新・徒然煙草の咄嗟日記

つれづれなるまゝに日くらしPCにむかひて心に移りゆくよしなし事をそこはかとなく紫煙に託せばあやしうこそものぐるほしけれ

吾妻橋といえば…

2009-05-30 08:43:04 | 演芸・演劇

昨日の朝、いつものように赤羽駅まで行くと、京浜東北線の一部に遅れが出ているというアナウンス。
いつもなら、赤羽始発の京浜東北線に乗り、座って読書しながら職場に向かう私ですが、ダイヤに乱れが発生した場合は、宇都宮線・高崎線で上野まで行き、上野で山手線・京浜東北線(最悪の場合は地下鉄)に乗り換えることにしています。ただし、このルートだと座っていけるはずもなく、よほどの幸運に巡り会わない限り、新聞や本を読むのも難しい。
というわけで、iPodで落語を聴きながら(落語は読書のBGMには不適格です)電車に乗ることにしました。

   

昨日聴いたのは、瀧川鯉昇師の「佃祭」090530_1_1

佃祭に出かけた次郎兵衛さん、終電ならぬ「しまい舟」で帰ろうとしたところ、一人の女に引き止められ、乗り損ねてしまいます。その女は、数年前、吾妻橋で身投げしようとしていた時に次郎兵衛さんに助けられたんだとか。女の亭主である船頭が、次郎兵衛さんを向こう岸まで送ってくれるというので、亭主が帰るまで女の家で歓待を受けることになります。
そんな時、ドタバタと家に帰ってきた亭主によると、次郎兵衛さんが乗り損ねた舟がひっくり返り、一人も助からないようだとのこと。
次郎兵衛さんは、「しまい舟に乗り損ねたおかげで命拾いした」とホッと一息…。
一方、次郎兵衛さんの家では、次郎兵衛さんが溺れ死んだと思い込んで、葬式の準備に大わらわ。そんなところに…

といったあらすじの人情噺です。

店の金を無くしてしまい、前途を悲観して吾妻橋から身投げしようとしていたら、通りすがりの人に助けられ…」というのは、文七元結(ぶんしちもっとい)も同じシチュエーションだったなぁ。吾妻橋は身投げの名所だったのかねぇ、なんてことを考えていたら、思い出しました。この日、飲み会が予定されていて、その会場があるのが吾妻橋
何という偶然なんでしょうかねぇ。

   

090530_1_2 というわけで、行ってきました、アサヒスーパードライホール
ビールや料理は、ある意味「普通に美味しい」ものでしたが、トイレが凄かった。建物の外観に釣り合う(張り合う?)ようにしたのかどうかは判りませんが、かなりユニークな造りになっていました。これだけ個性的なトイレって、そうそう無いんじゃなかろうか。

   

この日出されたビールには、普通の蔵出し「スーパードライ」の他、プレミアムビールもありました。
090530_1_3 この3種類のプレミアムビールのうち、真ん中の「ベルビュークリーク」がとりわけ印象的でした。
個性派ビールが群雄跋扈するビール大国ベルギーのもので、チェリーが加えられているんだそうです。
ビールの色だけでなく、泡の色まで淡いピンクで、かなり独特です。

飲んでみると、、、、ドクターペッパーのビール版といった味わいです。
普通のビールのようにガバガバと飲むのには合わないかもしれませんが、パーティーの彩りにはなかなかかも…。

コメント (2)
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