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●『朝日』潰しに夢中: 原発再稼働や輸出を進めるアベ様には「制御を失った原発の実相」が見えていない

2014年09月15日 00時00分55秒 | Weblog


東京新聞の二つの記事【原発事故調書19人分公開 情報入らず誤認の連鎖】(http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2014091290070157.html)、
【事故教訓 安倍政権顧みず 再稼働推進 調書把握後も】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2014091202000157.html)と、
コラム【筆洗】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/hissen/CK2014091202000143.html)。

 吉田調書報道のうち、職員の「命令違反の撤退」について『朝日』が記事を撤回し、謝罪した。この件で『朝日』が悪いのは自明だが、『朝日』潰しに夢中のアベ様のほくそ笑みが腹立たしいし、それに便乗しての『産経』や『読売』などのハシャギぶりが大変に不快。今後も、『産経』や『読売』が報じない原発批判・アベ様批判のしっかりとした記事に期待するし、『朝日』が「ベ様の犬HK」化しないことを切に祈る。

   『●『朝日新聞』が「アベ様の犬HK」化しないことを望む:
          相対的に「大変にマシな報道機関」はどこか?

 アベ様はこの吉田調書全文を見ているはずで、それでも原発推進・原発輸出をしようというのだから呆れる。東京新聞の記事で、それら調書の断片を見ただけでも恐怖を感じるのに、アベ様は調書の内容を理解できているのだろうか?
 「「我々のイメージは東日本壊滅ですよ」・・・・・・「がれきが吹っ飛んでくる中で、一人も死んでいない。私は仏様のおかげとしか思えないんです」。一流の技術者をしてそう言わしめる。それが、制御を失った原発の実相」・・・・・・『朝日』潰しや原発再稼働・輸出にばかり夢中なアベ様には「制御を失った原発の実相」「死と破滅が本当に紙一重で存在していた現実」が見えていない。

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http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2014091290070157.html

原発事故調書19人分公開 情報入らず誤認の連鎖
2014年9月12日 07時01分

 政府は十一日、東京電力福島第一原発事故をめぐり、政府事故調査・検証委員会が実施した故・吉田昌郎(まさお)元福島第一所長=二〇一三年七月死去=や菅直人元首相ら十九人への聴取記録(調書)を公開した。吉田氏は全電源喪失で原子炉の状況がほとんどつかめず、暴走する複数の炉への対応に翻弄(ほんろう)され、「絶望」と「焦り」に支配されていたと証言。官邸側でも、情報が入らず誤認の連鎖に陥っていた状況が浮かび上がった。

 原発は、弁の操作やポンプの駆動、情報の収集まで電気で制御されている。事故対応マニュアルも全てはスイッチ操作を前提にしている。調書は、電源を失えば何もできない原発のもろさを証明している。

 計器が次々と動かなくなり、吉田氏は原発の状況がつかめなくなった。一一年三月十一日のうちに重大事故に陥った1号機では、水位計を信じ、原子炉に水は十分あり、非常用冷却装置(IC)も動いていると誤認していた。

 炉心が溶融し、放射線量が上がってきても水位はあると考え、「おかしい」「何か変なことが起こっている」との認識しか持てなかった。

 複数の原子炉が並ぶ危うさも明確になった。

 翌日、1号機で水素爆発が起きると3号機用の注水ホースが吹き飛び、切迫する現場から貴重な時間を奪った。十四日には3号機が爆発。注水の必要が出た2号機の注水ホースが損傷し「TAFに行く(核燃料が露出する)前に水を入れたくてしょうがなかった」という吉田氏をさらに焦らせた。まさに負の連鎖だった。

 2号機への注水が遅れ、「本当に死んだと思った」というほどの危機に陥った。2号機はベント(排気)で格納容器内の圧力を下げようとしても、すぐに弁が閉まり、炉圧が高くて水も入らない。

 「このまま水が入らないでメルト(炉心溶融)して、完全に格納容器の圧力をぶち破って燃料が全部出ていってしまう」

 こうなると福島第一内は高い線量で作業はできなくなる。1、3号機の注水も止まり、各号機のプールにある使用済み核燃料も過熱していく。

 「放射能が2F(福島第二)まで行って、四プラント(基)も作業できなくなってしまう」

 菅首相(当時)の要請で原子力委員会の近藤駿介委員長(同)が試算した「最悪のシナリオ」そのものだった。十五日朝、2号機地下の圧力抑制室が損傷して圧力が抜け、注水を再開でき、最悪の状況は避けられた


官邸「全員撤退」信じ込む

 政府が公表した、政府事故調による菅直人首相(肩書はいずれも当時)らの聴取記録からは、東電からの情報不足も手伝った、官邸内の混乱ぶりが分かる。

 菅氏は福島第一原発1号機でベント(排気)が実施されないのにいらだち、事故発生翌日の三月十二日朝、福島第一原発をヘリで視察しようとした。枝野幸男官房長官は「政治的パフォーマンスとしてやるなら、むしろマイナス効果の方が大きい」と進言。細野豪志首相補佐官は反対のニュアンスは伝えたが「あの総理にスイッチが入った」として明確には反対しなかった。

 菅氏は「現地の責任者とちゃんと意思疎通したい。最終的な判断は私が背負う」と考え、飛び立った。

 後に細野氏は「ベントを遅らせたかもしれない」と自責の念にかられたというが、福島第一の吉田昌郎所長は「全く(影響が)ないですと聴取に答えた

 十四日夜に2号機が危機的な状況となり、東電が「全員撤退」との情報が官邸をかけめぐった。

 実際には残っていた吉田所長は聴取に「全員撤退して身を引くということは言っていない」と説明。「必要な人員を除きの部分を東電側が明言しなかったのが誤解の原因だった。

 枝野氏は東電の清水正孝社長との電話内容について「間違いなく全面撤退の趣旨だった。自信がある」と強調。海江田万里経済産業相も清水氏の言葉を「全員だと思った」という。

 細野氏は、吉田氏との電話で「これまで『大丈夫です。まだやれる』の返事だった人が、このときは弱気になっていたから、これは本当にだめかもしれない」と感じ、全員撤退だと信じ込んでいたという。


 <政府事故調の調書> 政府事故調は吉田元所長を含め計772人から聞き取りし、2012年7月に最終報告書をまとめた。聴取した記録(調書)は非公開とされてきたが、政府は今回公開に踏み切った。特に吉田氏の調書は全7編で構成され、A4判で約400ページに上る。聴取は11年7月から11月まで約30時間にわたり、吉田氏が指揮を執った原発内の免震重要棟内と、事故対応拠点「Jヴィレッジ」で実施した。

 <最悪のシナリオ> 福島第一で、使用済みも含め核燃料が次々と溶融した場合どうなるかを試算。横浜市の一部も含む250キロ圏まで避難地域が広がると予想している。このシナリオは今年5月に、福井地裁が関西電力大飯原発3、4号機(福井県おおい町)の運転差し止めを命じる判決を出したときの重要な根拠として挙げられている。

(東京新聞)
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http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2014091202000157.html

事故教訓 安倍政権顧みず 再稼働推進 調書把握後も
2014年9月12日 朝刊

 政府が十一日に公表した当時の民主党政権幹部らの聴取記録(調書)には、混乱しながら福島第一原発事故の対応に追われる姿や、原発事故の恐ろしさがつづられていた安倍政権は調書の内容を把握しながら、教訓を忘れたかのように再稼働を進めようとしている。 (城島建治

 「どんな安全対策をやっても原発はリスクが大きい。日本の場合、首都圏を含む三分の一は住めなくなる」。当時首相だった民主党の菅直人氏は聴取にこう答えていた。調書には菅氏に限らず、事故対応に当たった民主党政権幹部の率直な思いが記録されていた。

 記者は当時、首相官邸で官房長官だった枝野幸男氏の取材を担当していた。事故直後、秘書官の一人が「原発内部で何が起きているのか、全く分からない。東京から撤退する外国要人が続出している」と漏らしたのを覚えている。民主党政権が二〇三〇年代に原発稼働ゼロを目指す方針を打ち出したのも、事故の恐ろしさを体験したからだ

 原発が抱えるリスクが大きく変わったとは思えないが、安倍政権は再稼働に前のめりだ。四月に閣議決定した中長期のエネルギー基本計画では、原発を「重要なベースロード電源」と、再び電力の安定供給の柱に位置付けた。脱原発依存を掲げた一二年の衆院選公約にも反していた。安倍晋三首相は規制基準を満たした原発は安全との前提に立ち、原発を次々と再稼働させる方針。海外にも積極的に輸出して、日本の経済成長につなげようとしている。

 菅義偉(すがよしひで)官房長官は十一日の記者会見でも「事故を教訓に世界で最も厳しい安全基準ができた。基準に合致すれば原発を稼働していく」と明言した。しかし「世界最高水準」の根拠は明確でなく、菅氏が言及した安全基準は実際は「規制基準」でしかない

 エネルギー基本計画でも「事故が起きた場合には国は関係法令に基づき、責任をもって対処する」と事故の可能性も想定している。
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http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/hissen/CK2014091202000143.html

【コラム】
筆洗
2014年9月12日

 「もうこの時は死ぬと思いましたから…」「ここで何回目かに死んだと、ここで本当に死んだと思ったんです」「一番死に近かったのはここだった…死んでいましたね」▼政府がきのう公開した福島第一原発事故をめぐる吉田昌郎元所長の調書。吉田さんの証言からにじみ出るのは「死」である。燃料棒は完全に露出しているのに、冷やす水は入らない、入れられない▼「死ぬかと思った」という表現ではなく、吉田さんは「死ぬと思った」「死んでいた」と言い、「我々のイメージは東日本壊滅ですよ」とまで語っていた。その言葉遣いからは、死と破滅が本当に紙一重で存在していた現実が、三年半の時を隔てて迫ってくる▼だが、それは過去の話ではない。原発事故による避難住民は、なお十二万人余。長引く避難生活などで命を落とした「原発関連死者」は、少なくとも千百人を超え、この半年で七十人も増えているという。原発事故による「死」は現在進行形の悲劇だ▼調書で吉田さんは3号機の水素爆発のことも振り返っている。直後に四十人余が行方不明と聞き、事実なら「腹を切ろう」と思ったそうだが、幸い落命した人はいなかった▼「がれきが吹っ飛んでくる中で、一人も死んでいない。私は仏様のおかげとしか思えないんです」。一流の技術者をしてそう言わしめる。それが、制御を失った原発の実相である。
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●『朝日新聞』が「アベ様の犬HK」化しないことを望む: 相対的に「大変にマシな報道機関」はどこか?

2014年09月14日 00時00分26秒 | Weblog


孫引きですいません。CMLに出ていた記事【[CML 033720] 慰安所を設置した「産経」のドン】(http://list.jca.apc.org/public/cml/2014-September/033779.html)。

 同所のもう一つの記事【[CML 033767] 「産経のドン」が証言する集団レイプ】(http://list.jca.apc.org/public/cml/2014-September/033828.html)も、是非、御覧ください。一部のみココにコピペ:

   「・・・・・・太平洋戦争時、日本陸軍経理課の軍人として慰安所設置の
    任務に就いた「産経のドン」故・鹿内信隆産経新聞からリベラル色を
    一掃し、極右タカ派の論調でこの新聞を塗り固め自民党政権と
    深く結びつくことでマスコミ業界の大物として君臨した鹿内が、
    さらに驚くべきことを「自慢話」として得意げに語っていたことが
    判りました。太平洋戦争の初期、日本は当時アメリカの植民地だった
    フィリピンを占領しました。その直後マニラ大学に在学していた
    フィリピン人女学生を、日本軍の高級将校たちが「山分け」して
    レイプした、と鹿内はさも痛快そうに語っていたのです・・・・・・
    以下の対話は、鹿内信隆氏が桜田武氏との共に書いた
    『いま明かす戦後秘史(上)』(サンケイ出版、1983年、29-30頁)
    からの引用である・・・・・・「産経」は従軍慰安婦の証言は間違いや
    嘘が多いので信用できない、と・・・・・・これは、自社を日本有数の
    全国紙に育て上げた「中興の祖」が言ったことですので
    信用できるでしょう」

 全文をコピペしませんが、nikkan-gendaiの記事【安倍首相の遺恨…「吉田調書」スクープ合戦の裏に“朝日潰し”】(http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/153202)に・・・・・・、

   「朝日の自滅に安倍政権はほくそ笑んでいるだろう。首相の安倍自身、
    05年に朝日に「NHKの慰安婦番組に圧力をかけた」と書かれて以降、
    長年の遺恨を抱えてきた・・・・・・安倍首相が日頃から朝日に
    私怨ムキ出しだからこそ。ライバル紙も叩く相手を間違えている」

とある。アベ様の思うツボな『産経』や『新潮』、『文春』などの異常さ。『朝日新聞』が良いとは言わない。た~くさんの欠点があることは承知。消費税の記事など酷い。でも、相対的に『産経』や『新潮』、『文春』、そして、『読売』などと比較して、『東京新聞』や『日刊ゲンダイ』よりは劣るものの、ブログ主は『朝日の方が大変に大変に大変にマシな報道機関」だと思います。いまや、『産経』や『新潮』、『文春』は「戦時性奴隷」の存在そのものを全否定している、あるいは、全否定しようとしているのですから、報道機関を名乗ることさえ恥ずかしい。そして、「NHKの慰安婦番組に圧力をかけた」事件の意趣返しに負けず、『朝日新聞』には、くれぐれも「アベ様の犬HK化しないことを望む。

   『●「ヘイトの深層」 『週刊金曜日』
      (2014年8月29日号、1005号)についてのつぶやき

    「■⑯『週刊金曜日』(2014年8月29日号、1005号) /
      
北原みのり氏【メディア仕分け人Vol.97/『朝日』「慰安婦」記事の
      「責任」を問う人たち――本当に記事を読んで、理解しているのか?】、
      写真キャプション「古屋圭司国家公安委員長
      ・・・・・・
下村博文文部科学相・・・・・・櫻井よしこ
     「特意気な調子で「『朝日新聞』が白旗を上げた」(by橋下徹)などと、
      はしゃぐような論調・・」
     「・・・・・・石破茂などは〝『朝日新聞』を証人喚問しろ〟と言っている
      ・・・・・・今回の『朝日新聞』の検証で重要なのは・・・・・・」
     「「慰安婦問題」が国のメンツの話などではなく、女性の問題であると、
      明言していること
だ。橋下徹石破茂は、本当に、記事を読んだの
      だろうか? 読んだとして、理解しているのだろうか?」
     ■⑳『週刊金曜日』(2014年8月29日号、1005号) /
      
山口正紀さん【「慰安婦」もなかったことに? 『朝日』検証報道
      バッシング】、「これで「日本の名誉」が取り戻せた? 軍慰安所に
      軟禁され、毎日日本兵に強姦されて心身に深い傷を負った女性たち。
      
その痛切な訴えを無視する保守政治家と・・・・・・」
     「・・・・・・右派メディア。彼らは『朝日』叩きにかこつけ、
      「
慰安婦の存在そのものまでなかったことにしようとしている」。
      アベ様どころか、下村文科相までが
歴史修正主義者の情けなさ
      (
http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/672a336de9a85ffa6921deecc7bc5f5c
     ■(22)『週刊金曜日』(2014年8月29日号、1005号) /
      
高嶋伸欣氏【『朝日』叩きに踊る『産経』文化人 その浅はかさを突く】、
     「まるで鬼の首でも取ったかのように舞い上がっているのが『
産経新聞』や
      『
週刊新潮』・・・・・・櫻井よしこ氏や秦郁彦氏たちなどだ。彼らの
      共通点は自分には何も非はないとしていることにある」
     「『産経』にはモラルが決定的に欠落した人物のコメントが掲載
      されている。藤岡信勝氏のものだ・・・・・・同紙でなければ載せない暴論だ。
      ・・・・・・
櫻井よしこ氏は・・・・・・だが同氏は・・・・・・」
     「(櫻井よしこ氏は)・・・・・・96年10月3日の横浜市教委による
      講演会での虚偽説明問題で、頬被りをなお続けている」。
      所詮自民党派マスゴミ人
      (
http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/7ae94f2835be70d2b3773b23f146fbf6)」

   『●「パレスチナ」 『週刊金曜日』
      (2014年9月5日号、1006号)についてのつぶやき
     「■③『週刊金曜日』(2014年9月5日号、1006号) / 編集部
      【「
慰安婦」問題の次は「南京事件」の否定か 藤岡信勝氏に本誌
      「公開質問」】(リンクは
ココ
)、「『朝日』叩きに邁進する雑誌も急増中で、
      次の矛先は・・「南京事件」の否定に」」
 

 さて、本題。その産経の浅ましさが暴露されました・・・・・・「極右新聞の産経が、執拗に従軍慰安婦を叩く報道をする理由がわかりました。自社の経営者が慰安所を設置して、日本軍将兵に利用させていたことを追求されるのを恐れているから・・・・・・「戦後を糾する」が産経のキャッチコピーですが、その言葉はそっくり産経に返すべきです」・・・・・・。「慰安所を設置した「産経」のドン」!、「産経新聞の総帥が語っていた軍の慰安所作り」!!
 加えて、ツイッターでも拡散されていましたし、記事の中にもあるように、青年将校・ナチ曽根氏も「戦時性奴隷」に関わっていたわけです。

 『朝日』を叩きまくり、謝罪を求めまくり、反省を求めまくった、あさましき『産経』。さて、『産経』は、『産経』のドン=産経新聞の総帥氏の縁者や存命のナチ曽根氏に取材した上で、世間や「戦時性奴隷」被害者にどのような申し開きをするのでしょうか?

   『●「証拠が出てくれば反省しなければならない」のだから
                               反省してください
   『●無節操の図: 橋下元大阪〝ト〟知事も十分に〝ト〟、
                      そして自民党も同じ穴のムジナ


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http://list.jca.apc.org/public/cml/2014-September/033779.html

[CML 033722] 慰安所を設置した「産経」のドン

donko ・・・・・・
2014年 9月 9日 (火) 00:00:51 JST

 ・・・・・・です。

 極右新聞の産経が、執拗に従軍慰安婦を叩く報道をする理由がわかりました。

 自社の経営者が慰安所を設置して、日本軍将兵に利用させていたことを追求されるのを恐れているからです。

 産経新聞のドンと言われた同社のトップだった故・鹿内信隆が、太平洋戦争中に軍人として慰安所を設置する任務に就いていたことが明らかになりました。

 戦後、ある対談で、自ら得意げにそのことを語っている本が見つかりました。


(ここから)
【堺からのアピール】教育基本条例を撤回せよ
「女の耐久度」チェックも! 産経新聞の総帥が語っていた軍の慰安所作り
 http://blog.livedoor.jp/woodgate1313-sakaiappeal/archives/40078344.html

 朝日新聞の慰安婦報道の失態で勢いづいている右派・保守陣営だが、中でも、一番大はしゃぎしているのが産経新聞だろう。産経は慰安婦が政治問題化した1990年初頭から、慰安婦の強制連行はなかったと否定し、河野談話や村山談話を批判、慰安婦を記述した教科書を糾弾するキャンペーンを展開してきた。

 さらに同紙の社説にあたる「主張」や月刊オピニオン誌「正論」では、強制連行の否定だけでなく、慰安婦は「民間業者が行っていた商行為」で、「自ら志願した娼婦」。日本軍は従軍慰安婦に「性病予防対策などで関与していた」だけ、「公衆衛生面で関与していた」にすぎないという主張を繰り広げてきた

 そして今回、朝日が「吉田証言」の間違いを認めた事で、こうした自分たちの主張がすべて正しかったと勝ちどきをあげているのだ。

 97年に結論が出ていた「吉田証言」の虚偽を朝日が今になって認めたというだけで、どうしてそういう結論になるのかさっぱりわからないが、とにかく産経は自信満々で、日本軍に慰安婦の責任はまったくないかのような論調を繰り広げている。

 だが、彼らは自分たちの会社で中興の祖とあおがれている人物が、その「軍は公衆衛生面で関与していただけ」という主張をくつがえすような衝撃的発言をしていたことを知っているのだろうか

 その人物とは元産経新聞社長で、フジサンケイグループ会議議長だった故・鹿内信隆。鹿内は日経連専務理事からニッポン放送、フジテレビを開局して社長を歴任した後、産経新聞の経営権を握り社長に就任。現在、フジサンケイグループの原形を築き上げた人物だ。その権力と政治力は絶大なものがあり、1990年になくなるまで、事実上のオーナーとして同グループを独裁支配。経営方針だけでなく、現在の同グループのタカ派的な姿勢もすべて鹿内がつくりあげたものだ。

   「鹿内さんは産経新聞社長に就任時するや同紙を反共タカ派の拠点に
    する方針を掲げ、自分にさからうリベラルなスタンスの社員のクビを
    片っ端から切っていった。800人に及ぶそのリストラの凄まじさは当時、
    マスコミ界でも“産経残酷物語”といわれたほどです。こういうことがあって、
    産経は今のゴリゴリの右派一色に染まった訳です。この鹿内さんの
    DNAはもちろん、現在の経営陣、編集幹部にも
引き継がれています」
    (産経新聞OB)

 その鹿内は戦中、陸軍経理部に招集されていたのだが、産経新聞社長就任後に桜田武・元日経連会長との対談集『いま明かす戦後秘史』(サンケイ出版/絶版)を出版。陸軍時代の思い出話をこんなふうに語っている。


 「鹿内 (前略)軍隊でなけりゃありえないことだろうけど、戦地に行きますとピー屋が……。

   桜田  そう、慰安所の開設

   鹿内  そうなんです。そのときに調弁する女の耐久度とか消耗度、それにどこの女がいいとか悪いとか、それからムシロをくぐってから出て来るまでの“持ち時間”が将校は何分、下士官は何分、兵は何分……といったことまで決めなければならない(笑)。料金にも等級をつける。こんなことを規定しているのが「ピー屋設置要綱」というんで、これも経理学校で教わった


 鹿内は召集後、1939年4月から9月にかけて陸軍経理学校で軍の後方支援のノウハウを学んでいたのだが、そのときに、慰安所の作り方も叩き込まれたというのだ。しかも、その内容は今、右派メディアがしきりに喧伝している「公衆衛生の管理だけ」というようなレベルではない。鹿内の発言に「調弁する女」という表現が出てくるが、「調弁」というのは軍隊用語で兵馬の糧食などを現地で調達するという意味。つまり、これは陸軍が慰安婦の調達に関与していたということではないのか。

 さらに衝撃的なのが「女の耐久度とか消耗度、それにどこの女がいいとか悪いとか(中略)といったことまで決めなければならない」という発言だ。当時の日本軍が現地の女性を完全にモノ扱いし、どんな女がいいのかを品定めする作業までをも士官に命じていたことを証明するものだ。

 断っておくが、この鹿内発言は老人の妄想でも記憶違いでもない。靖国神社の一角に靖国偕行文庫という図書館があるのだが、そこにこの鹿内発言を裏付ける一冊の本が所蔵されている。

 300ページ以上はあろうかという分厚いその本のタイトルは『初級作戦給養百題』。昭和16年に陸軍主計団記事発行部が発行した、いわば経理将校のための教科書だ。

 表紙はハードカバーで、「日本将校ノ外閲覧ヲ禁ス」という文字。その9ページ目、第一章総説に、師団規模の部隊が作戦する際に経理将校が担当する15項目の「作戦給養業務」が解説されているのだが、その最後の項目「其他」の解説に以下の任務が列挙されていたのだ。

   1 酒保ノ開設

   2 慰安所ノ設置、慰問団ノ招致、演藝會ノ開催

   3 恤兵品ノ補給及分配

   4 商人ノ監視

 ようするに、陸軍の経理将校向け教科書に任務として「慰安所ノ設置」が掲載されていたのである。が関与したのは衛生面の管理だけという保守派の主張が、明らかな嘘だということがよくわかるだろう。

 もちろん、こうした事実を産経新聞をはじめとする右派、保守派が知らなかったわけはない。少し前に中曽根康弘元首相が「土人女を集め慰安所開設」していたという戦時記録を紹介したが、今回は自分たちが中興の祖とあおいでいる人物が自社の単行本で軍の組織的な関与を認めていたのだ。

 しかも、中曽根元首相の証言でも明らかになったように、は現地で娼婦でない女性たちも徴収している。これでほんとうに、従軍慰安婦のことを「自ら志願した高級娼婦」などと信じているとしたら、どこかおかしいとしか思えない。

 ようするに、保守系メディアはこうした事実を知っていながらそれをネグり、あらかじめ強制連行の定義を「軍が銃剣を慰安婦に直接突きつけて連行した」という非常に狭いものに限定し、それを否定することで、巧妙に情報を誘導してきたのである。朝日が歴史を捏造したというなら、産経をはじめとする保守メディアもまったく同罪なのだ。

 しかも、中曽根首相、今回の鹿内信隆フジサンケイグループ元議長の発言でもうひとつはっきりしたことがある。それは、彼らが従軍慰安婦に対していささかも自責の念を抱いていない事だ。それどころか、まるで笑い話のように、「慰安所をつくってやった」「女の耐久度とか消耗度、それにどこの女がいいとか悪いとかまで決めなきゃならない」と語っている。

 狂気のるつぼだった戦中ならともかく、戦後20年以上たってもこんな発言を嬉々としてできるというのは、そのベースに「女性はセックスのための使い捨ての道具」という差別意識が横たわっているという事に他ならない。そして、このメンタリティは、従軍慰安婦像に紙袋をかぶせるような性差別ギャグを嬉々としてほめたたえる今の右派メディアや嫌韓本、百田尚樹などの右派言論人にもしっかりと引き継がれている

 彼らの姿が今の日本人を代表するものだと思われているとしたら、それこそが「日本の恥」ではないか。

(エンジョウトオル)

(ここまで)



「戦後を糾する」が産経のキャッチコピーですが、その言葉はそっくり産経に返すべきです。

・・・・・・・・・。
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●「今後の運転期間はせいぜい三十年間。その間の噴火はないだろう」との推測下、川内原発規準OK

2014年09月13日 00時00分23秒 | Weblog


東京電力の二つの記事【川内原発 新基準適合と判断 未完成の対策で承認】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2014091002000250.html)、
【公募意見反映、形だけ 川内原発、疑問残し「適合」】(http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2014091190070516.html)。

 「原子力規制委員会は・・・・・・審査結果を正式に決めた・・・・・・火山の危険性をめぐる審査で、専門家から多数の批判が出たのに十分検討せず住民を守るための避難計画も議論しなかった」・・・・・・「九電は、影響は少なく、衛星利用測位システム(GPS)で火山周辺の地殻変動を監視すれば巨大噴火は予知できると主張。危険と分かれば原発の運転を止め、核燃料を緊急搬出すると説明した。規制委は「今後の運転期間はせいぜい三十年間。その間の噴火はないだろう」と推測し問題なしと判断」・・・・・・「審査結果案には一万八千件近くの意見が寄せられ、六百二十一カ所が修正されたが、字句の手直し程度にとどまった。専門家から疑義が出ていた火山のリスクや、住民の避難計画などに関する意見は反映されなかった」。

   『●原子力「寄生」委員会の審査に通ったからといって何だというのでしょう?
   『●原子力「ムラ寄生」委員会の机上の空論:
          「大幅に下回」るように計算すれば下回る
   『●東京電力原発人災での「想定不適当事故」を
         想定しなかった教訓が全く活かされていない
   『●原子力「ムラ寄生」員会ではなく、
     「風船爆弾」が語ることにこそ真実はある ~川内原発再稼働問題~
   『●火山の巨大噴火時の緊急核燃料輸送に
          何時間、何日間? 答えは「2年以上」!
   『●九州電力川内原発を再稼働させてはイケナイ: 
         何のための専門家会合? 市民の意見提出??

