心の免疫力~書とことばから

もっと暮らしに書やARTを~
雲のように水のように あっけらかんと自在に生きるヒントを
求めて~ by 沙於里

オリオン座流星群を見に

2009-10-21 | 漢詩
                      七言二句   (半紙)


陳普の句。
「雲邊月色人千里 竹裏秋聲酒一壺」

雲間の月は千里はなれた人を照らし、私は一壺の酒を酌んで竹林の秋声をきく、と。

なんとも風情ある句よなぁ 

時間の長さは誰にも同じようにあるはずなのに
その速さは使い方や感じ方、生き方によって人それぞれ 

ところで19日から始まったオリオン座流星群、25日にかけて夜空を賑わすらしく。

おととい深夜、Kちゃんと近くの川原まで流れ星散策に出かけて。
見えるかなぁって5分位空を仰いでいたら、長くて太い軌跡が見える位の流れ星 
一瞬だったけど、目にも心にもやきついて。

この流星、約3000年前にハレー彗星が放出した塵なんだと。
長い旅をして来て、私たちが見ることができるのはほんの一瞬。

そう考えると、人の人生も出会いも、なんと儚いものよのぉ。
そう考えると、日々を大事に、ひとつひとつの出会いも大事にしたいなぁとつくづく。

今夜21日23時頃から、1時間に50個とピークとのこと。
今年は新月に当たり、月明りの影響も少なくよく見えるらしいですよ~ 


コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ほおずきの笛の音って・・

2009-10-20 | 植物・畑・公園
                     「特等席に飾っています」 (はがき)

書道教室にいらしている森さんより、びっくり大きなほおずきを頂く。
宮崎のほおずきとか。



子供の頃、母とほおずきの笛を作ったなぁ 

中の果実の皮を破らないように、ちょっとづつ揉みながら中の種や果肉を
搾り出したか、口で吸ったような・・結構むずかしいんだな、これが
それを風船みたいにして笛に。

う~ん。。でもどんな音がしたのか思い出せない。。
このおっきなほおずきだったら、いい音がするかなぁ 

でもなんだかもったいなくて剥けない。
今はうちの特等席(と言ってもテレビの上)に鎮座しておられます。
森さん ありがとうございました



コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

垂直軸を探しに

2009-10-19 | 禅語・般若心経
                       「佇」   (はがき)

昨日は、この前たまたま立ち寄ったBOOK OFFで買った本を読んでた。
山折哲雄という人の『早朝座禅~凛とした生活のすすめ』 祥伝社

今の私にはなかなか興味深いことが書かれていて、中にこんな話が。(要約)

今の時代は、ネットワーク作りだとか共生といった、「横軸」の人間関係を
生きていく上でのキーワードにと持て囃されている。

けれど個々の感受性を研ぎ澄ますには、「ひとり」の時間も必要なのだ。
なぜならば、それが「個の自立」を生み、健全な心を育てるからだと。

そして、その「ひとり」になるために、著者は3つのことを心がけていると。

1.まずは庭に佇むこと。自宅の庭、公園など木々草花のあるところならどこでもいい。
2.川原で風に吹かれること。川の流れを眺めながら風に頬をさらす。
3.山道を歩くこと。

そして、できれば大地で仰向けになること。
さすれば、天と地を感じ壮大な「垂直軸」の存在を痛いほど感じられ、
「横軸」の不安や不満など吹っ飛んでしまうぞよ、と。

なるほど~と、私はちょっと力をもらった 

これを、やだ・・宗教?と思うか、心の持ち様と思うかは人それぞれってことで 

コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

いとしやホトトギス

2009-10-18 | 植物・畑・公園

何年か前に、絵手紙教室のNさんに頂いたホトトギスが咲き始めて。
いつ見ても不思議な姿だけど、いとおしや 

漢字で書くと杜鵑草。
花の図鑑で調べると、花にある斑点模様が、鳥のホトトギスの胸の部分にある模様と
似ているからこの名に、と。
でも鳥のホトトギスは「不如帰」と書く。

花言葉は「永遠にあなたのもの」とか。
この花言葉のサイトで、自分の誕生日を検索してみたら
花言葉とこんな性格ってのが載っていて、ちょっと笑えた。

ちなみに今日10月18日が誕生日の人の花は秋海棠。花言葉は永遠の栄え。
花言葉検索は こちらから ←をクリック

お時間あったらお試しあれ~ 
画面右側にある、誕生花 花言葉カレンダーから自分の誕生日をクリックすると見られます。

↓の写真は、昨年埼玉の叔父宅に行った時、近所を散歩していて見つけたホトトギス。
どなたかのお庭ではなく、ほんとの道端。感動的でした 




コメント (10)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

お習字にはないもの、書にあるもの

2009-10-17 | 木簡

                       木簡節臨 (半紙)

お習字にはないもの、そして書にあるものとは。

大学4年の就職活動の時、職業適性検査ってのがあった。
いわゆる知能テストみたいなのと、最後にどんな仕事がしたいかを文章で書く欄が。

で、私は、音楽や映像、ことば、色を組合わせる仕事って書いた。
漠然とだったけど、ほんとにそう思ってた。

コンピューターが出した適職欄には「あなたの希望する職業はありません」。
元々そんなのを当てにしてもいなかったけど、今もその思いは変わらないかな。
別に仕事ってことじゃなくてね、興味があること。

