車線道路を走りますが、そこから先は本格的な山道です。路線バスが通行するのが精一杯の道幅だけです。こんなところで対向車と鉢合わせしてしまったらイヤだね。


あっ!!
いわんこっちゃない・・・。


すれ違い不可能な位置での鉢合わせ、対向の乗用車が下がって譲るしかありません。こっちは路線バスなんだ。この道幅ですれ違えられるバスもすごいテクだ。


終点の一つ手前の温泉入口で下車します。ここにはかつて千頭の山に根を張るごとく線路を伸ばしていた千頭森林鉄道の車両が静態保存されています。
機関車、客車、運材車*2の計4台です。前にも見たことあったんですが、その後化粧直しされたという情報を入手したので自分でも見てきた次第。


ペンキを上塗りしただけだと思いますが、それでも見た目がきれいならほとんどの素人は騙せるのでこれでもいいのです。


公衆浴場を目指して寸又峡温泉の道路を歩いて進みます。千頭林鉄のあった時代は大間という名前の集落で、千頭林鉄の基地にもなっていました。


さっき乗ってきたバスが折り返して戻ってきました。バス停で帰りの登山客を拾うようです。なかなか風情があると思います。紅葉にはまだ早いですね。


二宮尊徳像が建っているということは、この辺に学校がある/あったということです。


ニノさんの像のある場所は旧大間小学校の敷地です。1886(明治19)年千頭学校の分校として創立し、1965(昭和40)年奥泉小学校と統合されて廃止されています。今は温泉のイベント広場になっているようです。
青い建物が当時の校舎だったものです。廃校になって50年以上経っているとは思えぬ外観をしています。まあ外観は改修されているように見えますけど。玄関がオフセットされていますが、後者の向かって左半分は解体されたようにも見えます。実際のところどうなのかは調べればわかるかもしれませんが今回は割愛(手抜き)



集落の奥の方、終点のバス停まで来ました。うおー、バス停にお土産屋さんが入っている!これはエモい。


いやー、これいいですよ。高低差のある地形が良い。簡単に行ってしまえば旅情です。温泉地のバス停としては100点満点です。


なんと切符売り場もある!しかも有人窓口付き(現役)!
お土産屋に販売を委託しているのでしょう。ただのお土産屋ではなくちゃんと交通機関としての役目も果たしておられます。その隣ではソフトクリームやかき氷を売っているんだから商魂たくましい。バスの待ち時間にはぴったりです。


路線図と運賃表。列車乗り換えで金谷や井川までのきっぷも窓口で買えます。
ここまでフリーきっぷで来てしまったことを少し後悔。せっかくなら窓口で買ってみたかった!


出発するエアロスターを見送ります。いい眺めだ~。
当時はほぼ通年ここまでバスが乗り入れていたんですが、執筆時現在は押し寄せた観光客が狭い道路を歩くようになってバスの通行に支障が起きているので、冬の閑散期を除いて機関車が保存してある手前の温泉入口までしか来ません。
このバス停もお土産屋としては営業していますが、ぜひバス停として使っている冬にここを訪ねて乗り降りをしてほしいものです。


さて温泉です。掘っ立て小屋のような公衆浴場ですが泉質は本物です。露天風呂しかないです。

というところで今日はここまで。