鞆の浦から路線バスに乗った私、30分強の所要時間で福山駅に到着(17:28)。携帯でダイヤを調べると、17:40発の新幹線がある
急いでみどりの窓口に行き、福山⇒岡山⇒高知の乗車券を購入です(福山⇒岡山⇒琴平⇒高知の特急券は事前に購入済み)。
私、みどりの窓口って好きじゃないんだよなぁ。旅行相談を始める人がいて、なかなか列が進まない…。みどりの窓口といえばこれ
。志の輔の「みどりの窓口」、最高
案の上、「フォーク型行列」に慣れていない
おじさんが駅員さんに食ってかかるシーンがあったりで、結構きわどいタイミングでしたが、無事に乗車券を購入して、一路岡山へ

そして、福山から
15分弱で岡山に到着

岡山では、何の事前情報もなく飛び込んだ
焼き鳥屋が大当たり(お通しから始まって、すべてのメニューが
excellent
、隣の方々の会話がこれまた
good
)で
大満足でした

そして翌朝(5/3)、駅ナカでサンドウィッチを買って(岡山のホテルは朝食無しプラン)、特急 南風3号に乗車。図らずも(ホントです)、南風3号はアンパンマン列車でした。外装も内装もアンパンマン一色です。グリーン車だって、ほら。
普通車の内部も、
この「南風3号」、最初に予約しようとした時には既に満席、出発の1週間前になって空席が出てようやく指定席がとれた経緯があります。
混んでるんだなぁ、と思っていたところ、続々と指定席に乗り込んで来たのは、おじさま&おばさまからなるアマチュアカメラパースン集団でした。
どう見ても、既に退職されて悠々自適の生活をされているらしき世代の方々です。どうして「毎日が日曜日」的生活をされている方々が、よりによってGWに動く?
こうしたお年頃の方々の消費が日本経済に多大な貢献をされていることは重々理解しているつもりです。でも、よりによってGWに動かなくてもいいんじゃない?と思います。
都内の美術館にしてもそうです。なんで混んでいる土日祝日にやって来る?
とまぁ、たまったモノを出させていただきました。

座った座席は、進行方向に向かって左側の窓際です。瀬戸大橋からの眺めが楽しみですぅ~
余談ですが、出発前の4月28日、BSフジで「全国百線鉄道の旅『土讃線』瀬戸大橋線・土佐くろしお鉄道」が放送(再放送?)されまして、私は、「これ幸い
」と録画し、そして2回視聴して旅行に備えたのでありました。
さて、列車が岡山駅を出発して、すぐに左にカーブして進路を南にとります。ちょっと日差しがきついけれど、瀬戸大橋からの眺めには代え難い、と思っていました。すると、私の隣に座ったおばさまが、「すみませんけれど、カーテンを閉めてもらえますか?」ですと
「まぁ、瀬戸大橋にさしかかったら、カーテンをちょっと開けて瀬戸内海を眺めればいいや」と、鷹揚な私はカーテンを閉めたのでありました。もっとも、「予習」のおかげで、瀬戸大橋では列車は自動車道の下、トラスに囲まれて「日当たりが悪い」ことを知っていたもので…。
で、瀬戸大橋。さすがに窓ガラス越しで色合いがパッとしないのはご勘弁を。
そして、私は生まれて初めて四国に侵入(?)したのでありました。

香川県に入ると、線路の周りのところどころで麦畑を見ることができました。
「麦秋(小津監督の映画でこのタイトルの作品がありましたねぇ)」にはちょいと早い時季ですが、それでも、見た目は十分に「麦秋」です。
最近の讃岐うどんは、原料の大部分をオーストラリア産の小麦に頼っている(品質も讃岐うどんにぴったりらしい)と聞いたことがありますけれど、今でも小麦をつくっているんですね。
なかなか見ることのできない麦畑の景色を楽しんでいるうち、さっさと
琴平に到着。
岡山駅を出発してからほぼ1時間。なんだかんだ言われながらも、瀬戸大橋、恐るべし…。
つづき:09/05/08 瀬戸内&四国ツアー旅行記(その7)建物編