 まさに原子力「ムラ寄生」委員会原子力「推進」委員会である。そして、これに関わる全ての人々のなんといい加減なことか!! 川内原発について、「三十年間。その間の噴火はないだろう」、という言い草に心底呆れる。3.11東京電力原発人災とは、一体何だったのか? 「想定外」や「想定不適当事故」とは何だったのか?
 アベ様、そして、原子力「ムラ寄生」委員会委員殿、一体何のための市民の意見提出(パブリックコメント)だったのですか? 火山噴火についての、何のための専門家からの「専門的意見」だったのですか?

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http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2014091002000250.html

川内原発 新基準適合と判断 未完成の対策で承認
2014年9月10日 夕刊

 原子力規制委員会は十日の定例会合で、九州電力川内(せんだい)原発1、2号機(鹿児島県)が、原発の新しい規制基準を満たしているとの審査結果を正式に決めた。新基準に適合したと認められる初の原発となるが、火山の危険性をめぐる審査で、専門家から多数の批判が出たのに十分検討せず、住民を守るための避難計画も議論しなかった

 九電は新基準が施行された昨年七月八日、川内原発の再稼働審査を申請した。耐震設計の基準になる地震の揺れの規模を当初より一割程度大きく設定し、想定する津波の高さも約四メートルから六メートルに引き上げた。規制委の意に沿う変更で、他の原発より優先的に審査されてきた。

 川内原発は敷地内に活断層はないとされ、海抜約十三メートルと津波に対しては有利な立地。原発内の熱を逃がす海水ポンプ周りに防護壁、放水砲なども整備した。

 川内原発の周辺には、約五十キロ南東にある桜島を含む姶良(あいら)カルデラなど巨大な火山がある。過去に火砕流が敷地内に届いた可能性もある。しかし九電は、影響は少なく、衛星利用測位システム(GPS)で火山周辺の地殻変動を監視すれば巨大噴火は予知できると主張。危険と分かれば原発の運転を止め、核燃料を緊急搬出すると説明した。規制委は「今後の運転期間はせいぜい三十年間。その間の噴火はないだろうと推測し問題なしと判断した。

 この日の会合では、寄せられた一万七千八百十九件の意見についても議論したが、大きく修正する必要はないと判断した。

 ただし、事故時の対策拠点は当面、水道がないなどの問題がある代替施設を使う。放射性物質の放出を抑えつつ、格納容器の圧力を下げるフィルター付きベント(排気)設備は完成が二年後になる予定。

 火山の問題では、専門家から「巨大噴火を予知することは、現在の技術では非常に困難。事業者にできるのか」「十分な監視ができないのに、できることを前提にした審査はおかしい」など厳しい批判が相次いでいる。こうした科学的な意見があるのに、規制委は審査し直さなかった

 住民の避難計画をめぐっては、規制委は指針を示しただけで、計画策定は自治体に任せたまま。国は無責任との批判を受け、経済産業省は一日付で、立地自治体の薩摩川内市に二人、鹿児島県に三人の計五人の応援職員を派遣したが、実効性のある計画にできるかが課題だ。

 今後、再稼働するまでには、原発の詳しい管理方針などを定めた保安規定の規制委の審査や現地での検査にパスする必要がある。地元同意も必要だが、いちき串木野市など周辺自治体からは、立地自治体並みの発言権を持たせるよう要求も出ている。


科学的な審査したのか

 「必要な対応をとることを確認した」「事業者が実施する方針を示した」「計画している」。九州電力川内原発の新規制基準に基づき、原子力規制委員会が示した審査結果の文書には、こんな言葉が何十回も出てくる

 田中俊一委員長は「ほぼ世界最高レベルと思っている」と川内原発の対策が進んでいると強調するが、実際には未完成の対策、具体的にはまだ何も検討していない重要な対策が少なからず含まれている

 原子炉建屋の防水性を高めたり、非常用の発電機を増やしたり、お金さえ出せばできる対策がそれなりに進められたのは事実だ。

 しかし、いま再稼働して重大事故が起きれば、事故収束要員は水道のない代替施設で、放射能で汚れた体を洗うこともできない。コントロールを失った原子炉が高圧になっても、格納容器の丈夫さに望みをつなぐしかない。

 もしも九電や規制委の予想が外れ大噴火が起きた場合、まだ核分裂反応が続く高温の核燃料をどうするのか。既にプールにたまっている使用済み核燃料の行き場も検討されていない

 これでは「やります」と約束しただけで、約束を果たしたと認めてしまうようなものだ。

 科学的に徹底的に審査したといえるのか規制委が頼りにする専門家からも疑問の声が高まっている。 (荒井六貴)


<新規制基準> 東京電力福島第一原発事故の反省を踏まえ2013年7月に施行された。地震や津波、竜巻、火山など自然災害への備えや、想定する地震動や津波を見直し、対策の強化を求めた。従来とは異なり、対策をしても事故は起きる可能性があることを前提にし、フィルター付きベント(排気)設備など周辺への影響緩和策も求めている。ただ、米国などとは異なり、周辺住民の避難対策は審査の対象にしていない。現在、川内原発を除き計12原発18基について適合性を審査している。
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http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2014091190070516.html

公募意見反映、形だけ 川内原発、疑問残し「適合」
2014年9月11日 07時06分
 

写真

(↑ブログ主注: すいません、勝手にコピペさせて頂いております
 [http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/images/2014091199070516.jpg])

 原子力規制委員会は十日、九州電力川内(せんだい)原発1、2号機(鹿児島県)が原発の新しい規制基準を満たしているとの審査結果を正式に決めた。新基準で「適合」が認められたのは初めて。審査結果案には一万八千件近くの意見が寄せられ、六百二十一カ所が修正されたが、字句の手直し程度にとどまった。専門家から疑義が出ていた火山のリスクや、住民の避難計画などに関する意見は反映されなかった。 (小倉貞俊)

 審査結果案に国民の意見を反映させるとして、八月十五日まで約一カ月実施されたパブリックコメント(意見公募)には、原発の設備面への疑義だけでなく、住民の合意形成が不十分との声など幅広い意見が寄せられた。

 規制委事務局は正式決定した審査書のほか、パブリックコメントに寄せられた主な意見と、それに対する規制委の見解を公表した。

 審査結果案からの変更点を確認すると、言い回しや「てにをは」の修正ばかり内容の変更はなかった

 大きな論点となってきた火山の巨大噴火リスクの問題で審査結果案は、九電が周辺地盤の動きを監視し、噴火の兆候があれば原発を止め、核燃料を運び出させるとしていた。

 これに対し、「どこにどう運び出すのか詳細を確認して」との意見が寄せられたが、規制委は「事業者において具体的な検討がなされる必要がある」とだけ回答。住民の避難計画も審査対象にすべきだとの指摘には「原子力災害対策特別措置法に基づいて対策が講じられる」とだけ答えた。

 審査結果案は、安全対策面などの課題について「九電の方針を確認した」と約束だけで対策済みと見なしている部分が少なからずある。

 この点を指摘する意見もあったが、規制委の回答は「審査は事業者の対策や設計の方針を確認するものです」と、かみ合わない内容だった。

 規制委の田中俊一委員長はこの日の定例会見で「いろいろな貴重な意見はあり、それなりに審査書に反映させた。規制基準に対し、誤解もあるような意見もあった」と話した。

(東京新聞)
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●アベ様のオツムの中身のネタ元: 「憲法改正、愛国心教育、自虐的歴史教育是正、戦後レジーム脱却」

2014年09月12日 00時00分48秒 | Weblog


nikkan-gendai のゾッとする記事【19閣僚中15人がメンバー 最大右翼組織「日本会議」の危険度】(http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/153143)。

 以前からツイッター上で話題に。で、最近、赤旗が取り上げたこと(?)からさらに話題となりまりた「日本会議」・・・・・・「憲法改正、愛国心教育、“自虐的”な歴史教育の是正、戦後レジームからの脱却──これらはすべて日本会議が提言してきたものだ。安倍政権の政策と見事に重なっている」・・・・・・って、凄ッいね。頭がクラクラします。これらアベ様のオツムの中身のネタ元がどうも「日本会議」らしいです。それにしてもすごい中身ですし、閣内や自民などの党内の「信者」の顔ぶれは酷いものです。

   『●ブレーキは無く、二つの「アクセル」な自公政権

 佐高信さんと松元ヒロさんがアベ様のご友人について大変に面白いことを言っておられます。ここに取り上げられている「信者」を眺めてみると、まさにそういうメンツで、「異なる考えをもった」お友達は全く見当たりません。

   『●「パレスチナ」 『週刊金曜日』
         (2014年9月5日号、1006号)についてのつぶやき
    「■⑧『週刊金曜日』(2014年9月5日号、1006号) / 
     【
佐高信の新・政経外科第11回/笑いが殺される日を前に】、
     「「安倍晋三の敵は
松元ヒロ」・・・・・・安倍は「違う」ことが
     嫌いな人で、
友達がいません・・・・・・安倍と同じ考えのコピーの
     ような〝友だち〟はいても、
     
異なる考えをもった友だちをもつ幅やゆとりはないという、
     ヒロさんの指摘に私も共感します」」

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http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/153143

19閣僚中15人がメンバー 最大右翼組織「日本会議」の危険度
2014年9月6日

    (日本会議HPから)

 改造内閣の発足でガ然、注目を集めている団体がある。日本最大の右翼組織「日本会議」だ。

 日本会議のHPを見ると、「私たちは、美しい日本の再建と誇りある国づくりのために、政策提言と国民運動を推進する」と書かれている。どこかで聞いたような言葉だが、憲法改正、愛国心教育、“自虐的”な歴史教育の是正、戦後レジームからの脱却──これらはすべて日本会議が提言してきたものだ。安倍政権の政策と見事に重なっている

 それもそのはずで、政界には日本会議を支持する「日本会議国会議員懇談会日本会議議連)」があるが、そこには安倍政権の主要メンバーがズラリなのだ。

 特別顧問は安倍首相と麻生財務相で、会長は次世代の党の平沼代表。石破地方創生相が相談役を務め、副会長には菅官房長官、下村文科相、高市総務相が並ぶ。幹事長は衛藤首相補佐官、副幹事長は加藤官房副長官、萩生田総裁特別補佐は政策審議副会長だ

 留任した甘利経済再生相と岸田外相も日本会議議連のメンバー。新入閣組の江渡防衛・安保相も竹下復興相、望月環境相、山口沖縄・北方担当相もそうだし、女性閣僚の山谷拉致担当相は政策審議会長、有村女性活躍相もこの議連の会員である。改造内閣では、安倍首相を含めて19人の閣僚のうち、実に15人が日本会議議連に名を連ねているのだ

 党役員の顔ぶれを見ても、谷垣幹事長は日本会議議連の顧問で、稲田政調会長は政策審議副会長。茂木選対委員長も会員だ

 改造内閣で日本会議議連に所属していないのは太田国交相、小渕経産相、松島法相、西川農相の4人。もっとも、西川農相と二階総務会長は「みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会」には名を連ねている。どちらにも所属していないのは、公明党の太田国交相はまぁ当然として、小渕経産相と松島法相だけということになる。

   「そういうウルトラ右翼の内閣が誕生したわけです。
    大メディアは『安定感のある内閣』だとか『重厚布陣』だとか
    報じていますが、とんでもないこんなアブない内閣はありません
    (政治評論家・森田実氏)


■海外メディアも「ナショナリスト組織」と報道

 日本会議は、国際社会でも危険視されていて、海外メディアでは「ナショナリスト組織」(米ニューヨーク・タイムズ)や「ナショナリスト・シンクタンク」(英エコノミスト)などと報じられている。米議会調査局が今年2月にまとめた議会報告書にも、日本会議の名前が出てくる。昨年12月に安倍首相が靖国参拝を強行した背景には、日本会議の後押しがあったと分析しているのだ。

   「日本会議が安倍政権を裏で操るというより、もはや一体化している
    とみるべきです。内閣に15人も入ったのは、自民党が右翼政党に
    変質したことの証左でもある。安倍首相をはじめとする日本会議系の
    右翼議員に党が乗っ取られ、内閣も官邸も占拠された。このままでは
    国が乗っ取られてしまいます」(元法大教授・五十嵐仁氏)

