2017年12月25日に大阪の「なにわ筋線」計画に新たな動きがありました。2031年春開業予定とされていますが、少し考えてみたいと思います。
(1)工事費用
費用について25日の発表がニュースに掲載されています。
関西高速鉄道とJR、南海の上下分離方式で運行するなにわ筋線ですが、工事費は路線の距離や駅の開発費などでJRと南海の負担する割合が調整され、年明けから協議されるようです。
(2)新駅
新線区間の新駅は北梅田、中之島、西本町、南海新難波で、南海はターミナルの南海難波とは地下に別に新難波(仮称)を新設することになっています。南海は新今宮駅から地下にもぐる線路を作るわけです。市立中学の移転や阪神高速環状線高架下を利用するなどして用地を確保するんでしょうか? はたまた南海新今宮駅から関空行き特急列車の地下ホームを設けることになるのか。
(3)運賃・特急料金
JRと南海は新大阪、北梅田、中之島、西本町、新今宮、りんくうタウン、関西空港と複数の駅で接続または同ホーム乗り換えになるわけで料金体系、発券方法も大きな見直しが必要かもしれせん。
(4)列車運用
2031年となると1994年に登場した南海50000系、JR西日本281系も登場から37年となり、開通時には新型車両投入で置き換えられるでしょう。輸送能力に格差をつけないようにするには、乗り入れ会社の両数の統一も必要になってきそうです。
阪急が狭軌レールで十三、新大阪を経由するような計画も検討されていますが、時間的なデメリットも考えると実現性は低い気がします。それよりもJR新大阪駅の在来線のキャパが足りるのか疑問です。おおさか東線延伸工事にともなう駅改良工事も、それを考慮して進められているのだとは思いますが。
長くなりましたが、当ブログでは今後のなにわ筋線に注目していきたいと思います。
参考:産経WEST “なにわ筋線で南海「5割超を負担」 JR西と330億円…総工費3300億円、関空20分の短縮”
今日も貴方様のご訪問に感謝。
恐れ入りますがバナークリックにご協力を☆
↓ 鉄道写真バナー
↓ その他のカテゴリです
クリックプリーズ ↓
| Trackback ( 0 )
|