gendai.netの二つの記事(http://gendai.net/articles/view/syakai/140163、http://gendai.net/articles/view/syakai/140165)。
憲法改正論議も怖れるが、この経済政策も最悪。ま~、まさか日銀総裁になることないとは思うが、元両〝ト〟知事の〝ト〟党の黒幕だったり、いまだに重用されていることが信じられない。
それにしても、未来世代にまで毒が回っているとは、小泉政治の罪深さ。「「理想のリーダー」を聞いたところ、・・・2位に小泉純一郎(226票)がランクイン」って、一体どんな高校生たち? 竹中氏も含めて「格差拡大の張本人」なのに。
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【http://gendai.net/articles/view/syakai/140163】
安倍自民大勝が招く 竹中日銀総裁の悪夢
2012年12月18日 掲載
格差拡大の張本人
自民圧勝が“とんでも人事”を実現させるかもしれない。来年4月に任期満了となる日銀の白川方明総裁の後任人事だ。
「安倍総裁は金融緩和を推し進めることで、円安に誘導し、
デフレ脱却を目指すとしています。金融緩和に後ろ向きな
日銀総裁はダメだということです。だから次期総裁は、
安倍総裁と同じく金融緩和に積極的な人物が選ばれるのは
間違いありません」(市場関係者)
下馬評には、安倍の経済ブレーンで内閣官房参与(経済担当)での起用が固まったエール大学教授の浜田宏一氏や、日本経済研究センター理事長の岩田一政氏、大和総研理事長の武藤敏郎氏(元日銀副総裁)らが挙がる。そして、もうひとり。小泉政権で金融担当大臣などを務めた竹中平蔵氏だ。
「安倍政権の目玉人事として竹中総裁が誕生するかもしれません。
ただし、中央銀行の総裁としての力量は未知数。
何をしでかすか分からないし、非常に不安です」
(株式アナリストの黒岩泰氏)
竹中は、93年から数年間、住民票を日米間で移動させ「住民税逃れ」をしていたと指摘された。未公開株での大儲けや、年金未納も問題になった。しかも小泉に取り入って米国かぶれの経済政策を断行し、格差を拡大させた張本人。そんな悪名高い人物が日銀総裁とは悪夢だ。
「金融緩和を一段と進めるため禁じ手も辞さない恐れがある。
ヘッジファンドやノンバンクに対しても資金供給をするのではないかと
市場関係者は囁いています。何がなんでも金融緩和を推し進めたい
安倍―竹中ラインならやりかねません」(黒岩泰氏)
安倍が金融緩和にこだわるウラには、14年4月の消費税増税が絡んでいる。
「増税を実施するには、少なくともその半年前に景気が
回復していなければなりません。だからそれまでに金融緩和で
円安を継続させ、経済成長率を高めておく必要があるのです」
(第一生命経済研究所首席エコノミストの熊野英生氏)
日銀総裁人事は、自公で過半数に届かない参院の同意も必要だ。法案と違って、衆院3分の2以上での再可決も通用しない。だが大勝した安倍が「竹中総裁」で押し切る危険性はある。安倍―竹中の暴走が始まろうとしている。
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【http://gendai.net/articles/view/syakai/140165】
ペテン師小泉純一郎を崇める日本人の未熟
2012年12月18日 掲載
高校生の「理想のリーダー」で2位
いまどきの高校生は小泉純一郎が好き――。こんな調査結果が発表された。大学受験予備校「東進ハイスクール」を運営するナガセ(東京・武蔵野市)が高1~高3の生徒3535人に「理想のリーダー」を聞いたところ、1位のスティーブ・ジョブズ(250票)に続いて、2位に小泉純一郎(226票)がランクインした。3位以下は坂本龍馬(180票)、バラク・オバマ(102票)、エーブラハム・リンカーン(96票)の順である。
それにしても釈然としない結果だ。小泉は01年に、「自民党をぶっ壊す」と言って総理になり、新自由主義や市場原理主義、規制緩和を国民に押し付けた人物。現在のようにワーキングプアが増えたのは国民が小泉のプロパガンダに乗せられたからだ。
なのになぜ、10代の若者が小泉を評価するのか。
「彼らの親が批判精神を欠いているからです」と指摘するのは
社会学者で作家の岳真也氏だ。
「郵政解散選挙で小泉政権が大勝したのが7年前。いま17歳の
高校生はまだ10歳でした。当時、彼らの親は物事を深く考えもせず
小泉をホメたたえ、熱狂的に支持した。その子供たちは、
親の言いなりで小泉を信奉するようになった。“無批判”という負の
遺産を受け継いでしまい、小泉の欺瞞(ぎまん)に気づかないのです。
実際、最近の大学生は批判精神が希薄になっています」
くしくも衆院選で自民党が大勝した。安倍晋三総裁は憲法9条を改定し、自衛隊を「国防軍」に改めようと画策している。それなのに多くの国民は危機感を抱いていない。
「親も子供も物事を結びつけて考えられないからです。
小泉のせいで大学生の就職が厳しくなったこと。安倍が暴走すれば
徴兵制が取られるかもしれないこと。そうした因果関係を
想像できないのです。時の為政者にとっては支配しやすい国民。
親子の“幼稚化”で日本はますます危険な方向に突っ走りそうです」
(岳真也氏)
戦前の暗黒時代が復活しそうだ。
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