新・徒然煙草の咄嗟日記

つれづれなるまゝに日くらしPCにむかひて心に移りゆくよしなし事をそこはかとなく紫煙に託せばあやしうこそものぐるほしけれ

瀬戸内&四国ツアー旅行記(その1)呉編<上>

2009-05-04 23:56:37 | 旅行記

090504_1_1さて、「瀬戸内&四国縦断ツアー(トリップ?)」の旅行記を始めます。「トイレから脱出」シリーズのようにダラダラせず、さっさと進めたいと思います。
まずは初日(5月1日)に出かけた
呉に行ったのは、これが3回目になります。でも、前に行ったのは、もうずいぶん前のことで、しかも仕事で、しかもしかも、ほとんど通過に近い状態だったので、ほとんど初めてに近い状態です。
広島から呉までは、JRの快速で約30分、各停で約50分。快速は午前中なら30分間隔の運転なので、結構使いやすいかも。
右の写真、呉の街なかで「にきんさい」と言われてもねぇ、もう、来とるんじゃがねぇ…。

   

5月1日のブログに書いたように、SDカード探しで30分ほど時間を浪費したのち、まず向かったのは大和ミュージアム
ご存じの方も多いでしょうけれど、大和ミュージアムには、呉で建造された戦艦大和の1/10の模型が陳列されています。1/10といっても、全長263.0mもあった巨艦ですから、模型でも26.3mあります。
090504_1_2
模型の上に、同じ縮尺の乗員の模型も乗っていまして、それが等身大だとこんな具合。
模型の大きさも、戦艦大和の大きさもどちらも凄いです(アップしたらボッケボケ)。
090504_1_3_2 左の写真は艦首のアップ
これが70年前に建造された船…。
並外れた幅を持った巨艦にもかかわらず、何でしょうね、この繊細か美しい曲面…。

水族館で大水槽を泳ぐサメを見た時、サメの造形に惚れ惚れしました。胴体の形に加えて、いくつもついている何対ものヒレ…。きっと、サメの生態にもっともふさわしいパーツがふさわしい形で「生えている」んだろうな、と思いました。
それに近い感動を、この船首に覚えました。
戦艦という性格上、「どう見えるか」という要素は皆無とは言えないまでも、性能を最重要視して、当時の予算と技術を可能な限り注ぎ込んだ結果、造りあげたものなんでしょうね。
その後のこの船の末期を想うと切ない…。
「こんなモノを造って…」と、今になって言うのは簡単ですけれど、そんな言葉が限りなく軽く表層的なものに感じられてしまいます。

戦艦大和は長崎県沖の水深300m以上の深海に沈んでいます。
現在の大和の状況はこんな具合のようです。
090504_1_4

   

大和ミュージアムの次に行ったのは、通りをはさんで反対側にある「てつのくじら館(海上自衛隊呉史料館)」です。
まず、実物の潜水艦の大きさに圧倒されました。
090504_1_5
海面に浮上した潜水艦は見たことがありましたが、陸に上げてみるとこんなにデカイとは思いませんでした。まさしく「氷山の一角」しか見ていなかったんですね。
史料館自体は、この潜水艦の奥にありまして、機雷の掃海作業に従事する海上自衛隊の活動を中心に展示が行われています(そこは、海上自衛隊の広報施設ですから)。
090504_1_6そして、圧巻は、この潜水艦の中。
廊下が狭い!
人ひとりが通って、もう幅一杯です。
さすがに機密の固まり(「気密」の固まりでもある)である潜水艦でも最高ランクの機密の部屋「無線室」には鍵がかかっていましたが、司令室はテレテレと見学できました。思っていた以上に「アナログ」の世界だったのは驚きでした。

そうそう、海上自衛隊の「潜水艦乗り」については、下に紹介する本がお奨めです。

兵士を追え (小学館文庫) 兵士を追え (小学館文庫)
価格:¥ 810(税込)
発売日:2007-11-06

と、明日(5月5日)になってしまう

呉編のつづきはまた明日。

 

つづき:09/05/05 瀬戸内&四国ツアー旅行記(その2)呉編<下>

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする