きのう、「今月の京都遠征では奈良まで足を伸ばそうか…(後編)」をアップしてから気づきました。
あ"~、記事の順番を間違えたぁ~![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/bz/sad.gif)
きのうは3月3日、桃の節句、こちらの記事を先に書くべきでした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/bz/pen.gif)
![遠山家雛壇飾り 110304_1_4](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/26/d5/0ead1c30eb91a76eb31d0b93230b46a1.jpg)
2月15日の「『二引』が二連発(その2)」で書いた遠山記念館の遠山邸
に飾られていた雛飾りです。
ガラスに周りが映り込んでしまってよく見えませんな。もうしわけありませぬ。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/bz/bearing.gif)
「遠山家雛壇飾り 大正時代」と銘打ったこの雛壇飾りは、向かって左側がよく見かける「雛壇飾り」で、右側は「御殿飾り」という御殿の中に内裏雛を始めとする主要メンバー
が飾られているもののハイブリッド![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/bz/sign02.gif)
上にリンクをはった遠山記念館のサイトの説明によると、
当館の創立者である、遠山元一が長女の初節句の祝いとして揃えたものが主で…
だそうです。
それにしても豪勢
な雛飾りです。でも、私にとって、この雛飾りは、さしてインパクトのあるものではありませんでした。もちろん相対的な意味で、ですが…。
雛飾りよりも、私には遠山邸そのものが衝撃的
で、陶酔的
で、甘美なもの
でした…。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/bz/art.gif)
と、その前に、遠山記念館のもう一つの顔、美術館のことを書いておきます。
![遠山記念館の美術館 110304_1_5](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/03/fb/5781495ea4f37059476cf76b98e2d45a.jpg)
私が遠山記念館を訪れた時、時節柄、「雛の世界」が開催されていました(3月13日まで)。
私の興味の対象はもっぱら遠山邸だったもので、こちらは二の次だったのですが、どうしてどうして、かなり楽しめました![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/bz/sign01.gif)
「人形」というもの、それを作ったアーティスト/職人だけでなく、それを注文/購入した人、楽しんだ人たち/子どもたちの思いが染み込んでいるものだとひしひしと感じました。
展示の詳細は遠山記念館のサイトでお楽しみいただくとして、私が「お持ち帰り」したかった一番の作品はこちら![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/bz/annoy.gif)
![賀茂人形「狐の嫁入り」 110304_1_2](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/69/eb/9f0d2c6e295c9269eaf1064d019b6562.jpg)
江戸時代後期(19世紀)の作品、「狐の嫁入り」です。
「賀茂人形」というジャンルの人形(狐形?)だそうで、「賀茂人形」を調べると、徳川美術館(行ったことがあります)の説明によると、
柳や黄楊(つげ)などの木を刻み、縮緬(ちりめん)や錦(にしき)などさまざまな裂(きれ)を木目込(きめこ)んで衣裳を着せた人形。江戸時代中期頃に、京都・賀茂神社の神官が神具の材料や装束の残り裂を用いて作ったのが始まりと伝えられている。
だそうです。要は木目込み人形ですな。でも「賀茂人形」ということばを初めて知りました。
それはともかく、この「狐の嫁入り」、身長が10cmに足りない狐さんたちが嫁入り道中を繰り広げています。
なんとかわいらしいのでしょうか。
よくよく見ると、ちょっと怖い表情をしていますが、プロポーションがlovely![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/bz/heart04.gif)
と、遠山記念館の「展覧案内」に、
重要文化財書画の特別展示 佐竹本三十六歌仙絵
寸松庵色紙ほか 4/21(木)~ 5/8(日)
という記述を発見![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/bz/sign03.gif)
こりゃ、ぜっっっっっっっったいに行かねば![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/bz/punch.gif)
つづき:2011/03/06 なんとも凄いお屋敷でした(その2)