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●違憲な壊憲、縁故主義・政権の私物化までも《継承》…《主権者である国民の一人一人が幸せを追求できる政治を実現》する気も無し

2020年09月28日 00時00分11秒 | Weblog

[※《自助》大好きオジサン・元最低の官房長官と学商 (日刊ゲンダイ 2020年9月7日 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/278353)↑]



東京新聞の二つのコラム、桐山桂一さんによる【私説・論説室から/憲法は理想を語るものか】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/55818?rct=opinion)と、
豊田洋一論説副主幹による【私説・論説室から/誰も置き去りにしない政治を 論説副主幹・豊田洋一】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/56040?rct=opinion)。

 《権力をしばり、国民の権利や自由を守る憲法ならば、そのために必要な事項を条文に書き連ねればよいからである。本来、理想を語るものではありえない。また個人が考える理想は多種多様であり、それを憲法典には反映できないであろう》。
 《新政権の発足に当たり、気掛かりなことがある。菅義偉首相が、主権者である国民の一人一人が幸せを追求できる政治実現しようとしているかどうか、である》。

 違憲な壊憲までも《継承》するつもりではないでしょうね?

   『●憲法の日に違憲に壊憲したいと言う…松元ヒロさん「私たちがこう言えば
      いいじゃないですか。『憲法に合わなかったら、政府を”変える“』」

 《主権者である国民の一人一人が幸せを追求できる政治実現しようとしている》ようには全く見えない。《縁故主義》《政権の私物化》までも《継承》。
 東京新聞の【社説 菅内閣が始動 国民全体の奉仕者たれ】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/56058?rct=editorial)によると、《菅義偉内閣が発足した。継承、前進させるとした安倍晋三前内閣では、官邸主導の政権運営で官僚の忖度が横行し、政権中枢に尽くす構図も生まれた。新政権では、一部の者でなく国民全体に奉仕する政治に転換すべきだ…ただ、私たち国民にとって内閣が国民のために働くの当たり前であり、胸には響いてこない。むしろ私たちは、首相や閣僚、官僚ら政治に携わるすべての人に向けて「国民全体の奉仕者たれ」と訴えたい。憲法一五条は「すべて公務員は、全体の奉仕者であつて、一部の奉仕者ではない」と定める。新政権発足時に「国民全体の奉仕者たれ」と、至極当然のことを言うのは気が重いが、そう「言わねばならない」切迫した状況であると伝えることは、私たち新聞の「義務の履行」にほかならない。菅氏が継承、前進させるという「安倍政治」への賛否は、立場によって異なるのだろう。しかし、私たちが指摘せざるを得ないのは、公平・公正であるべき行政が、政権中枢と関係の近い人を優遇したり、その事実を隠蔽したりする統治機構の根腐れともいえる姿が、眼前に広がっている事実だ。こんなことが起きたのは、安倍前政権が、政権にとっての敵と味方に二分し、味方には便宜を図る一方で、敵は徹底的に攻撃する政治手法によって政権を維持してきたからにほかならない》。

   『●政府広報費予算は(第二次)アベ様政権発足以降、《悪夢のような》
       民主党政権時の倍増で約83億円…その増加分の約40億が電通へ
   『●電通とズブズブ…《政権批判の監視やメディア、野党への匿名攻撃などまで
           請け負うなど、“安倍政権の情報操作部隊”というべき存在》

 助けを求めている人、弱者を助けず…一方、どこぞには《公助》して還流するアクドさ。電通パソナなどとのズブズブも《継承》。

   『●【金子勝の「天下の逆襲」/野党は「消費減税で戦う」ではなく
      ニューディール議論を】…最悪な税制なんかを導入したが故に…
   『●さようならアベ総理、そして、こんにちはアベ様…数々のアベ様案件
       について真相を解明し、真の「責任」を果たしていただきましょう
    「2020年8月28日(金)午後、漸くこの日を迎えました
     アベ様が首相辞任を表明しました

   『●斎藤貴男さん【二極化・格差社会の真相】《法令を順守しなければ
     ならないのは、誰よりも貴君ら自身、警察権力なのだと自覚したまえ》
   『●前川喜平さん《数々の政策の失敗…行政の私物化について、納得できる
       説明をし、ちゃんと謝罪し、その責任をとってから、辞めてほしい》
   『●《官邸職員による“腕つかみ質問阻止”》事件…南彰さん《ついに
     質問妨害が、実力行使に発展…安倍晋三首相の記者会見での出来事だ》
   『●浜矩子さん《日本をこの狂った道から正しい道に戻さなくては
     ならない。安倍政権はそれほど激しい歪みを日本経済に遺したのです》
   『●アベ様や財務相は、赤木さんが《残したファイルとか、いま黒塗りに
     なっている夫がうつ病になった経緯であるとか、出すのは簡単なことだ》
   『●アベ様広報紙・産経《むしろ記者たちの質問する権利を奪おうとする、
         目を疑うような記事が出た》…《メディアコントロール》の成果
   『●折角の《安倍のいない世界》が達成目前だというのにトンデモない
     最後っ屁…《大切な政治判断を誤る、結果を出せない》アベ様ときたら
   『●《権力をほしいままにし、国家を私物化してきた安倍首相も官邸を
      出てしまえば“ただの人”…司直の手に落ちることになるのか》?
    《「密室談合」による菅官房長官の次期総理就任を許していいのか!
     GoTo、沖縄いじめ、公文書改ざん、メディア圧力の最大の戦犯 
     …まさに、菅官房長官が陰に陽に繰り広げてきたメディア工作により
     忖度が広がり、スキャンダルや疑惑が持ち上がっても批判的な報道が
     徹底してなされず、安倍政権は約8年もの長期政権となったわけだが、
     当然、菅官房長官が次期総理となれば、メディア圧力はさらに激しさを
     増し、安倍政権以上に批判が封じ込められることは必至だ