 集団的自衛権の行使を容認し、自衛隊法の改正など有事法制を整備して、軍備強化で世界平和に貢献するという方針も、日本会議が目指す「誇りある国づくり」の一環だ。

 それを着実に進めてきたのが安倍政権であり、改造によって、ますます日本会議が掲げる政策を「実行実現」する内閣になったのである。
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●多分、アベ様は沖縄で三度敗れる・・・・・・踏みにじられる沖縄の民意

2014年09月11日 00時00分14秒 | Weblog


nikkan-gendaiの記事【辺野古の「海猿」に批判噴出! 移設反対市民を羽交い締めに】(http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/newsx/152972)。
『マガジン9』の記事【三上智恵の沖縄撮影日記〈辺野古・高江〉 第5回いつかは分かり合える日がくると信じたい。~8月30日、40人のカヌー隊と「海猿」との、壮絶な闘いの跡から】(http://www.magazine9.jp/article/mikami/14466/)。
東京新聞の社説【「辺野古」強行 拒絶する名護の民意】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2014090902000141.html)と、
最後にコラム【筆洗】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/hissen/CK2014090902000120.html)。

 「沖縄・辺野古沖の「海猿」に対して批判が噴出・・・・・・移設に反対する住民のカヌーを監視、執拗に追い回し、「警備活動」と称して手当たり次第、乗員をとっ捕まえているのだ・・・・・・まるで戦前の特高警察・・・・・・いやはや、TVで脚色された“虚像”とはいえ、これが正義のヒーロー「海猿」の姿とは驚きだ」。海猿=「アベ様のイヌ」は、ついに「アベ様の特高」とまで呼ばれる酷さ。どこが海を守り人を守る「正義のヒーロー」なのだろう。

   『●辺野古「この風景は戦争」:
      誇り高き「海猿」の実像は番犬様の飼い主「アベ様のイヌ」
   『●番犬様・米軍の飼い主の声は聞こえても、
        辺野古市民の声は聞こえず「戦場」が見えない防衛省
』 

 それに対して、名護市民らはカヌーなどで「彼らは世論に訴えるところにとどまらず、「本気で阻止」を決意しているのだ」・・・・・・「アベ様のイヌ」と死闘を繰り広げている。

 でっ、アベ様は「最高の責任者は私だ。・・・・・・私たちは選挙で国民の審判を受ける」と仰いましたし、それに、「地元に丁寧に説明し、理解を求めながら進める」とも仰せられました! 今般の名護市議会議員選で再び名護市民の明確な辺野古移設への反対の民意が示されたのですが、・・・・・・「安倍内閣が強引に進めている名護市辺野古沿岸部での米軍基地新設は、市民に再び拒絶された。地元の市議選で示された民意は明白」・・・・・・にもかかわらず、官房長官は「そんなの関係ねぇ」だそうです。酷いものです。豪語したアベ様の顔に泥を塗っています。

   『●丸腰市民へ掃海母艦派遣・・・アベ様豪語
      「最高の責任者は私だ。・・私たちは選挙で国民の審判を受ける」


 東京新聞のコラム【筆洗】は、沖縄に対する「差別性の極み」を考えつつ、「新憲法の審議に沖縄の声がきちんと届いていれば、戦争の実相と基地化の現実を踏まえた九条論議ができた・・・・・・これは今へと続く問い掛けだ」と述べています。「平成の治安維持法」を制定し、「戦争できる国」へと地ならしを着実に進めています。しかし、市民の反対の声など、アベ様や自公議員は全く意に介していないようで、全く腹立たしい限りです。

   『●番犬様・米軍の飼い主の声は聞こえても、
       辺野古市民の声は聞こえず「戦場」が見えない防衛省

 アベ様らは、一度目は名護市長選で敗退し、二度目は今回の名護市議選。そして、三度目の敗北は来る沖縄県知事選だと予想します。アベ様は三度敗れるはずです。アベ様が、「アベ様のイヌ」を使ってまで既成事実化を焦るわけですが、さて、三度に渡り民意を問うて三度敗れたアベ様達は、それでも、辺野古や高江の暴挙を続けるつもりだろうか、沖縄への「差別性の極み」を続けるつもりだろうか。

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http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/newsx/152972

辺野古の「海猿」に批判噴出! 移設反対市民を羽交い締めに
2014年8月30日

   (羽交い絞め…(上)、押さえつけ(下)/ユーチューブから)

 海上保安官の潜水士の姿を描き、人気となったTVドラマ「海猿」。危険を顧みず、人命救助に尽力する場面が話題となったが、沖縄・辺野古沖の「海猿」に対して批判が噴出している。普天間基地移設に反対する住民のカヌーを監視、執拗に追い回し、「警備活動」と称して手当たり次第、乗員をとっ捕まえているのだ。

   「オラーッ」。

 真っ青に広がる辺野古沖にドスの利いた声が響く。黒いゴムボートに乗った「海猿」の怒声だ。

   「7月から始まった海上調査に対応するため、海保は全国の『海猿』を
    辺野古沖に集中投入しています。基地移設反対派のカヌーを
    見つけると猛スピードで近付き、写真を撮り、時には体当たりして
    カヌーに飛び乗ってきます。まったく抵抗していないのに『確保!』と
    叫びながら市民を羽交い締めにして強引にボートに引き上げる
    こともあります。まるで戦前の特高警察です。このままだと
    大事故が起きますよ」(地元住民)

 一部報道によると、反対派の住民はこれまでに20人近くが拘束されたという。うち32歳の男性は、身柄を確保された際に頚椎捻挫のけがを負わされたとして、「海猿」を29日にも、特別公務員暴行陵虐致傷罪で那覇地検名護支部に告訴するという。

 いやはや、TVで脚色された“虚像”とはいえ、これが正義のヒーロー「海猿」の姿とは驚きだ

 一連の行動に問題はないのか。第11管区海上保安本部に聞くと、「頚椎捻挫した男性がいた? 海保として事実は確認していません。(活動は)現場海域の安全確保と法令励行のためです」(総務課)と答えた。
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http://www.magazine9.jp/article/mikami/14466/

三上智恵の沖縄撮影日記〈辺野古・高江〉
第5回いつかは分かり合える日がくると信じたい。8月30日、40人のカヌー隊と「海猿」との、壮絶な闘いの跡から

 8月30日。この日がカヌー隊のXデーになると知らされたのは直前だった。

 この決戦計画は極秘で、それを証拠に放送局のカメラはひとつも海に出ていなかった。「反対アピール」が目的ならメディアをよぶだろう。彼らは世論に訴えるところにとどまらず、「本気で阻止」を決意しているのだ。

 8月14日に、辺野古崎の周囲は赤いフロートで囲まれてしまった。その中に基地建設の第一歩であるボーリング機材が持ち込まれ、台船が組み上がり、海に穴を開けていく。

 非暴力の抵抗を貫き阻止行動をしたいと、海保との直接対決も厭わずに集まってきたカヌー隊だが、このフロートに阻まれやぐらに近づくことができない。

 2004年・2005年の沖合案の時には、反対する人々が海の中に立てられた4つのやぐら全てによじ登って座り込み、ボーリング機材を稼働させなかった。

 政府が今回、海保を大量動員し、周辺の漁協も懐柔して、提供水域の形まで変えてなりふり構わず押さえ込もうとしているのは、海のやぐらやボーリング機材にしがみついてでも、あきらめずに反対する人々がいること、それを警戒するためである。

 そして、あれから2週間、カヌー隊はフロートに近づいては海保に拿捕され、行く手を阻まれてやぐらには到達できないまま、効果的な阻止行動ができないでいた。

 しかし、作戦は密かに進んでいた。

 8月30日、決戦の日。満を持して集まった40人のカヌー隊が、この日一斉に台船を目指し、国が海に浮かべた見苦しい赤い鎖を次々と超えていったのだ。

 この日の午前10時ごろ、辺野古は西から進んできた黒い雲に覆われ、一時、強い雨と雷に襲われた。海保や、防衛局が雇った漁師の船も一旦、港に戻って待機。灰色にそまった海上から一瞬、船の姿が消えた。

 やがて雨が収まると、辺野古の浜から静かに20隻のカヌーが滑り出した。4隻の船も海域で配置につく。目指すは辺野古浜近くの掘削作業用のやぐら。赤いフロートに二重に囲まれたあのやぐらを占拠し、作業を止めるためだ。

 異変に気づいた海保のゴムボートが猛スピードで集まってきた。

 あっという間に10隻ほどが海域に結集し、「フロートに近づかないでください!」「それ以上接近したらわかってますね?」と拡声器で叫ぶ。カヌー隊は、淡々と打ち合わせ通りの配置に付く。そして、一斉に赤いフロートを超え始めた。

 パドルで超えようにも、乗り上げている時間が長いと海猿に確保される。

 そこはチームごとに打ち合わせたとおり、先に飛び込んでカヌーを引く者、2艇まとめて後ろから押す者、プカプカ浮いて注意をそらす隊員…。

 作戦中止を訴える海保の怒号と、抗議船の拡声器で騒然とする中、次々にフロート間際で転覆させられるカヌー。投げ出される隊員、引き上げる海保。それでも、もみ合う一団をすり抜けて、何隻かのカヌーがやぐらに迫って行った。

 しかし、海保のボートに追いつかれ、次々に飛び乗られて撃沈。中に入って行ったメンバーはすべて海保の黒いゴムボートに拘束された。乗り手がいなくなった色とりどりのカヌーが、あっちこっちの海面でひっくり返っていた。

 壮絶な海上の戦いの跡。市民の無謀な行動に呆然とする海保の姿があった。

 この40分、私の目の前で展開されていたのは、まぐれもない体当たり戦、だった。海のスキルを鍛え上げてきた海保の海猿たちにしてみれば、結局は捕まり、ゴムボートに拘束される運命とわかっていて、なぜ、カヌーのような弱い存在が次から次へと無駄な抵抗をするのか、理解できないだろう。

 もはや気の毒にさえなったのか、当初のような手荒な行為を控える人もいた。

 結論は出ているのに、秩序を乱すだけの集団。手のかかるならず者たちだと、我々を思うのかもしれない。

 でも、船の数も、装備も、練度も完全に負けていて、権力も政治力も、なにも持たない彼らがなぜここまでのことをするのか。もしかしたら少しずつは考え始めてくれたかもしれない。

 海保の皆さんはきっと、海を愛しているだろう。

 だから、海を壊したくない気持ちはよくわかってくれるだろう。親しんだこの海の素晴らしさを知っているからこそ、大学生から70代の大先輩まで、年代も生きる世界もバラバラな人たちが、やむにやまれずパドルを手に、厳しい海上工事の現場まで来てしまうのだと。

 それでも、まだ腑に落ちないだろう。

 こんな負け戦に見える戦いを、なぜ彼らが繰り返し挑んでくるのか。そこは沖縄に来て数ヶ月では、わからないかもしれない

 全てを失った沖縄戦から70年のできごと。伊江島で土地を守るために戦った阿波根昌鴻さんから、米軍の統治の横暴さに抵抗して投獄された瀬長亀次郎さんから、脈々とこの島で生きるものたちが受け継いできたもの

 沖縄が歩んだ道は、負けるとわかっていたって引き下がれないことばかりだった。

 その歴史的な任務を引き継いで今を生きる人たちの覚悟について。圧倒的な力を持ってしても、決して根絶やしにすることはできない信念、希望、明日を変えられると信じる力。

 そんなことを、できれば海保の皆さんの一人一人と話してみたいと、この日海に出た人や、浜で固唾を飲んで見守っていた人たちは皆思っていたに違いない。

 この日は結局、誰ひとりやぐらに登ることはできなかった。

 カヌーと身柄を返してもらい、夕方辺野古の浜に集まったメンバーに、周囲からは惜しみない拍手が送られた。確かに力でねじ伏せられたが、悲壮感はなかった。

 その力を容赦なく行使するのは「国」であり、敵は海上保安庁の職員ではない。本当は、共に海を愛し、守るという理想を語り合える関係でいたいと、壮絶なぶつかり合いの後でも、私たちは思うことができる。

 そうやって、作り上げられた対立の構図に落とし込まれずに、いつかは分かり合えると信じられる力こそが、希望そのものなのかもしれない。


三上智恵監督新作製作のための
製作協力金カンパのお願い

沖縄の基地問題を描く、三上智恵監督新作の製作を来年の2015 年完成を目標に開始します。製作費確保のため、皆様のお力を貸してください。

◎製作協力金10,000円以上、ご協力いただいた方(もしくは団体)は、映画HPにお名前を掲載させていただきます。

◎製作協力金30,000円以上、ご協力いただいた方(もしくは団体)は、映画エンドロール及び、映画HPにお名前を掲載させていただきます。

※掲載を希望されない方はお申し込みの際にお知らせ下さい。

■振込先
郵便振替口座 00190-8-513577
名義:三上智恵監督・沖縄記録映画を応援する会
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http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2014090902000141.html

【社説】
「辺野古」強行 拒絶する名護の民意
2014年9月9日

 安倍内閣が強引に進めている名護市辺野古沿岸部での米軍基地新設は、市民に再び拒絶された。地元の市議選で示された民意は明白だ。政府にはこのまま工事を進めるのではなく、再考を求めたい。

 沖縄県内では七日、一村長選と二十四の市町村議選の投票が行われた。無投票で決まった自治体を含め、県内四十一市町村のうち約三分の二で選挙が行われた沖縄県版「統一地方選」である。

