東京新聞のコラム【【私説・論説室から】伝えねばならないこと】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/ronsetu/CK2014090302000132.html)。
「その冷却系ポンプが動かなくなったというニュースを聞いて、瞬時に直感した。「炉心がメルトダウンする可能性が高い」・・・・・・「原発は想定外の事態には誰も対応できない怪物だ」・・・・・・戦争も、原発も、本当の怖さを知る人の言葉をかみしめたい」・・・・・・東京電力原発人災を目の当たりにして、まだ、原発を再稼働し、原発輸出をしてカネ儲けをしたいそうです。違憲行為で壊憲し、「戦争できる国」にしたいそうです。アベ様や自公議員、翼賛野党議員は聞く耳をもちません。アベ様は「最高の責任者は私だ。・・・・・・私たちは選挙で国民の審判を受ける」と仰っています。国政は当たり前として、地方の選挙でアベ様を支持し続けることの意味を「考えない」でいいのでしょうか? 沖縄ではアベ様は三度負けるはずです。「原子力=核」「核発電」の意味を「考えない」でいいのでしょうか?
『●パンドラの箱を開けたのは誰だ?』
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【http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/ronsetu/CK2014090302000132.html】
【私説・論説室から】
伝えねばならないこと
2014年9月3日
一冊の本が出た。「元原発技術者が伝えたいほんとうの怖さ」。著者は元東芝社員の小倉志郎さん(73)。東日本大震災で事故を起こした東京電力福島第一原発で4号機を除くすべての原子炉建設に携わった。主な部分は事故時に安全を確保する冷却系ポンプだった。
その冷却系ポンプが動かなくなったというニュースを聞いて、瞬時に直感した。「炉心がメルトダウンする可能性が高い」
原発はエネルギー資源の少ない日本の救世主になる-。小倉さんもそう夢見た。だが、三十五年の在職中には現場の保守点検も担当し、巨大な原発の複雑さを見てきた。「原発は想定外の事態には誰も対応できない怪物だ」。感じたことが現実になってしまった。
事故後初めて取材した日、小倉さんは「名前は伏せて」と望んだ。元社員として語ることへの反発や攻撃が怖かった。その後、国会事故調の協力調査員として報告書作りに参加し、各地を講演で歩く。子どもたちには紙芝居を。元技術者として伝えておかなければならないことを「遺言」のように語っている。
書名から連想したのは昨年八月に亡くなった品川正治さん。「戦争のほんとうの恐さを知る財界人の直言」という著書がある。中国戦線を生き延びた品川さんは「どんなにボロボロになっても九条の旗を手放すな」と語り続けた。戦争も、原発も、本当の怖さを知る人の言葉をかみしめたい。 (佐藤直子)
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