レイバーネット日本のWP(http://www.labornetjp.org/)に出ていた木下昌明さんによる記事(http://www.labornetjp.org/news/2013/0125kinosita)。
『●木下昌明さん、『死刑弁護人』映画評』をアップした後、偶然、本件をツイッターで知りました。
本記事中で木下昌明さんは、吉沢正巳さん「は「意味のなくなった」町をたたかいの根拠地として、非道な原子力ムラの金の亡者たちに、挑戦の声をはり上げている」、と述べている。
『●大飯原発再稼働撤回に向けて、この熱気を見よ!』
この上記記事(OurPlanet-TV、http://www.ourplanet-tv.org/)では、「浪江町で酪農を経営していた「希望の牧場」の吉沢正巳さんは、「政府は福島の原発事故を過去のものとして蓋をして、再稼働でばんばんいってしまう。今回の事故で誰が責任をとっているのか、皆逃げている。言い訳をしてる。ごまかしてる。嘘ついている。もうたくさんだ。」と力強く話した」そうだ。
一方、酪農家の悲劇が忘れられないし、忘れてはいけない。森住卓さん、「その優しさ故に自ら命を絶ち、死後もそのことをわびるのだ。残酷だ。/なぜ、彼が謝罪しなければならないのか? 自殺に追い込んだ者達こそ、被害者に謝罪しなければならないはずなのに」。
『●哀しい遺書: 「原子力さえなければ」』
電力会社や自民党の議員ら、そういった原子力ムラ住人の一体だれが責任をとったのだろうか?
『●原発施設と断層、驚きを通り越して呆れる』
『●あさましいくないか!? 原発推進』
『●「暗闇の思想」か? 「豊かな」生活のための原発の恐怖か?』
『●厚顔無恥: 東京電力原発人災、一体だれが責任をとったの?』
『●「九電本店前ひろば」「経産省前テントひろば」の継続した抗議行動』
『●原発推進: 国民が見えているとは思えない政権』
『●「原発事故は終わっていない」』
『●原発をそんなところに建て、稼働してきた責任をどう取るのか?』
『●原発推進に反省なき党などダメでしょう!?』
『●東京電力原発人災の「つけ」と東電の無責任体質』
『●園子温監督の『希望の国』』
『●原子力ムラ完全復活宣言』
『●懲りない自民党議員、いまだに原発の安全神話の悪夢から覚醒せず』
『●原発人災、犯罪者を追求すべし:
なぜ自民党議員は口を閉ざし、マスコミは黙り込むのか?』
『●当該選挙民が責任を持って原発推進議員に落とし前を』
『●最高裁「原発安全性」研究会、過去の反省なくして意味をなさず』
『●戦争と原発: 伊丹万作さん「だまされるということ自体がすでに一つの悪である」』
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【http://www.labornetjp.org/news/2013/0125kinosita】
被ばく牛と生きている牧場主の声を聴いてほしい!(木下昌明)
2013-01-27 13:35:03
被ばく牛と生きている牧場主の声を聴いてほしい!
ドキュメンタリー映画の『フタバから遠く離れて』をみて以来、気にかかっていた人がいた。それは浪江町で300頭の牛を一人で飼っている牧場主の吉沢正巳さん(写真)のことだ。時折、官邸前のデモにも姿を現している写真をみかけるが、わたしは一度も会ったことがなかった。その彼が1月25日の金曜夜の国会前でスピーチしたのに出くわした。力強いスピーチだった。
映画では「商品」でなくなった牛たちにエサを与えている彼の孤独な姿をみて、「どうするのだろう」と先が案じられた。その彼が近隣の牧場を案内していたシーンでは、牛舎の中でミイラ化した大量の牛の無残な姿があった。その光景は明日のわたしたちの姿ではないのかと思った。
また園子温監督の『希望の国』のラストで主人公が飼っていた牛たちを銃で殺し、自殺するシーンに、「希望」とは絶望の代名詞なのかと思ったが、吉沢さんは映画とは反対に、被ばくした牛たちも人間と同じ生きものとして育てている--そのエネルギーに感嘆した。彼は「意味のなくなった」町をたたかいの根拠地として、非道な原子力ムラの金の亡者たちに、挑戦の声をはり上げている。国会前でのこの声をぜひ聴いてほしい。(木下昌明)
→動画(5分) http://youtu.be/sWpfWNnZdBw
[※ブログ主: すいません動画を勝手に貼らせていただいております。]
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