 全国的な統一地方選は来年春に行われる。沖縄県では米軍占領下の一九四六年九月、本土に先駆けて首長・議員選挙が行われたため時期がずれている、という。自治体選挙の実施時期からも、沖縄県民が強いられた苦難の歴史がうかがえる。

 今回、全国的にも注目を集めたのは名護市議選だろう。同県宜野湾市の米軍普天間飛行場を日本側に返還するため、代替施設を辺野古の米軍キャンプ・シュワブ沿岸部に建設する「県内移設」に対する市民の判断が問われたからだ。

 しかし、米軍基地の新設は、市民には負担増にほかならない。

 辺野古移設反対を掲げて再選された名護市の稲嶺進市長は市議選でも反対派候補を支援した。「市長与党」は一議席減らしたものの引き続き過半数を確保した。名護市民の意思は明白である。

 公約を破って県内移設容認に転じた仲井真弘多知事が三選を目指す十一月の県知事選への影響も避けられないだろう。政府は市議選結果を重く受け止めるべきだ。

 安倍内閣は八月中旬、埋め立て地盤の強度や地質を調べる海底掘削調査を始めた。知事選前に建設を既成事実化し、県内移設の争点化を避けたいのだろう。

 安倍晋三首相は内閣改造で、菅義偉官房長官に新設した「沖縄基地負担軽減担当相」を兼任させ、記者会見では「沖縄の方々の気持ちに寄り添い、これまで以上に全力で当たってほしい」と語った。

 住宅地に囲まれた普天間飛行場の固定化を避けるのは当然だ。基地閉鎖、日本側への土地返還は喫緊の課題ではある。

 とはいえ、同じ県内で基地をたらい回しにしては、在日米軍基地の約74%が集中する沖縄県民全体では負担軽減になるまい。

 菅氏は名護市議選後、「辺野古移設は淡々と進めていきたい」と述べた。沖縄の気持ちに寄り添うというのなら、県内移設の強行ではなく、「国外・県外移設」の実現にこそ政治力を傾注すべきだ。あらためて強調しておきたい。
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http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/hissen/CK2014090902000120.html

【コラム】
筆洗
2014年9月9日

 憲法制定をめぐる重い事実がある。戦争放棄という人類の理想をうたった新憲法案を議論した帝国議会に、沖縄県選出の議員は一人もいなかったという事実だ▼終戦の四カ月後、衆議院で沖縄選出の漢那憲和(かんなけんわ)議員は訴えた。「これは、見ようによっては沖縄県に対する主権の放棄」「帝国議会における県民の代表を失うことは、まことに言語に絶する痛恨事であります」▼批判の矛先は、衆院選挙法の改正案。憲法改正に先立って選挙も男女同権など新時代にかなうものにする。戦後民主主義の第一歩であったが、この改正で沖縄県民は選挙権を停止されてしまった戦争の地獄を見た沖縄県民を「戦後の平和」から切り捨てるのか。漢那の悲痛な思いは昭和天皇にも届いていたろうか。皇太子時代に訪欧した際、お召し艦の艦長として随伴し厚い信頼を得た軍人こそ漢那だった▼しかし、平和憲法制定と沖縄の基地化は、車の両輪のように進んだ。公表された『昭和天皇実録』にも、米軍による沖縄占領継続こそ日米双方の利となると、天皇が米側に伝えたとの文書が引用された▼憲法制定史に詳しい古関彰一氏は、労作『「平和国家」日本の再検討』で、新憲法の審議に沖縄の声がきちんと届いていれば、戦争の実相と基地化の現実を踏まえた九条論議ができたのではないだろうかと指摘している。これは今へと続く問い掛けだ。
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●善良な市民には関係ない?? 死刑制度存置派驚異の8割の我国では全く揺るがず!?

2014年09月10日 00時00分43秒 | Weblog


asahi.comの特集【冤罪で死刑制度は揺らいでいるか』(http://webronza.asahi.com/national/2014072800004.html?iref=comtop_fbox_d2_02)。

 「絶えない冤罪で死刑制度は揺らいでいるのか」?・・・・・・死刑制度存置派が驚異の8割を占める我国では、死刑制度は全く揺るがず!? 善良な市民には関係ないとでも?? 裁判員制度で「死刑のスイッチ」を押すハードルが確実に下げられているのでは? ワタシャ、そんなもの押すのは嫌だね。

   『●袴田冤罪事件を機に死刑制度の再考ができない我国
   『●試料が無い!! DNA鑑定も杜撰なら、
           証拠保全も杜撰 ~冤罪死刑の飯塚事件~


 「法」に則り「粛々」と死刑執行を行っていった谷垣禎一法相は、内閣改造で幹事長へと交代した。さて、松島みどり新法相は?

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http://webronza.asahi.com/national/2014072800004.html?iref=comtop_fbox_d2_02

冤罪で死刑制度は揺らいでいるか

    (現役のボクシング世界チャンピオンとファイティングポーズを
     見せる元プロボクサーの袴田巌さん
     =2014年5月19日、東京都文京区)

2014年7月30日


 1966年に静岡県の一家4人が殺害された袴田事件」で死刑が確定した袴田巌さんに3月、静岡地裁が再審開始を認める決定を下し、袴田さんは釈放された。80年代に死刑囚の再審開始が、48年の免田事件、50年の財田川事件、54年の島田事件、55年の松山事件と相次ぎ、社会的に注目を集めた。自白を強要した警察・検察は反省を強く迫られ、物証を重視する捜査を徹底したはずだったが、97年の東電OL殺人事件では無期懲役が確定したネパール人男性がDNA鑑定で無罪になった。郵便不正事件では物証が改ざんされ、遠隔操作ウイルス事件ではIPアドレスのみを証拠にして4人が誤認逮捕された。絶えない冤罪で死刑制度は揺らいでいるのか。



死刑囚1割無実なら執行一旦停止は7割――治安の世論調査(2014/07/30)』(河合幹雄)http://astand.asahi.com/magazine/wrnational/2014072300002.html?iref=webronza

 2009年末の内閣府調査によると、死刑を「やむをえない」と容認する者が85.6%と過去最高になったとの報道が2010年2月にマスコミ各紙から流された。これに対しては、質問調査の仕方、報道の仕方の両方に問題があって、さすがに反論も取り上げられた。おそらく日本人は、死刑制度について単純に尋ねれば「どちらかといえば」賛成も含めた賛成が7割台で、明確に賛成する者は4割台と、こちらは過半数を切っている。内閣府の調査でも、「将来も死刑を廃止しない」は6割かつかつであった。

 これだけでは状況の判断が正確にできない。2012年の「治安に関する特別世論調査」において、「最近の治安は悪くなったと思う」と、間違って認識しているものが84.3%もいることを重視して、正しい情報が与えられるほどに、死刑の賛成者は減少するという仮説のもと、文科省科学研究費を獲得し6人で共同調査しているところである。「刑罰と犯罪防止――厳罰化と死刑の効果を信じる人々はどうすれば意見を変えるのか」が正式な課題名である。

 犯罪者と刑罰について知識と経験が増すほどに、死刑と厳罰化を否定するようになることは経験則的には知られており、既に佐藤舞などの先行研究もある。しかし、犯罪状況、刑罰の抑止効果の測定、犯罪者の境遇などの知識を与えても、死刑制度賛成者の比率は、確かに減少するが半分は切らない。諸外国でも、ほとんどの国で死刑廃止になっているのだが、どの国でも世論調査すれば、存置論がやや優勢である。

 討議型の調査も検討する中で、仮説として浮上したのは、人々が死刑制度について考えるとき、極端な凶悪犯の処遇をどうするかということのみを考えており、冤罪の可能性についてはあまり考えていないのではということである。

 そこで、今春の全国意識調査で、「仮に、現在の日本の死刑囚の10%(13人)が無実だとわかった場合の死刑執行の存続」について尋ねたところ、7割が「いったんやめる」と回答・・・・・・・・・



パソコン遠隔操作事件で考えた冤罪と可視化(2014/06/24)』(小俣一平)http://astand.asahi.com/magazine/wrnational/2014062300002.html?iref=webronza

 パソコン遠隔操作事件で、威力業務妨害などの罪に問われた片山祐輔被告(32)の第11回公判が6月20日、東京地方裁判所(大野勝則裁判長)で行われ、片山被告になりすまされ、遠隔操作をしたとして誤認逮捕された三重県津市の29歳の男性が証人として出廷した。

 この中で、被害者の男性は逮捕された際、「認めたほうが早く家に帰れると考えたが、家族の説得で否認を貫いた」と証言した。例え無実の罪で拘束されていても、「罪を認めてしまうかもしれない」人間の弱さをリアルに証言していて、これまでにも多くの罪なき人々が同様にやってもいないにも関わらず、逮捕、起訴されたであろうことを想像させた。

 この事件は、インターネットを駆使した21世紀型の特異な犯罪の一つである。「なりすまし」という行為が、パソコン1台あれば簡単にできてしまうことが驚愕をもって受け取られると同時に、「今日は人の身、明日は我が身」であり、「対岸の火事」と眺めていられない戦慄を多くの人たちに与えたことは難くない。だからこそ、片山被告が主張する「私も被害者」はどことなく説得力があったし、冤罪事件で実績のある弁護士もベテランのジャーナリストも彼の言葉に耳を傾けた。その顛末を振り返ってみた。

 5月20日、片山被告が、「自分が真犯人だと自供した」と伝えられた直後、編集者から感想を訊ねられた。

 「驚きもせず、呆れもせず、笑いもせずっていうところですかね」というのが、口をついた第一声だった。

 「驚きもせず」と思ったのは、これまでの新聞・テレビの報道、毎週届く雑誌の特集記事などを読んできて、江ノ島、雲取山と奇妙に一致する偶然や片山被告が勾留されている間は「真犯人」の動きがピタリと止まり、保釈されると動きが出てくる状況に、「被告の抗弁には無理がある」と、人より幾分長く事件記者として過ごしてきた体験から強く感じていた。

 それ以上に、4人もの無関係な男性を誤認逮捕し、警察庁長官が謝罪までした、その後の逮捕が同様に誤認であれば、長官はもちろん関係幹部は軒並み辞表モノで、組織第一の警察が絶対的な自信無くして、「5人目の逮捕」という危険な賭けに出るはずもなく、またそんな逮捕を検察が容認するはずもないという発想があった。

 もう一つは、東京地検特捜部の検事が投入されことを知り、かつて日本共産党国際部長宅盗聴事件の告発を受けた特捜部が、神奈川県警による組織ぐるみの犯行だと突き止めた実績を思い出したことによる。特捜検事投入は、「乾坤一擲」の勝負だと見定めるのも、かつての “検察担当記者”的発想に他ならないのではあるが。

 「呆れもせず」は、表現に気をつければ、「パソコン偏愛者」もひとつ道を踏み外せば、「魔法の箱」を悪用するのだろうという認識が織り込み済みだったからだ。

 「笑いもせず」は、片山被告を弁護し続けたジャーナリストたちの存在である。弁護士は、弁護活動の途中で、依頼人が真実を語っていないと思っても、依頼人の不利になる弁護活動をすることは禁じられている。職業上ある種の運命共同体として、擬似当事者となるケースもあるので、それほど驚くべきことではない。

 一方、片山被告の”冤罪“を主張してきたジャーナリストたち、あるいはその論調に相乗りしたメディアはどうか。彼らは、結果として、・・・・・・・・・



少年死刑確定:誰が反省不十分なのか(2012/02/23)』(河合幹雄) http://astand.asahi.com/magazine/wrnational/2012022200004.html?iref=webronza

光市事件少年の死刑が確定した。残念なことに最高裁は是正する勇気がなくマスコミの反省は不十分である。少年事件や刑事裁判のイロハを勉強していれば、この事件が死刑でないことは常識の部類と考える。この私の意見を聞いて驚いた方が多いのではないかと推察する。それもそのはず、報道された事件と、実際に記録などにあたってみた事件とは、まるで別事件。BPO(放送倫理・番組向上機構)の放送倫理検証委員会は、2008年4月15日決定第04号「光市母子殺害事件の差戻控訴審に関する放送についての意見」において報道内容と経緯を詳細に検討したうえで言葉を極めて報道機関を批判した(HPからダウンロードできる)。遺族と加害者の背景を丁寧に記述した門田隆将の『なぜ君は絶望と闘えたのか』も参照して欲しい。いずれにせよ報道ベースで事件を知っているつもりであれこれ考えるのはやめたほうがよい。長々と事件をなぞるわけにもいかないので二点だけポイントを挙げておく。

 少年にとって最も重要な体験は、自殺した母親の死体の脇に自分がひとりぼっちで取り残されたことであったろう。殺してしまった母親の脇にとりのこされた赤ん坊によって、同じような状況を、再現してしまった。少年にとって、その赤ん坊は「自分」だったはずである。裁判の事実認定で、発覚を防ぐために赤ん坊を殺したというのは、死刑という結論に無理にもっていくための後付けの理屈のように思える。少年は、何をしているのか自分でわからない状態だったであろう。

 第二点。少年の手紙などが公開されているが、非行少年を扱った経験者の共通認識は、次のようなものである。強がる少年は、・・・・・・・・・



死刑制度を残しつつ執行しないのが理想だ(2011/12/29)』(河合幹雄)http://astand.asahi.com/magazine/wrnational/2011122800005.html?iref=webronza