話は戻って、お習字にはないもの、そして書にあるものとは・・。
それは書き手の感情、色合い、空気感、そして音楽だ、って思う。

お習字から書になった時、どんな音楽が聞こえてくるか、
書き手が思う音楽と、見た人が感じる音楽は違っても、そこに音が聞こえるか、
あるいは音楽によって、書がどう変化するのか、それも興味深い。

今日の臨書、実は原本をよく読み取れなくて、ちと間違ってるような気もするけど
それが気になる方にはごめんなさい 

実は昨夜からこの臨書に合う音楽を探していて見つからず、更新が今に。。
はてさて・・おこがましくもMiles Davis のMilestones

どうでっしゃろ 


コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

心の免疫力をつけるには

2009-10-16 | 前衛・抽象
                         (45×90cm)


やさしくしたいのに やさしくできない日もある
やさしくされたいのに 意地を張ってしまう日もある

信じたいのに 信じられなかったり
ねぇ・・って声をかけたいのに 我慢しちゃったり

そんなセルフサービスの孤独に 馬鹿だなぁって思いながらも
弱さをさらけ出せない日もある
・・っていうか そんな日ばかりかな 

心の免疫力をつけるには
強さを探すより 弱さを認めることなのになぁ・・って
ぽかんとベランダで座っていたら、ぷくぷくが膝の上に。

そっか・・ぷくぷくは私とみーにゃにないものを持ってるなぁ・・って


心にひとつ 輝いた星を思っていれば夢・・
そう歌う手嶌葵ちゃんの ♪心の調べ は今日の私の漢方薬 


コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ただそんな風に・・

2009-10-15 | 山頭火・放哉・良寛
                          (半紙2/3)


久々に山頭火の句。


時々わからなくなる・・

どの場面にいる自分が 本当の自分なのか
・・っていうか どれも自分なんだろうけど

どこへ行っても「変」って言われると わざともっと「変」を演じてみたり 
時々自信がなくなって 時々わけもなく涙が出る
たとえば そこいらへんの なんでもないことを見つけた時とかに


しぐれて柿の葉のいよいよ美しく

ただそんな風にいたいのに
なかなか好きな自分には会えないもので・・ 

(あ・・落ち込んでたりはしないのでご心配なくう。。)


今日はこの曲に包まれて過ごすなり 
なんだか泣けてくるう。。

Michael Bubleの  Home

コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

心は強く貫きつつ

2009-10-14 | 植物・畑・公園
                      「貫」 (大判はがき)



昨日の絵手紙教室では、父の畑で採れた紫芋を描いて来て下さり。


苗を下さった遠藤さんは、今回はオーブンで焼き芋にしてきたわと
大きな紫芋をお持ち下さり、皆さんで頂く。


紫芋の焼き芋。甘さはさつま芋ほどないけど香りよく美味しい♪
なんとも美しい紫色。自然玄妙。



皆さんの作品 

そして、小室さんちの畑で育ててる紫芋に花が咲いたの~と、一輪。
お芋の花が見られるのは珍しいこととか。いいことあるかな。
オクラの花 にも似ているような。



花はこんなにしなやかでやさしいのに、土の中のお芋はたくましい姿。

心は静かに、強く貫く思いを持ち、けれどそれを敢えて表には出さずに
ひっそりと穏やかに微笑む紫芋の花に、胸がきゅんとなりましたとさ


みなさ~ん。ありがとうございました 
父も母も喜びますです 

昨日は、内藤さんからシュウカイドウを、保坂さんには「白いのが・・・・」って
言ってたからどうぞ~と白い秋明菊の鉢を頂き、また楽しみが増えて
深謝です。


コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

曹全碑 習作

2009-10-13 | 書の話
                          (半紙)


久々に曹全碑を広げてみて、いいなぁ・・と筆をとるも・・
線の切れ味も悪いなぁ 

それでもとにかく半紙に6文字づつ、書いていく。
一発勝負で、書き直しはしないと決めて。

まずは半紙に4文字、それから6文字、8文字と、組み合わせも変えることで
空間の捉え方や、文字の生かし方の勉強になると、よく師はおっしゃっておられた。

原本の「廉」の左はらい、「張」という文字の弓へんのニヒルな表情
「属」のとぼけた造形がなんとも興味深く。

この前TVで、毎日スクワットをたった10回だけど続けることで、
体調が良くなったという方がいて。

たぶんなんでもそうだと思うけど
毎日コツコツと少しづつでも繰り返すことが大事なんでしょうね







コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

目は心の鏡

2009-10-12 | 
                       みーにゃ 10才 ♀



目は心の鏡という。

みーにゃは、今甘えて膝の上でごろごろ言っていたかと思うと
突然唸りだして、一言吐き捨てながら飛び降りる。
もう10年も一緒に暮らしているのに未だに謎だ。

人が来ると一応挨拶に来るも、撫でようとしたらフーっと威嚇するか引っ掻くか、だ。
だから回りの人には、みーにゃは性格が悪いって言われる。(あるいは育て方が悪いと)

でもこんなにアップにしても、みーにゃの目はやさしい。

一方、後から家族になったぷくぷくは、犬のようにどこへ行くにも私について周り、
何をしてもされるがまま。性格はお茶目でわかりやすい。
でもみーにゃが私の膝にいる時はどこからともなく、じと~っと上目遣いに見ている。

猫も嫉妬するわけで。
そんなぷくぷくの目は、どこか野生的。



ぷくぷく 8才 ♀


人も目を見れば、何か感じるものがある。



コメント (10)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする