心の免疫力~書とことばから

もっと暮らしに書やARTを~
雲のように水のように あっけらかんと自在に生きるヒントを
求めて~ by 沙於里

私が私であるために

2009-11-10 | 山頭火・放哉・良寛
                           (半紙)

たたずめば風わたる空のとほくとほく  by 山頭火


なんかね 
山頭火と向き合うようになってから
足りないくらいがちょうどいいのかもって、時々思う。

満たされていると気づかないこと、結構あるような 

と、言いつつ。
知らなくていいことは知らないでいられたら・・とか
路傍の石に気づかずに生きるっていうのも、幸せなのかなぁとか思ったり

たぶん、偶然のような必然に導かれて
人はそれぞれに自分の居場所を見つけるものなのかな・・。

もしかしたら、も少し楽な人生も選べた(る?)のに、
それができない私の偶然のような必然・・・

ま、そんなのが私なんだから、しょうがないね
私が私であるために、必然のような偶然に導かれるままに

ということで、今日の1曲は尾崎豊の  僕が僕であるために


コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

神奈川書家三十人展へ

2009-11-09 | 書展・展覧会情報
                       石川先生(隣は母)

土曜日は母と 神奈川書家三十人展と田村空谷展 へ。

会場につくとちょうどギャラリートークが始まるところで。
会期中毎日午後2時から、交替で出品者の作品への思いが語られる。

この日は若手の青山浩之氏(↓)、桟敷東石氏、西村東軒氏、河野 隆氏。



写真を数枚撮ったところで「ご遠慮ください・・」とのことだったので
残念ながらブログ掲載は諦めるなり 
13日まで開催中なので、是非会場にお出かけ下さいまし。

石川芳雲先生にはお許しを頂いたので、母も一緒に。
今回も自詠の詩(↓)。横浜開港記念にちなんだ詩を詠まれたとか。



今回のはいつになく大作で、益々生き生きと力強い作品に圧倒される。

「僕のは正しいでしょ。」
正しいっていうのは、つまり正面切っての書で勝負ってこと・・と拝察

「先生の作品は、万年青年のように清々しくて、威風堂々とされてますね。」
「僕は、変わったことはできないからね。」と、晴れ晴れとした笑顔で

修練の上の技術、そして技術に裏づけされた作家の個性。
あぁ・・もっともっともっと勉強しなきゃなぁ。。。

でもって、記念に買った図録には、今年もサインと自詠の詩を書いて下さり。
いつもこのヒミツのノート(自詠の詩を書かれたもの)をお持ちらしく。


石川先生は人気があって長蛇の列が。。

石川先生、ありがとうございました 

会場を後にし、同じく関内駅前で開催中の田村空谷展にお邪魔する。
ちょうど先生がいらして、作品への思いを伺い 
珍しく書の作品も数点と、絵画的な繊細でモダンな作品も。
こちらは10日まで開催中。


田村先生
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

むべなるかな

2009-11-08 | 植物・畑・公園
                           上:むべ 下:花梨 
                       野次馬のぷくぷくがちらっと見える?


前回の絵手紙教室のお題のひとつ、秋の果物。



栗、洋梨、林檎、ザクロ、カラスウリ・・そして むべ(図鑑) ←クリック

初めて聞いたこの「むべ」という植物、あけびの一種で漢字では「郁子」と書くらしい。
近所で見つけたからと描かれたNさんが絵にして「むべなるかな」を添え書き。



左の石榴(ザクロ)はHさん。
「なんか偶然、構図とか似てますね~」
「ほんと! 実はね、合宿したんですよ」なんて冗談言いつつ 

「むべなるかな」とは、いかにもそのとおりだなあって意味なんだと。
知らなんだ・・。
詳しくはこちら→むべなるかな

そして先日、ちょうど近所のお庭のむべを頂いたからと、
いつも野菜の苗やらを下さるEさんが持って来て下さり。
なんとも不思議なご縁というか。
で、日々をすぐ記録されるEさん、このはがきも一緒に。



このむべとやら、食べては美味しくないそうだけど
珍しいものに出会えてNさん、Eさんに感謝です 


昨日は神奈川書家三十人展、田村空谷展に。
ここんとこ疲労蓄積中で朦朧としてるので、そのご報告はまた明日にでも 

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

猫くつろぐ小春日和

2009-11-07 | 
                          みーにゃ 10才

ぷくぷくのお気に入りのベランダの椅子の上を
昨日は朝から、みーにゃが占拠して念入りに毛繕い中。

でへっ  って瞬間が撮れて、私もでへっ 

いつもの場所を取られたぷくぷくは、ちょっとふてくされながらも
別の椅子の上で日向ぼっこ。 なんかかなりメタボに見える




君たちのお蔭で、私の心はいつもぬくぬくちゃんよ。
ありがとっ 

おまけのみーにゃ、ぬくぬく→あくび→ごろんまでの図。



この週末は穏やかな秋晴れの予報。 皆さまよい週末を~。
今日のBGMは手嶌 葵ちゃんが歌う Alfie




午後から母と、神奈川書家三十人展に行って来ま~す。


コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

神奈川書家三十人展 明日から

2009-11-06 | 書展・展覧会情報

昨年もお邪魔した神奈川書家三十人展 今年も愈々明日から始まります。

  ◆会期:11月7日(土)~13日(金) 
      7日は正午会場 午前10時~午後6時 最終日は4時迄

  ◆会場:横浜市民ギャラリー1階 JR関内駅南口下車徒歩1分


出品書家は、石川芳雲、石原太流、城所湖舟、齋藤香坡、仙場右羊、
田村空谷、西村東軒、船本芳雲・・・(敬称略)

石川先生は7日正午~、9日は朝から会場にいらっしゃるそうです♪

会期中毎日、午後2時~3時には「出品書家とめぐる書の楽しみ」として
ギャラリートークのようなものもあり、ちなみに石川先生は9日参加予定

石川芳雲先生関連記事 ←クリック


またちょうど11月10日まで、同じく関内駅前・セルテ3階のせんたあ画廊では
田村空谷展も開催中。(↓)



それぞれに個性溢れる作品展、楽しみです 


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

夢叶う 叶える 叶えたければ

2009-11-05 | つれづれ
                      「叶」  (はがき2種)

「夢」というのは、僕にとっては「目標」なんだ 

高校の頃、吹奏楽部の一員として全国大会に出場したことがある。
3年生の時、当時部長だった同級生の通称ゴンがよく言ってたことば 

どうも夢ってのは、どこかに叶わないもの、みたいな曖昧さもあるような。
あ、それは怠け者の私だけかな 


大学時代の友人のK子が、アメリカ人の優しい男性と出会い結婚して
今、アメリカに住んでいるんだけど、彼女が旅立つ前私にこんなことばを。

「夢ってのはね、強く思い続けたら絶対叶うのよ。」

そっか 
私なぞ怠け者の上、諦めも早い方だからなぁ。。。

おととい電車の中で斜め読みしてた本の中にあった「叶」って字が
妙に脳裏に残ったので、のの字式(考えもせず)にあれこれ書いてみる。
(ちなみに同じ筆で。)

左のは、叶うといいなぁ・・って位で
右のは、絶対叶えてみせる!って感じに 

そう。そんなわけで今日の1曲は、ウルフルズの  笑えれば (←クリック)

クリック→歌詞 で見れます



コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

假屋崎省吾の世界展へ

2009-11-04 | 書展・展覧会情報
                            ちらしより

昨日は午前中から友人Sさん母娘と、友人Mさんの娘さんの学校の文化祭へ。
月曜日の強風と突然の寒波とうって変わって、穏やかな快晴に恵まれ気持ちよく。
文化祭なんて、何十年ぶりかしらん 

チアリーディング部に所属している娘さんのSちゃん達の演技を拝見。
TVでは見たことがあるけど、目の前で弾ける笑顔と元気一杯の掛け声で踊る姿には
なんか単純に、いいなぁ!って、ほほえましく 

確か80数名もいた中で、ずっとSちゃんを目で追ってしまい、
小さい頃から知っているだけに、おばさんは何だかうるうるしちゃった。

で、その足でSさんにお誘い頂き 目黒雅叙園 で開催中の假屋崎省吾の世界展へ。


会場入口。花の香りでむせ返るよう。。


園内にある東京都指定有形文化財の「百段階段」を舞台に、
階段脇にある7つの部屋で、それぞれのテーマをもった豪華絢爛な華の世界が。

雅叙園内部のこの建築だけをとっても、天井、欄間、窓には豪華な装飾。
そこにまた假屋崎氏独特の美の世界観が、まさに乱舞してるって感じで

見事な牡丹の花なぞ、なまめかしく妖艶でもあり、どこか儚さを感じたのは
やはり生花ゆえの命の限りを思うからなのかな・・ 

一見、山頭火とは対極の世界のようなんだけど、
表現は違えども、あるものが同じのような気がするのは、私だけかしらん

昨日は休日もあってか観光バスツアーでいらはるお客様も多く、
グッズ販売コーナーにはたくさんのファンの方々が。

ちょうどご本人もいらして、やさしそうな、でも快活な笑顔でずっとサインを。
なんかお人柄の良さを感じ 
TVでお見受けするままの、でもやっぱりオーラのあるお方でした。

