gendai.netに、一月ほど前に、出ていた記事(http://gendai.net/articles/view/syakai/140069)。
いつもながら辛辣なgendai.netですが、「こんな会社はつぶさなきゃダメ」とまでは、私は思っていません。社員にはどうしようもない側面があると思いますので、問題は、上層部だと思います。電力会社の上層部は誰も責任をとっていません。政治主導だというのならば、自民党を筆頭にこんなデタラメな原発推進に関わった政治家もすべて責任をとるべきです。東京電力をはじめとした電力会社上層部、自民党をはじめとした原発推進議員が何の責任も感じていないように見えるところが、すごく腹立たしい。ましてや、財界も含めて、もう一度原発再稼働や建設再開、原発輸出を口にできる神経が分からない。
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【http://gendai.net/articles/view/syakai/140069】
敦賀廃炉に猛抗議 日本原電役員年収3000万円超のデタラメ
2012年12月12日 掲載
東電の勝俣前会長も天下っていた
原子炉直下に活断層が見つかり、廃炉を迫られる可能性が濃厚になった日本原電の敦賀原発。
日本原電は「受け入れがたい」「科学的見地から疑問がある」と、原子力規制委に公開質問状を提出。「廃炉なら経営破綻」の見方も飛び交っているが、こんな会社、つぶれて当たり前じゃないのか。
なにしろ、原発停止で発電量はゼロなのに、この会社の役員たちは浮世離れしたベラボーな報酬をむさぼっている。その平均年収はナント、3000万円に上るのだ。
有価証券報告書によると、取締役の年間報酬は総額4億7900万円。取締役は計20人で、そのうち6人は非常勤だ。日本原電によると、「個別役員の報酬額については言えないが、非常勤役員にも報酬は出している。ただ、1000万円を超えるような金額ではない」(広報室)という。
要するに、常勤役員14人の平均は3000万円は下らない計算だ。社長とヒラ取が同額なわけがないから、濱田康男社長は5000万円はもらっているはず。
この会社のデタラメはそれだけじゃない。役員名簿を見ると、見覚えのある名前が出てくる。6月に東電を辞任した勝俣恒久前会長(72)だ。
日本原電は電力9社が出資・設立した企業で、電力会社に電気を売る卸電気事業者である。当然、原資は国民が払った電気料金だが、そこに原発事故の“A級戦犯”が、ヌケヌケと天下りしているのだから許せない。
「勝俣氏は原発事故後の昨年6月、逃げ道を確保するように、
日本原電の非常勤取締役に就任しています。日本原電の筆頭株主は
東電。今年の株主総会で勝俣氏が取締役に再任されたときは、
『恥を知れ!』の罵声も飛びました。フザケたことに、日本原電は
事実上“発電量ゼロ”でも利益が出ている。電力会社が、
『電気代(基本料金)』として1400億円超を払っているからです。
原発再稼働の見込みもないのに、東電は電気料金値上げ分にまで
支払額を上乗せしていました。この会社には勝俣氏のほかにも、
関電出身の濱田社長など天下り組がゾロゾロいます」
(業界に詳しいジャーナリスト)
まさに、電気にたかるシロアリの巣……。やっぱり、こんな会社はつぶさなきゃダメだ。
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