●死刑制度について論じる前に情報の共有を

 2011年は死刑執行がゼロとなるようである。国民の合意形成が不十分ななかでの執行停止は正しい判断であろう。なにしろ、日本人が治安の良さを誇っていた1970年代に比較して、現在の殺人事件の死者数は約半分に減少している。それなのに死刑判決が何倍にも増えているのは、国民が治安が悪化したと勘違いさせられているからであろう。議論を開始するに当たって、犯罪状況と死刑執行自体についての正確な情報提供が必要であると考える。

 以下、年内執行ゼロの意味から、死刑について一言したい。年内に死刑執行がなく、年末押し迫って執行されることがこれまであった。本年もそう予測していたが、そもそも、これはなぜだろう。年ごとの統計にゼロと出さないというより、昨年は死刑がゼロだったというニュースを出させないためであろう。

 だとすれば、これはいわゆる見せしめのための刑罰であろうか。殺人事件を網羅的に検討すれば、殺人犯たちが死刑を恐れて犯罪を思いとどまるなどということは、およそ期待できないことは間違いない凶悪犯罪の防止という最も大切なはずの目的に役立たないのに、なぜ死刑執行があるのであろうか。

 意識調査を検討してみると、犯罪抑止効果がないことは日本国民も理解しているようである。それにもかかわらず、死刑制度は存置しておきたいという結果が出ている。そもそも、日本においては、凶悪事件に遭う心配はしなくてよい。テレビ新聞の報道に惑わされないで考えて見ればわかる。

 私は、犯罪状況について講演で話すとき、聴衆にこう聞いてみることがある。

 「皆さんの知り合いのなかで、最近何人殺されましたか? 増えていますか?」

 会場には笑いがもれる。日本人の多くは、一生のうちに知人が殺人事件で亡くなる話を聞くことはない。凶悪事件も死刑も現実的な事柄ではないのだ。命が大切なら事故や病気に気をつければよいのだ。

 では現実の話でなければ何なのか。儀式のような象徴的なものと考えざるを得ない。人々が、死刑に参加したり、執行のされ方を詳しく知ろうとしてこなかったことからみると、刑罰を加えることよりも、それで安心したい欲求が勝っているように思われる。客観的な安全のためには様々な殺人事件について知りたいところだが、実際には、極めて少数で特異な事件について大量の報道がなされる。これは、人々がわかったつもりになりたい欲望に、報道機関が正直に答えているのであろう。

 社会学は、刑罰は秩序感を守るためにあると考えてきた。つまり、人々にとって、死刑は、悪事を働けば厳しい刑罰が待っているという象徴なのだ。日本では、これに安心感の回復と付け加えてよいと思う。換言すれば、死刑が廃止されると、なにか怖いの


 以上のような状況を前提に、それにマッチングした制度を考えれば、・・・・・・・・・
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●「議論の土壌は大丈夫か」?: 自民党ヘイトスピーチ法規制PTの如何わしさよ・・・・・・

2014年09月09日 00時00分59秒 | Weblog


asahi.comの社説【ヘイト規制―議論の土壌は大丈夫か】(http://www.asahi.com/paper/editorial2.html)。

 「まずは国会が、人種差別は許さないという決議をしてはどうかというアイデアもある・・・・・・PTの初会合では、国会前の脱原発デモなどの規制も併せて検討すべきだとの意見が出た」・・・・・・こういった「議論」をアベ様に任せていて本当に大丈夫か? 自公議員にはそんな「議論の土壌」があるようには思えず、とても「大丈夫」なんて言えそうにもないのですが。ミソクソも区別できない、この平沢勝栄座長の下の自民党PTのなんという如何わしさよ。

   『●「完全にブロック」「原発事故によって
         死亡者が出ている状況ではない」も相当に「恥ずかしい」

    「「国会周辺での大音量の街宣やデモに対する規制も併せて
     議論する方針を確認した。
高市早苗政調会長は・・・・・・」
     ・・・・・・さ~すが、抗議している市民に向かって「テロリスト
     呼ばわりする自民党である。
ヘイトスピーチミソクソ(もちろん
     
クソヘイトスピーチ)にするとは、呆れます」

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http://www.asahi.com/paper/editorial2.html

ヘイト規制―議論の土壌は大丈夫か
2014年9月6日(土)付

 特定の人種や民族への憎悪をあおるヘイトスピーチ(憎悪表現)について、国連人種差別撤廃委員会日本政府に対し、法律で規制するよう勧告する「最終見解」を公表した。

 「朝鮮人は出て行け」「殺すぞ」。在日韓国・朝鮮人を中傷するデモが活発になっていることを受け、見解はデモの際に公然と行われる人種差別などに対して、毅然(きぜん)と対処することを要求ヘイトスピーチをあおる官僚や政治家に適切な制裁を講じるよう促した。

 市民グループの調査によると、ヘイトスピーチをともなうデモや街宣は昨年1年間で360件以上行われているという。なぜこれほどの拡大を許してしまったのか。勧告を機に、よくよく省みなければならない。

 同時に、在日韓国・朝鮮人のひとたちが味わわされた屈辱と恐怖に改めて思いを致し、ヘイトスピーチを絶やすために何ができるか、この社会に共に生きる者として考えたい。

 たとえば大阪市は、ヘイトスピーチの被害者の訴訟費用を肩代わりできないか検討している。まずは国会が、人種差別は許さないという決議をしてはどうかというアイデアもある。

 焦点の法規制については、自民党がプロジェクトチーム(PT)を設置し、検討を始めた。民主党や公明党など超党派の議員連盟も、議員立法に向けて準備を進めている。政府が差別的表現か否かを判断することの危うさなどを理由に、法規制には慎重な意見も根強くある。冷静な議論を望みたい。

 気がかりなのは、自民党の議論のあり方だ。PTの初会合では、国会前の脱原発デモなどの規制も併せて検討すべきだとの意見が出た。前政調会長が後日、規制は考えていないというコメントを出したが、人種差別とデモを同列に扱い、デモ規制を政治家が公然と口にすること自体、極めて問題がある。

 「誇りある日本国民として恥ずかしい」「日本人としてやめなければならない」という物言いにも違和感を覚える。差別を受け、恐怖を感じている被害者への視点が抜け落ちてはいないか。安倍首相は国会でヘイトスピーチについて「他国の人々を誹謗(ひぼう)中傷し、まるでわれわれが優れているという認識を持つのは全く間違い」と述べた。「日本人の誇り」の強調は、そのような間違った認識を助長することにつながりかねない。

 それこそ人種も民族も関係ない。ヘイトスピーチは人間として恥ずべき行為だとの原点に立ち、議論を進めるべきである。
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●「パレスチナ」 『週刊金曜日』(2014年9月5日号、1006号)についてのつぶやき

2014年09月08日 00時00分20秒 | Weblog


週刊金曜日』(2014年9月5日号、1006号)について、最近のつぶやきから、AS@ActSludge。

 今週のブログ主のお薦めは、宮城康博氏【沖縄・辺野古沖 法的根拠に乏しい市民拉致」に高まる批判 これが海上保安庁仕事」なのか】、そして、編集部【「慰安婦」問題の次は「南京事件」の否定か 藤岡信勝氏に本誌「公開質問」】。

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■①『週刊金曜日』(2014年9月5日号、1006号) / 『パレスチナ/「何度目だ・・・・・・。いきなり知らないやつらから電話がかかり、破壊するから家を出て行けという」』。小田切拓氏【パレスチナ ガザの臨界/「長期停戦」の意味を、見誤るな】

■②『週刊金曜日』(2014年9月5日号、1006号) / 池田哲平氏【防衛省が次年度予算で過去最大の5兆円超を要求 「財政法」超越する新法も検討】、「民主党政権時代に抑制傾向が続いていた防衛予算が、安倍政権下で一気に上昇」。消費税そのものあるいは増税なんて全く不要じゃないか?(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/e9e2a50264758f38f28c2d20366d3810

■③『週刊金曜日』(2014年9月5日号、1006号) / 編集部【慰安婦」問題の次は「南京事件」の否定か 藤岡信勝氏に本誌「公開質問」】(リンクはココ)、「『朝日』叩きに邁進する雑誌も急増中で、次の矛先は・・「南京事件」の否定に」

■④『週刊金曜日』(2014年9月5日号、1006号) / 宮城康博氏【沖縄・辺野古沖 法的根拠に乏しい市民拉致」に高まる批判 これが海上保安庁仕事」なのか】。「拉致」・・まさに同感! 映画やテレビで喧伝された「海猿」は海や市民を守らない「アベ様のイヌ」(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/a5afa70c7e2b62c8fb07f9f9c1aa9675

■⑤『週刊金曜日』(2014年9月5日号、1006号) / 横田一さんら【安倍首相のお膝元下関では女性暴行事件も 石破幹事長の「閣内封じ込め」で始まる安倍一強体制の暴走】。「自民党下関市議が「女性暴行」を傍観か」については日刊ゲンダイに詳しい⇒ココ(http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/newsx/152851

■⑥『週刊金曜日』(2014年9月5日号、1006号) / 【黒島美奈子の政治時評/海で興じる米兵たち 辺野古は誰のものか】、「安倍首相から仲井眞知事への「贈り物」」。アベ様が飼い主の番犬様・米軍といい、海保「海猿」=「アベ様のイヌ」といい、腹立たしい限り(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/bfdad9024b31675284e4ee0a89012eb1

■⑦『週刊金曜日』(2014年9月5日号、1006号) / 古是三春氏【パレスチナ ガザの臨界/無辜の民の殺戮に日本製」が使われる】、「武器輸出全面解禁・共同開発参画がもたらした現実・・・・・・積極的平和主義として・・・・・・「平和外交への一環」にはなり得ず、根本的国益にも貢献するものとはならない」。「死の商人」に成り下がる(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/08e4b176dd9a9e274deb5b34a1b9512a

■⑧『週刊金曜日』(2014年9月5日号、1006号) / 【佐高信の新・政経外科第11回/笑いが殺される日を前に】、「「安倍晋三の敵は松元ヒロ」・・・・・・安倍は「違う」ことが嫌いな人で、友達がいません・・・・・・安倍と同じ考えのコピーのような〝友だち〟はいても、異なる考えをもった友だちをもつ幅やゆとりはないという、ヒロさんの指摘に私も共感します」

■⑨『週刊金曜日』(2014年9月5日号、1006号) / 白井聡氏【「戦後」の墓碑銘/文科系全廃を視野に入れた大学改革の】、「「そんなに国を死なせたいのか」・・・・・・この言葉がまさにあてはまるような事態が、社会の多くの領域で進行・・安倍晋三首相の傲慢・・・・・・インチキ改革の支持基盤」

■⑩『週刊金曜日』(2014年9月5日号、1006号) / 武田砂鉄氏【ドラえもんに電流を流すのは「便利な装置」!? イデオロギーのなさでウケる山崎監督】、「百田尚樹氏原作の映画『永遠の0』・・・・・・を撮った山崎貴監督は・・『ALWAYS 三丁目の夕日』・・・・・・最新作『STAND BY ME ドラえもん』」!!! おっどろいた~

■⑪『週刊金曜日』(2014年9月5日号、1006号) / 岩本太郎氏【国連が勧告しても噴出が懸念される差別と「ヘイト」】、「福島県のいわき駅前で・・・・・・街宣活動を・・・・・・告知・・・・・・中止を余儀なくされた。主催者は在特会会員でないとサイトで主張していたが、・・」。血も涙もない人達(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/d58cee0045e18f29221beddfb5dfcbce

■⑫『週刊金曜日』(2014年9月5日号、1006号) / 韓東賢氏【ヘイトスピーチ訴訟 国連人種差別撤廃委 女性たちと民族衣装】、「李信恵さん・・提訴したものだ。・・米軍飛行場の辺野古移設は琉球人差別だと訴えた糸数慶子参院議員も琉球姿」。アベ様や番犬様・米軍の「差別性の極み」(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/493386787484183dcaa6a5679e0a1fca

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●「古い原発」を廃炉にするので「新しい原発」は再稼働オッケー・・・なんて言語道断

2014年09月07日 00時00分38秒 | Weblog


asahi.comの社説【原発の廃炉―実現できる準備を急げ】(http://www.asahi.com/paper/editorial.html?iref=comtop_pickup_p)。

 「いずれも運転開始から40年を超える古い原発であり、敷地内に断層問題も抱える」・・・・・・朗報!!、と安心してはいけない。「古い原発」を廃炉にするので、「新しい原発」は再稼働オッケー、なんて言語道断。日本で再稼働して良い原発は存在しないし、古かろうが新しかろうが再稼働してはいけない。建設作業中のものもすぐさま中止すべき。騙されてはいけない。

   『●核のゴミと云う地獄:「王様は裸」
   『●「回らない核のサイクル」六ヶ所村:

             どちらも「地獄」という二択だったのか?

