私、初めての中華料理店に入った時、メニューの中に探す料理があります。それが「雲白肉」。ゆで豚の薄切りにキュウリの薄切りを添えて、ニンニク風味のしょうゆダレをかけたもので、ご飯と合う、合う 豚の脂身が透けて、ゆるゆると縮んだところを白い雲に見立てた奥ゆかしい料理です。
でもなかなか雲白肉を食べさせてくれる中華料理店に巡り会えません。ずいぶん前に私が住んでいた街の中華料理店では、しばしば「今日のおすすめ」メニューとして雲白肉定食を出してくれていたのですがね…。
ですから、「MISIA 星空のライヴⅣ」で長崎に遠征した時、長崎新地の某料理店が店頭に掲げていたメニューにその名前を見つけた時はうれしかったなぁ…。
もちろん、雲白肉を食べました。酸辣湯(サンラータン)とご飯と一緒に(それぞれ単品料理)。酸辣湯には、中国出張でそのうまさにはまりましたが、こちらもなかなかお目にかかれません(酸辣湯麺は時々見かけますナ)。そんな組み合わせなもので、ホント、幸せでした。中華料理店の常として、単品メニューの酸辣湯は優に3人分くらいの量があって、食いだめに近い状態でしたよ。
長崎の思い出はともかくとして、数年前までは丸味屋から「四川極うま辛口 雲白肉の素」という名前で雲白肉のソースが発売されていまして、気が向くと近所のスーパーでこのソースを買っては「雲白肉もどき」を作って食べていました。
ところが、気がつくとスーパーの店頭から「雲白肉の素」が姿を消してしまい、それ以降、どんな店でも「雲白肉の素」にお目にかかることがなくなってしまいました。上のリンク先によると「製造終了
」のようですね…。
ここで小休止。
「製造終了」で思い出しました。某ファストフード店で、メニューのある商品に紙が貼られていました。その紙に書かれていたのは、
ご好評につき終了いたしました
売り切れならば「ご好評につき」でしょうけれど、メニューから姿を消した理由が「ご好評につき」はあり得ないとおもうのですけど…。
でも、お茶目で悪くない説明だと思います。
さて、久しぶりに雲白肉が食べたくなった私は、ネットでレシピを探してみました。
すると、さすがは文明の利器です。すぐに見つかりました。わたしが参考にしているのは、こちらです。
このサイトを見て驚いたのは、私が丸味屋の「雲白肉の素」で「雲白肉もどき」を作っていたのとは、だいぶ作り方が違っていたこと。
かつての作り方(「雲白肉の素」のパッケージに書かれていたとおりのはず)は以下のとおり。
- キュウリを薄くスライスして冷水にさらす
- 薄切りのバラ肉を適当な大きさに切る
- 鍋に水、ショウガの薄切り、長ネギの青い葉っぱを入れて煮立てる
- 鍋にバラ肉を入れて、火がとおったら取り出して水気を切る
- 皿にキュウリと茹でたバラ肉を盛りつけ、「雲白肉の素」をかける
以上です。簡単です。時間もさほどかかりません。
ところが、新たに発見したレシピは全然違います。豚肉の塊を使って、それをネギ&ショウガと一緒に煮る(ここだけは同じ)、それも約50分間
よっしゃ~ぁ、一発作ってみるかと思い立ちました。
この先はまた後日。。。
つづき:09/05/29 雲白肉(ユンパイロウ)が好き♪ <下>