67camper's Blog

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ヨーロッパのグリフィンはやっぱりこれだ!

2008-11-07 02:01:17 | jazz & vocal
The Man I Love/Johnny Griffin
(Black Lion PA-7068 jp.reissue)

 テナー1本で幾多のバンドで勝負して来たジョニー・グリフィンの後期はやはりヨーロッパでの活躍だと思います。最後には米国に却っての録音もありますから中期というのがあたりかもしれませんね。レーベルで言うと、ブラックライオン、スティープルチェース時代と言えますね。この時代、単身ヨーロッパに渡りクラーク/ボラン・バンドに属したりでとても精力的ですよね。1967年、ホームグラウンドとでも言うべきデンマーク、コペンハーゲンの「カフェモンマルトル」での本日アップのライブはこの時代のグリフィンの最高傑作といっても過言ではないと思います。本日はこの実況録音盤をアップいたします。

 何と言ってもマイナーなテーマがいかにも日本人好みの「ハッシャバイ」が取り上げられているのが人気の秘密だろうと思います。好き嫌いの多い晩としても有名なジャズランドのケリーダンサーズでも取り上げられた十八番です。このメロディのよさはまた格別です。そういえば日本人ドラマー、森山威男さんも取り上げてましたよね。このライブのメンバーはグリフィン、Kenny Drew(p), Neils Henning Фrsted Pedersen(b), Albert Heath(ds)といヨーロッパでは無敵とも言えるトリオをバックにしたワンホーンカルテットです。A-1のヒースのドラムソロで始まるタイトル曲「The Man I Love」からブローしまくりのグリフィンが聞けます。特に急速超の曲への対応は文句なしです。そしてA-2の「Hush A Bye」での「うねり」はグリフィンならではですよね。B面のブルースや「Sophisticated Lady」も捨てがたいですがやはりA面ですね。リリカルなドリュー、思いほかタイトなドラミングを聞かせるヒースの好演も光ります。

 所有盤は30年ほど前に新潟の中古レコード店“ブラックライオン"の開店時に購入したJapanese Reissueです。ヨーロッパのグリフィンの代表的一枚として有名ですよね。