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http://www.asahi.com/paper/editorial.html?iref=comtop_pickup_p

原発の廃炉実現できる準備を急げ
2014年9月6日(土)付

 ようやく、というべきであろう。

 関西電力が美浜原発1、2号機について、廃炉の検討に入った。いずれも運転開始から40年を超える古い原発であり、敷地内に断層問題も抱える。

 廃炉は合理的な選択であり、早く正式決定すべきだ。

 東京電力福島第一原発の事故後、原発の運転期間を「原則40年」とする法改正や新規制基準の導入で、古い原発や安全対策の費用がかさむ原発には廃炉が促されてきた。

 にもかかわらず、これまでのところ、東電が福島第一の1~6号機全ての廃炉を決めただけだった。

 原発は廃炉にして核燃料を取り出さない限り、事故やテロに対して安全にはならない。

 現在国内には、この美浜も含めて原発が48基ある。なかには再稼働が容易に望めない原発も少なくない。各電力会社は美浜にならい、そうした原発の廃炉を真剣に考えるべきだ。

 ただ、廃炉を決めれば全ての問題が解決するわけではない

 まず、その費用だ。電気料金から積み立ててはいるものの一部では不足が見込まれる。

 経済産業省は原発で発電した電気に基準価格を設けて費用を確保する制度案を打ち出している。が、これは新増設費用までまかなう原発優遇策になりかねない。廃炉費用だけに絞って財源を確保する方策を検討する必要がある。

 さらに深刻なのが廃炉で生じる大量の廃棄物の行方である。

 1998年に国内の商業用原発で初めて廃炉になった日本原子力発電東海原発は昨年、今年度から予定していた原子炉の解体作業着手を遅らせ、全体の廃炉完了時期を2025年度に5年間先送りした。

 原子炉内の部品など「低レベル放射性廃棄物」は50~100メートルの地下に埋める計画だが、その処分地が決まっていないためだ。処分地で安全を保つための基準さえできていない

 東海に限らず、日本は、使用済み燃料から、こうした原子炉内の部品まで最終的な行方が決まっていない。現在の原発敷地内に置いたまま、という事態になりかねない。

 安倍政権のもとでは、原発再稼働に向けた動きばかりが目立って、廃炉に備える手立ては進んでいない。

 廃棄物問題に代表される廃炉の課題は、原発推進、脱原発の立場に関係なく解決が迫られている。

 政府は課題を直視し、解決に全力を挙げるべきである。
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●原発人災避難者自殺訴訟の福島地裁判決、東電は控訴見送り: 「原発関連死」は千人を大きく超える

2014年09月06日 00時00分16秒 | Weblog


東京新聞の記事【自殺「展望見えぬ避難で絶望」 福島地裁、東電の責任認定】(http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2014082601001675.html)と、
社説【自殺と原発事故 苛烈な現実を見た判決】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2014082802000155.html)と、
もう一つ記事【避難者自殺、東電が控訴見送りへ 4900万円賠償命令判決で』(http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2014090501001601.html)。

   『●「原発さえなければ」を福島地裁が認定:
      原発「事故によって死亡者が出ている状況ではない」という寝言


 「自殺と原発事故の因果関係を認めた・・・・・・東電も国も、血の通った対応が迫られよう・・・・・・自殺と原発事故との因果関係をはっきり認めた・・・・・・「原発関連死」は本紙の独自調査で少なくとも一千人を超す。昨年三月から約二百六十人増えている」そうである。高市早苗氏の「事故によって死亡者が出ている状況ではない」などといった寝言の反省が求められる。

 一方、「原発事故が起きた場合の想定について「住民は避難を余儀なくされ、さまざまなストレスを受けて自死に至る人が出ることも予見できた」と、東電の責任を厳しく指摘」した判決を受け、ブログ主は〈東電の「真摯に対応」をとくとご覧あれ〉と“つぶやいて”いたが、東電は控訴を見送るようだ。遺族側の対応はまだ伝わってこないが、少なくとも東電が遺族を更に苦しめることは回避されたようだ。
 この先何百年、何千年と大地の汚染を取り除くことはできず、そして、当然、死者は蘇らない。本訴訟に関して東電の「真摯な対応」は、一応、一区切り。でも、「原発関連死」は千人を大きく超えるとみられ、そして、増え続けている。

   『●言葉が見つかりません・・・
   『●再稼働・輸出問題に続いて、
      東京電力原発人災下の五輪招致騒動: 「あろうことか」、の連続
   『●自公議員や原子力「推進」「寄生」委員会委員らは
                     「闘うみんな」ではないようだ
   『●「鼻血問題」: 「原発関連死」と「死の街」発言


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http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2014082601001675.html

自殺「展望見えぬ避難で絶望」 福島地裁、東電の責任認定
2014年8月26日 19時39分

    (自殺者の遺族に賠償を命じた福島地裁判決で、
     記者会見する原告の渡辺幹夫さん(中央)=26日午後、福島市)

 東京電力福島第1原発事故で避難していた福島県川俣町の渡辺はま子さん=当時(58)=の自殺をめぐり、東電に約4900万円の賠償を命じた26日の福島地裁判決で、潮見直之裁判長は、事故と自殺の因果関係を明確に認め「展望の見えない避難生活への絶望と、生まれ育った地で自ら死を選んだ精神的苦痛は極めて大きい」と判決理由を述べた。

 さらに、原発事故が起きた場合の想定について「住民は避難を余儀なくされ、さまざまなストレスを受けて自死に至る人が出ることも予見できた」と、東電の責任を厳しく指摘した。

 東電は「判決の内容を精査し、真摯に対応したい」とのコメントを出した。

(共同)
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http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2014082802000155.html

【社説】
自殺と原発事故 苛烈な現実を見た判決
2014年8月28日

 自殺と原発事故の因果関係を認めた福島地裁の判決は、苛烈な避難生活を直視した結果だ。「東京電力はストレスによる自殺も予見できた」と述べた。東電も国も、血の通った対応が迫られよう

 二〇一一年七月に自宅で焼身自殺した五十八歳の女性がどんなにつらい立場に置かれていたか、判決文からも如実に伝わってくる。

 生まれてからずっと福島県川俣町に住んでいた。夫と子ども三人を育てて、〇〇年には自宅を新築した。そこに東日本大震災と福島第一原発事故が襲った。女性の家は計画的避難区域に指定され、福島市内でアパート暮らしをせざるを得なかった。

 農場での仕事を失い家族や地域の共同体とのつながりも失った。住宅ローンの支払いも残っていた。帰還の見通しが立たないまま、心細い避難生活を続ける-。「ストレスは非常に強いものだった」「耐えがたい精神的負担を強いて女性をうつ状態にした」と判決が述べたとおりだろう。

 とくに東電に対して、「事故が起きれば核燃料物質などが広範囲に飛散し、居住者が避難を余儀なくされ、さまざまなストレスを受けて自死に至る人が出ることも予見できた」と明確に言い切った。自殺と原発事故との因果関係をはっきり認めたことは重い。他の訴訟にも大きな影響を与えよう。

 原発事故の避難中に病気や自殺などで亡くなった「原発関連死」は本紙の独自調査で少なくとも一千人を超す。昨年三月から約二百六十人増えている。

 内閣府が公表している「震災関連自殺者」は福島で五十六人にのぼっている。この自殺者数は一一年に十人、一二年に十三人、一三年に二十三人と、むしろ時がたつほど増えているのが特徴だ。今年も既に十人に達している。

 阪神大震災でも震災後三年から、ストレスによるアルコール依存症などが増えたといわれる。これが意味するのは、当然、避難生活が長期化すればするほど、ストレスはどんどん蓄積され、人間の心や身体を蝕(むしば)んでいくことだ。

 地域防災計画は、まず災害時の避難に重点を置いている。それは当然のことだが、長期にわたる避難生活に伴う心身のケアにももっと目配りするべきだろう。

 東電や国は責任を痛感してほしい。「真摯(しんし)に対応する」とコメントした東電は、その言葉どおりにすべての被災者真摯な対応をしないと、さらなる怒りを買う。
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http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2014090501001601.html

避難者自殺、東電が控訴見送りへ 4900万円賠償命令判決で
2014年9月5日 15時40分

 東京電力福島第1原発事故で避難し、2011年7月に自殺した福島県川俣町、渡辺はま子さん=当時(58)=の遺族に対する賠償を東電に命じた8月26日の福島地裁判決について、東電は5日、控訴を見送る方針を固めた。

 遺族4人が「自殺は避難生活で精神的に追い詰められ、うつ状態になったため」として東電に計約9100万円の損害賠償を求め、福島地裁判決は約4900万円の支払いを命じた。

 原発事故による自殺で東電に賠償を求めた訴訟としては初の判決となった。

(共同)
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●「自己責任」バッシングと映画『ファルージャ イラク戦争日本人人質事件・・・そして』

2014年09月05日 00時00分33秒 | Weblog


映画『ファルージャ イラク戦争日本人人質事件・・・そして』のWP(http://fallujah-movie.com/)より。
The Huffingtn Postの古い記事【映画「ファルージャ イラク戦争 日本人人質事件...そして」 自己責任批判から10年、28歳の伊藤めぐみ監督の視点】(http://www.huffingtonpost.jp/2014/02/12/fallujah-movie_n_4741992.html)。

 「「自己責任」ってなんですか? プロデューサー 広瀬凉二/・・・・・・激戦地ファルージャで人質となった、三人の日本人を苦しめてきたのが「自己責任」という言葉・・・・・・自己責任とは誰かに問われるものではなく、「私は自分らしく生きているか?」と自らに問うことだと思うのです」・・・・・・。
 当時の「自己責任」バッシングに関連して、映画『ファルージャ イラク戦争日本人人質事件・・・そして』という映画が出来ています。結局、アメリカによるイラク侵略の理由であった「大量破壊兵器」などどこにも見つからず、サダム・フセイン大統領は無残に死刑・私刑にされ、そして、ブッシュ氏は靴を投げつけられ、「犬」と蔑まれています。それ以上に問題なのは、未だにイラク国内は混乱の最中である点・・・・・・。「・・・・・・悲劇が続くイラク。「「犬」に靴を投げつける」くらいでは、とても気がおさまらないでしょう」。高遠菜穂子さんは、今も、イラク支援を続けておられます。

   『●『戦争と平和 ~それでもイラク人を嫌いになれない~』読了(1/2)
   『●『戦争と平和 ~それでもイラク人を嫌いになれない~』読了(2/2)
     「しかし、彼女ら (郡山さんと今井さん) の予想は全く裏切られ、
      「自己責任」とばか騒ぎし、醜悪なバッシングの嵐。解放後、
      「生まれ故郷に帰るのに「覚悟」が必要」(p.141) な国って、
      いったい何?? 解放後の「新たな不安と恐怖」(p.147) は、
      拘束時以上だったのではないだろうか・・・。」

   『●『ご臨終メディア ~質問しないマスコミと一人で考えない日本人~』読了
   『●『ルポ 改憲潮流』読了(2/3)
   『●『だまされることの責任』読了(2/3)
   『●『靖国/上映中止をめぐる大議論』読了(3/3)
   『●『安心のファシズム ―支配されたがる人びと―』読了
   『●『それでもドキュメンタリーは嘘をつく』読了(2/2)
   『●見損ねた
   『●『筑紫哲也』読了
   『●『ルポ戦場出稼ぎ労働者』読了
   『●「自己責任」を叫ばれた人の立場
   『●「自己責任」バッシングの嵐: 「話す」ことも許さず、「話しても」伝わらず


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http://fallujah-movie.com/production_note.html

プロダクションノート

「自己責任」ってなんですか?
プロデューサー 広瀬凉二

この映画を観てくださる方に私が問いかけたいのは、その一言です。2004年4月、開戦から1年が過ぎたイラク戦争の激戦地ファルージャで人質となった、三人の日本人を苦しめてきたのが「自己責任」という言葉でした。イラク戦争は2001年に起きたいわゆる9・11事件に逆上したブッシュの米国が反米イスラム勢力への報復として一方的に仕掛けたものでした。それは「大義なき戦争」といわれ国際的に反対と非難を浴び、日本の世論も反対が多数を占めていました。しかし当時の小泉政権は開戦を支持し、米軍と同盟軍(英国など)の後方支援と現地の人道支援をするため自衛隊を派遣したのです。

ファルージャのイラク武装勢力が人質解放の条件としたのが、「自衛隊の撤退」でした。日本政府は即座にその要求を拒否しました。三人の釈放か処刑か、期限が迫る中で、政府関係者から発せられたのが激戦地へ出かけていった三人の自己責任だ。」という声でした。それがメディアに採り上げられ、ネットを通じてヘイトスピーチのような悪意に満ちたバッシングとなっていったのです。

三人は彼らを支援するNGOやイラクの宗教指導者の尽力で釈放され帰国しました。しかし日本で彼らを待ち受けていたのは「国益を損ない世間を騒がせた自己責任をとれ」という非難の嵐した。

そして9年後私は「映画ファルージャ」をつくりました。それはテレビドキュメンタリーの現場で40年間仕事をしてきた私自身への「自己責任」と思ったからです。自己責任とは誰かに問われるものではなく、「私は自分らしく生きているか?」と自らに問うことだと思うのです。



http://fallujah-movie.com/intro.html

イントロダクション

イラク戦争から10年  

当時、日本国内でバッシングが吹き荒れた「日本人人質事件」のことを覚えているだろうか?

