新・徒然煙草の咄嗟日記

つれづれなるまゝに日くらしPCにむかひて心に移りゆくよしなし事をそこはかとなく紫煙に託せばあやしうこそものぐるほしけれ

避難したつもりではなかった京都旅行記(その2)

2011-03-30 06:49:36 | 旅行記

避難したつもりではなかった京都旅行記(その1)」のつづきなのですが、ほんのちょっと時間をさかのぼって、花屋町通から堀川通に出たときのことから再開します。

コンビニの店内でカップ麺お湯を注いでいるヤマト運輸のお兄さんを見かけました。店の前にはヤマト運輸さんの緑色の台車が「駐車」しています。このコンビニでは宅配便を受けつけていなさそうでしたので、このお兄さんが店から出てくるのを待ち、お湯を入れたカップ麺と箸を持ったお兄さんに「この辺りで宅急便を引き受けてくれるところはありませんか?」と尋ねてみました。
お兄さん曰く、

この辺には少ないんですよねぇ。あっても土日休みのところばかりだし。
確実に開いているところは、ちょっと遠いのですが、この道(堀川通)を(南に)進んで、大きな交差点を右に曲がり、大宮七条の交差点を左に曲がってちょっと行ったところにあります。
判りますかねぇ?

今にして思えば、バッグから地図を取り出して、印をつけてもらう手もありましたが、この時はそこまで思い至らず、道順と座標を頭に刻み込みました。
そして、お兄さんにお礼を言って、お別れしました(麺が伸びていなかったことを祈ります)。

   

そんなことがあり、そして伝道院ときめいたのち、東本願寺の紙袋を手に提げて、西本願寺の境内に乗り込みました。

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西本願寺の境内は、急遽、「宗祖親鸞聖人750回御遠忌法要」から「被災者支援のつどい」に変更したものの、全国から集まった信徒の人たちでごった返していた東本願寺とはうって変わって、ひっそりとしていました(西本願寺での「大遠忌法要」は4月9日から)。

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でも、私のような「観光客」にとっては願ったり叶ったりです。
遠目から国宝「飛雲閣」を眺め、

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そして、国宝「唐門

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まったくもって「桃山」しています

でも、私としては「唐門」よりもこちらの「書院」の門と屋根の連なりの方が好みですし、

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それよりも何よりも、こちらの方がずっと衝撃的感動でした。

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本願寺中央幼稚園ですホント、好きだなぁ~、こういう建物

と、視線を左に移すと、工事事務所がありました。

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出たぁ~ 日本で最も長い歴史を誇る会社(Wikipediaによれば世界最古の会社)、金剛組

創業は飛鳥時代の578年に遡るといいますから、1430年以上ですぞ
経営形態の変更や、資本関係の変化があったようですが、日本の伝統・文化を継承する組織として、技術と技能を後世に伝えていっていただきたいものです。

   

台所門」といいますから、民家の勝手口(と呼ぶには立派すぎる。そして幼稚園の門としてはあり得ないすさまじさ…)にあたりそうな門から西本願寺の外に出ました。

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そして、目の前(台所門の向かい側)にあったのは、、、

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ここはどこ? 私は誰?」な建物でした。

しっかりと予習していれば、おぉ で済む話かもしれませんけれど、何の予備知識もなかった私はドキドキでありましたよ。

ということで、まだまだまだまだ京都旅行記(初日分)はつづきます。

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つづき:2011/03/31 避難したつもりではなかった京都旅行記(その2) 

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