   『●《「安倍総裁をしっかりと継承する」「安倍政権が進めてきた改革の
     歩みをけっして止めるわけにはなりません」》…より陰湿・悪質・強権①
   『●《「安倍総裁をしっかりと継承する」「安倍政権が進めてきた改革の
     歩みをけっして止めるわけにはなりません」》…より陰湿・悪質・強権②
   『●《悪夢…民主党》総裁選では「全国で遊説することなく、国民に広く
      考えを示さず、政策論争を深めなかった」と当て擦っておきながら…
   『●アベ様案件…(武田砂鉄さん)《近場から放たれる「病人なんだから」
       という、勝手に設けられた除外規定を素直に受け止め過ぎでは》?
   『●縁故主義の塊のようなアベ様と昭恵夫人…《「モリ・カケ・サクラ」
       …いずれも「身内」の優遇で、国政の私物化が疑われた案件だ》
   『●「教育再生」という名の教育破壊…《二つの流れには共通する
         底流があるように思う。要は「安上がり」なのではないか。》
   『●アベ様は《人事局により「縦割りを払拭」と語ったが、目立ったのは
          「功」よりも「罪」の側面だった》…《人事掌握、忖度広がる》
   『●《派閥の談合が露骨で、仲間内で甘い汁を吸うアベ政治…何より問題
       なのは、菅がやってきたことを検証せず、ヨイショ報道を流すメディア》
   『●《出来ないことを出来ると言い、やれると言ったことをやらなかったのが
       安倍―菅という最悪のタッグ…安倍と周辺一味による暗黒の時代…》
   『●斎藤貴男さん《この国の社会と人心は、主に小泉純一郎政権と安倍政権に
        よって破滅…。菅氏も安倍路線の継承を誇らしげにうたっている》
   『●無《責任政党》内人事、大惨事アベ様政権・「官邸官僚」人事…
     見るに堪えないメンバーで数々の腐臭漂うアベ様案件に蓋をする気満々

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https://www.tokyo-np.co.jp/article/55818?rct=opinion

私説・論説室から
憲法は理想を語るものか
2020年9月16日 08時01分

 改憲をめざす安倍晋三首相が自らの憲法観について「憲法は国の未来、理想の姿を語るものです」と国会で述べたことがある。

 強い違和感をもって聞いた覚えがある。本当に「理想を語るもの」なのか。「国の理想」とは何なのだろう。よく意味がつかめず、何とも不思議な思いにとらわれた。

 なぜなら、権力をしばり、国民の権利や自由を守る憲法ならば、そのために必要な事項を条文に書き連ねればよいからである。本来、理想を語るものではありえない。また個人が考える理想は多種多様であり、それを憲法典には反映できないであろう。

 仮に安倍流の理想を憲法に書き込むつもりだったなら、安倍流の理想を国民に無理強いすることにもなる。「まっぴらごめん」と思う人もいたはずだ。

 もっとも首相の念頭には日本国憲法の平和主義があったのかもしれない。確かに平和は理想であり、戦後日本の現実である。また平和とは誰しも望む社会の姿であって、人類が求める普遍的な価値でもある。

 だが「国の理想」とは歴史を振り返れば「為政者の理想」になりがちである。それを国民が望むとは限らない。為政者が自分の理想達成のためといって、権力を濫用(らんよう)し暴走し始める−それを食い止めるのが憲法である。つまりは「為政者の理想阻む存在でもあるはずなのだ。(桐山桂一
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https://www.tokyo-np.co.jp/article/56040?rct=opinion

私説・論説室から
誰も置き去りにしない政治を 論説副主幹・豊田洋一 
2020年9月17日 07時03分

 新政権の発足に当たり、気掛かりなことがある。菅義偉首相が、主権者である国民の一人一人が幸せを追求できる政治を実現しようとしているかどうか、である。

 菅氏は目指す社会像として「自助・共助・公助、そして絆」を掲げ、その意図を「まずは、自分でできることは自分でやってみる。そして、地域や家族で助け合う。その上で、政府がセーフティーネットで守る」と説明する。

 憲法によって、私たち国民はすべて、個人として尊重され、政治の役割は、私たちの命や自由、幸福追求の権利を最大限尊重することにある。

 「自助・共助・公助」はこれまでも自民党が主張してきたことではあるが、菅氏のように政治家が自助ことさら強調すれば、自らの役割を放棄することにならないか。

 もちろん、幸せを実感するためには、一人一人が努力することも必要だ。しかし、身体的なハンディがあったり、置かれた状況によっては、頑張りたくても頑張れない人もいるだろう自助の強調は、自己責任論の強要につながりかねない。

 お互いが支え合う「共助」の担い手として、菅氏が挙げる家族の関係は一人一人千差万別だし、地域コミュニティーの状況もそれぞれ違う。菅氏はそうしたことも頭に入れて「共助」と言っているのだろうか。

 そもそも、菅氏が官房長官として支えた安倍晋三前政権は、支え合いを壊すような「分断」の政治を進めてきた

 世の中を、政権の「敵」と「味方」に分け敵は徹底的に攻撃し、味方には便宜を図ってきた。その結末が森友加計学園や「桜を見る会」の問題だ。

 こうした政治手法を目の当たりにすると、菅政権でも「公助」にあずかれるのは政権支持者だけなのか、と勘繰ってしまう。

 すべての人が幸せになるというのは理想かもしれないが、一人一人が幸せを追求する権利を最大限尊重されているか、常に検証する必要がある

 誰一人として置き去りにされないそんな一人一人に寄り添う政治への転機になることを望みたい。
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