実はSさん、假屋崎さんのお知り合い。
私もばっちりサインを頂いちゃいました 
11月15日まで開催中なので、お時間ありましたらぜひ~。
休日はご本人いらはるようです。

帰ったら夜10時。楽しく充実した一日でした。
S家の皆様 色々とありがとうございました~。
懲りずにまた誘ってね 


追伸:
でもって、假屋崎さんも猫好きのようで・・猫のブログされてるようです。 
クリック→假屋崎省吾の本日のお猫様


それから「華道家 假屋崎省吾TOKYOをいける」DVD発売中 You tubeでめっけ。










コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

沸いてくる感情を信じて

2009-11-03 | つれづれ
                        「沸」  (はがき)


「沸く」の意味は・・沸騰する、感情が高ぶる・・ by 大辞泉

沸き立つ 沸き上がる 沸き返る ・・・

誰かが言ってた。
「人は理屈ではなく、心に描いたことによって動くんだ。」

人の行動をいちいち気にしていたら、
あれこれ分析ばかりしていたら、忘れちゃうかも・・
沸き立つ思い 沸き上がる感情 沸き返る感動ってのを 

人は数学じゃないわけで(1+1=2じゃないわけで)
つまり正しい答えなんてものはないわけで 

だったら、自分の中から自然と沸いてくる感情を信じるなり 

もっと本能を揺さぶるような
もっと魂が喜ぶようなことを探すんだも~ん。

一度切りの人生なんだもの 

ってことで、今日の1曲は大好きなJames Brownの  I Feel Good
わかっ。。おばさんみたいだけど、このパンチ!たまらない。




コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

心競わず

2009-11-02 | つれづれ
                           (はがき)

「心不競」 心競わず。

えっと今日は、先日「世界を変える100人の日本人!」って番組で紹介されていた
森を蘇らせる男と呼ばれる植物生態学者の 宮脇 昭さん のお話。

世界中を植林して歩き、森を再生していると。
興味深かったお話がいくつか。

森林伐採や砂漠化で荒れ果てた地に植えるのは、元々その地にあった植物に限る、と。
その地にあったものは、その地の土や風土にあってるからなんだと。
すると必ず、その地は見事に復活する。

そして木というものは、競い合うことで強く成長する・・と。

なんかね、あ・・って 

つまり何て言うか、人も自分らしい居場所があるんじゃないのってこと。
でもって、心競わないんだけど、でも競わないと生きてけない。
矛盾があるようなんだけど「心不競」の「競う」は「比べる」なのかな、と。

大いに競い、でも比べない。
そっか、って今日ひとつめっけたこと 

そうそう、それでその宮脇さんが最後に笑顔でこんなことを。

「私はまだ81歳。あと30年は樹を植え続けますよ」

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

人生に引退なし

2009-11-01 | 山頭火・放哉・良寛
                 しぐれて柿の葉のいよいよ美しく (はがき)

10/15のブログ でも書いた山頭火の句。
先日の絵手紙教室のお題だったので、改めて。細身に洒落て書いたつもり


昨日は、2年半ぶりの某OB会受付係のお手伝いに。
現役の方と、既にリタイアされた方が百数名、懐かしいお顔もたくさん。

ある研究分野において日本を代表されるような方々の、
研究開発の話はもちろん(難しいことは全然わからないけど)たくさんの方が関わって
一つのものを作り上げて来られた、まさにプロジェクトXのようなお話を伺うのは
何度聞いてもドキドキわくわくするもの。

現役を退かれても、そこにはそれぞれの方が情熱をかけて来られた人生そのものが
鮮明に充満していて、同じ空気の中にいることで精気を頂き 

夢や希望を持ち続けていたら、そして人を信じられたら、自分を諦めなかったら
人生に引退なんてないような気がした 


しぐれて柿の葉のいよいよ美しく。

紅葉した葉は舞い降りて終わりではなく、明日への希望を運んでくれるはず。
そんな風に思えた今日の1曲は、QUINCY JONESの TOMORROW
(日本語訳付)





幹事の皆様、諸先生、美女軍団さまお疲れさまでした。
今年もご一緒させて頂き感謝です。ありがとうございました

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする