(半紙)
今回の書展に出品していた作品のひとつ、山頭火の句
「うれしいことも悲しいことも草しげる」
この句が一番書きたかったのに、最後まで書けなくて苦しんだのでして。
でもその分、思い入れもあって
ひっそりと佇んでいる感じにしたかったので、会場の隅っこに。
普段はキッチンの脇にいる枯れ枝に寄り添ってもらい。
当たり前だと思っていた日常に、突然やってくる
悲しいこと、悔しいこと、もちろんうれしいことも
ゆっくりと・・自分の中で、そのまんまを受け入れることができたら
いつかは根を張り、芽を吹き、花を咲かせることができるといいなぁ・・って
本当の強さって、我慢したり頑張ることじゃなくて、
風に吹かれて揺れる草のように、しなやかな心なのかな・・って
山頭火さん。
今日もありがとう