イラク支援のために行った日本人3人。しかし、ファルージャの街で地元の武装グループによって日本政府へ自衛隊撤退を要求するための人質として拘束された。

当時、日本政府はアメリカが始めたイラク戦争を支持。「人道復興支援」のためとして、イラクに自衛隊を派遣していた。日本では3人の行為が国に迷惑をかけたとして「自己責任」を問う声が広がった。

この映画は、はからずも人質となった、高遠菜穂子さん、今井紀明さんの現在の姿を追い、そして未だ戦火の止むことのないイラク、ファルージャの生々しい現実を捉える。


先天性異常児、国内紛争――まだ戦争が終わっていない国イラク  

高遠菜穂子さんは、事件後のPTSDを乗り越え再びイラク支援を続けていた。NGOなどの団体に加わるのではなく、一人でイラクに通い支援と調査を行っている。イラクでの先天異常児は戦争以後、今も増え続けているのが実態だ。またファルージャで撮影中にも現政府と、対立する宗派の抗争も発生していた。

一方、人質事件のもう一人、今井紀明さんは、5年の間、対人恐怖症に苦しんだ。現在は、大阪で不登校や、ひきこもり経験のある通信制高校に通う若者を支援するNPOの代表をしている。社会から拒否された存在に、昔の自分をみて何かできないかと思ったという。


それぞれにとってあの戦争、あの事件が引き起こした問題はまだ終わっていない  

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http://www.huffingtonpost.jp/2014/02/12/fallujah-movie_n_4741992.html

映画「ファルージャ イラク戦争 日本人人質事件...そして」 自己責任批判から10年、28歳の伊藤めぐみ監督の視点

The Huffington Post                   | 執筆者: 阿部結衣子

投稿日: 2014年02月13日 10時15分 JST 更新: 2014年02月14日 20時11分 JST


2004年4月にイラクで起きた、「日本人人質事件」のことを覚えているだろうか。

イラク支援のため現地に入った日本人3人が、ファルージャの街で地元の武装グループにより人質として拘束された。彼らの要求は「自衛隊の撤退」だった。アメリカが主導し2003年に開戦したイラク戦争。当時、日本政府はこの戦争を支持し「人道復興支援」のためとして、イラクに自衛隊を派遣していた。3人は数日後、無事解放されるが、帰ってきた日本では、3人の行為が国に迷惑をかけたとして「自己責任」を問う批判の声が高まっていた。

あれから、10年。その時、人質となった、高遠菜穂子さん、今井紀明さんのその後を追ったドキュメンタリー映画「ファルージャ イラク戦争 日本人人質事件…そして」が公開されている。監督の伊藤めぐみさんは、テレビ番組の制作会社でADとして働く28歳。イラク戦争開戦当時、高校3年生だった伊藤さんが、なぜ人質事件の映画を撮ったのか。高遠さんと今井さんの今を紹介すると共に、この映画の制作するに至った背景を伊藤さんに聞いた。


■高校生でデモに参加「イラク戦争は自分にとって出発点」

イラク戦争開戦直前、高校3年生だった伊藤さんはイラク戦争に反対するデモに参加していた。それまで、伊藤さんにとって「戦争」はどこか遠くの出来事だったが、日本政府がイラク戦争を支持したことで、初めて「自分の戦争」という意識を持つようになったのだという。

「イラク戦争は、社会に関心を持つきっかけだったんですが、その後、人質事件ですごいバッシングが起こったのを見たことも大きかったですね。人質だった3人に自分を重ね合わせるところがありました。3人が批判されているのを見て、自分も批判されているように感じるというか……。国と違うことをするとあんなふうに冷たい目で見られるんだとか、世の中に対してもの申すことは、すごく怖いことなんだなって感じて、すごく萎縮する自分がいましたね」

大学卒業後、伊藤さんはテレビの番組制作会社に就職する。取材を通じていろんな人と向き合うなかで「自分自身を隠している」という思いを抱くことがあったという。

「人にさらけ出してもらって、話を聞かないといけないのに、自分自身がうまくさらけ出せない。そういう感覚を持つようになって、なんだろうこれ、と思っていろいろたぐり寄せていくと、イラク戦争の時の自分が原点だったんですね」


■「伝えたいことはイラクにある」高遠さんはイラク取材を提案

2012年、伊藤さんは人質事件の被害者たちのその後を追うため、映画「ファルージャ」の企画書を本格的に書き始める。そんな伊藤さんに、高遠さんは「伝えたいことはイラクにある」とイラクでの取材を提案した。上映された「新宿バルト9」で行われたトークイベントで、高遠さんは当時をこう振り返る。


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テレビの企画書は今までに、何度か送ってもらったことはあるんですけれど、『伝えたいことは、イラクにあるので、(私が短期滞在している)イラクに来てください』という話をすると、だいたい企画は立ち消えになっていました。彼女もそうだろうな思ったんですけれども、最初から『行きます』と言ったんですよね。

そういうことがあって、若いけど、若いから逆に真剣に、事件だけじゃなくてこの10年間を全部見てきているのかな、イラク戦争からはじまり、社会のこととか全部それを継続して、自分のこととして見てきているのかなって思ったんです。自分と同じような時間の過ごし方をしていたのかなって。

(2013/12/07 映画『ファルージャ』トークイベントにて)
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伊藤さんはイラクへ取材に行くことを決めたが、高遠さんは伊藤さんをイラクに連れて行くことを「怖い」と感じていたという。

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「来ないと始まらない」とは言ったものの、お嫁入り前の娘さんですから、なんかあっちゃいけないし、すごい緊張はしたし、それは怖かったです。今井くんがイラクに行きたいと言った時も「親御さんに合わせてくれ」って、2回ご家族に会いに行って、「何があるかわからないから、それでもいいんですか」ということを今井くんのお母さんたちにも、何度も念押しをした。

伊藤さんのご両親の承諾をとにかく得てきてほしいと、それから会社の社長さんにもよくよく話し合ってきてほしいし、もし何かあれば、あの時のバッシングじゃすまない、へたをすれば会社もダメになってしまうかもしれない、くらいの話はしましたよね。それでも、「許可をとってきました」と言ってきて、それにはびっくりしました。

(2013/12/07 映画『ファルージャ』トークイベントにて)
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■高遠さんの今——再びイラクへ

高遠さんは現在、人質事件後のPTSD(心的外傷後ストレス障害)を乗り越え、短期でイラクに滞在しながら、個人で医療支援を行っている。戦争後から先天異常児が増え続けているイラクの実態調査も行っているという。イラクでは今も、人々の日常を切り裂くような銃撃や爆撃が起こるという。


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一番直近では3週間、イラクに行ってきました。その間に、ファルージャの市長が狙撃暗殺されて、滞在先のすぐ近くで銃撃もありました。5~8発くらいの爆弾事件もありましたし。それから、知り合いの家の窓ガラスが割れたとか、子供達を遊んでいるとダダダーッと銃撃があって、おばあちゃんに『中入れ!』っていわれて、子供達と一緒に家に駆け込んだりとか、いろいろあります。

私はビビリなので、かなり緊張はしてますよ。なので、イラクに1回行って帰ってくるとドっと疲れます。ただイラクの中でも、病院は安全な感じというか、安心はしていられるというか、セキュリティはしっかりしています。

映画には、シビアな現実ばかりが映っていますけど、普通の生活もあるわけですよ。寮にいる先生達にも、生活があり休みもあり、休日を楽しむといったこともあるわけです。子供達も普通に学校に行っている、学校で何かをやってるってときに、瞬間、日常を切り裂くように(銃撃が)起きる。

(2013/12/08 映画『ファルージャ』トークイベントにて)
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■「イラク支援をやめるなんて許さない」家族の叱咤激励でヨルダンへ

高遠さんが2004年の事件後、再びイラクに行ったのは、家族からの叱咤激励があったからだという。


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映画でも言ってますけど、(事件後、高遠さんが)寝たきりだった状況から、きっかけをくれたのはうちの母親ですね。『そこでイラク支援をやめるなんて許さない』と言われて、ヘロヘロだったんですけどヨルダンに行きました。

その時に、一緒に人道支援活動していたイラク人がイラクから、7~8人来たんですよ。爆撃で亡くなった人の映像を(彼らが)持ってきたんですけども、私は『そんなことでウジウジしてる場合じゃないんだ』っていう風に、そこで本当に思った。

日本では味わえないおだやかなイラクの家族たち、イラクの人々、イラクの友達と過ごしたということが、彼らの弱っている時、私の弱っている時をうまく支え合ってきたのかなというのはありますね。

(2013/12/08 映画『ファルージャ』トークイベントにて)
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■今井さんの今——若者を支援するNPOの代表 

高遠さんと同じく事件で人質になった、今井紀明さんは、現在、高校中退や不登校経験のある通信制高校に通う若者を支援するNPO法人D×P(ディーピー)の代表をしている。事件後、激しいバッシングに晒された今井さんは、5年間、対人恐怖症に苦しんだという。その経験が今の仕事に結びついていると、上映された「梅田ブルク7」で行われたトークイベントで語っている。


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ドキュメンタリーとして撮っていただいて思ったのは、自分はなぜ今、教育関係の仕事をしているかを改めて考えさせられました。 今はドロップアウトをした子供たちや、学校をやめた子供たちとか、不登校になった子供たちが通う通信制高校で仕事してるんですけども、その子たちって自己責任である意味で切られてしまって、そのまま進んでしまい、ニートになってしまったりする。

自己責任って区切られてしまう子供たちなんですね。自分としてはすごくそこに思い入れがあって、若者達の為に何かしたいという思いでやってるんだなという事を撮られていて気がつきました。

(2013/12/23 映画『ファルージャ』トークイベントにて)
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■「自己責任」という言葉は、挑戦者と弱者を切り捨ててしまう言葉

2013年6月にニュースキャスター辛坊治郎さんが小型ヨットで太平洋を横断中に遭難した事故でも、「自己責任」が叫ばれるなど、現在も別の形で噴出している「自己責任論」。今井さんは「自己責任」という言葉自体が挑戦者と弱者を切り捨てる言葉だと語った。


- - - - - - -
「自己責任」というのを当事者からいうと、かなり難しいので、あまり語りたくないんですけど、この言葉自体が挑戦者と弱者を切り捨てる言葉だと思います。どんな状況でも、海外でもどんなに気をつけたとしてもこういった現状が起こってしまうことは実際にある。

この事件でいろんな事が批判に結びついてしまったんですけど、そういうことがあったりすると、行動を起こそうという人間自体の意欲を削いでしまう。プラス、弱者の切り捨ての言葉になってしまう。だから(その言葉は)気をつけながら使った方がいいんじゃないかと思います。

僕自身は辛坊さんの(事故の)時も、国民だったら誰だって助けられるべきであると思いますし、辛坊さんが昔、自己責任って批判したのも関係ない。誰だって助けられるべきだと、それはすごく思います

(2013/12/23 映画『ファルージャ』トークイベントにて)
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■映画をきっかけに「私はどうしたいのか」を考えてもらいたい

伊藤さんに、この映画で伝えたかったことを聞いた。

「こういう生き方をしなきゃいけないんです。ということを映画で言うつもりもなかったし、高遠さんたちが自己責任を果たしているかどうかを検証する映画でもないと思っています。『高遠さんはこう生きています』『今井さんはこういうことをするようになりました』『じゃ、私はどうしましょう』というのを見る人に考えてもらいたいんです」


映画「ファルージャイラクク戦争 日本人人質事件…そして」
 渋谷 アップリンク:公開中
 名古屋 シネマスコーレ:公開中~2月28日(金)
 札幌・シアターキノ:4月5日(土)~11日(金)
 大阪・第七藝術劇場:4月公開
 神戸・元町映画館:4月公開
 全国順次公開予定

公式サイト:http://fallujah-movie.com/
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●九州電力川内原発を再稼働させてはイケナイ: 何のための専門家会合? 市民の意見提出??

2014年09月04日 00時00分43秒 | Weblog


東京新聞の記事【川内審査 専門家「待った」 規制委・九電に疑問続々】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/economics/news/CK2014082602000111.html)。

 「噴火を事前予知することは極めて困難という指摘が相次いだ」・・・・・・え~っ、10年前に噴火が予測でき、2年以上かけて核燃料をゆ~っくりと避難させるのではなかったの? 

   『●火山の巨大噴火時の緊急核燃料輸送に
           何時間、何日間? 答えは「2年以上」!


 「同委の担当者は「川内の審査結果案に変更はないと思う」と報道陣に述べた」って、一体何のための委員会なのか? 再稼働という「結論ありき」ならば、専門家会合の委員は原子力「ムラ寄生」委員会や九電に厳しく抗議すべきだ! 市民の意見提出(パブリックコメント)に対しても同じく「結論ありき」ではないのか? やはり、原発の再稼働なんてさせてはいけない。

   『●川内原発を再稼働させてはいけない!:
         九州の「草の根」の勁き底力を見せるとき
   『●原子力ムラ復権阻止を! 今なら引き返せる!!
   『●原発関連交付金・固定資産税などで「財政豊かな」玄海町で、
                3.11東京電力原発人災後初の町長選
   『●「豊かな玄海町」へ:
     「原子力郷土の発展豊かな未来」「原子力正しい理解で豊かな暮らし」
   『●「原子力は血液」・・・・・・ではなく、「原子力=核」は「麻薬」
   『●原発再稼働という恥ずべき選択
     ~「新基準は世界一」「世界最高レベル」ではなく、「世界一の無責任」~
   『●再稼働ありきの「世界最高水準の規制基準」という「世界一の無責任」さ
   『●あれから3年半、広島市長までが、
      原発は「安全性を確保できれば再稼働するという方向が出ている」と
   『●「回らない核のサイクル」六ヶ所村:  
        どちらも「地獄」という二択だったのか?

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http://www.tokyo-np.co.jp/article/economics/news/CK2014082602000111.html

川内審査 専門家「待った」 規制委・九電に疑問続々
2014年8月26日 朝刊

 原子力規制委員会が二十五日に開いた火山の巨大噴火リスクを検討する専門家会合では、噴火を事前予知することは極めて困難という指摘が相次いだ。「当面は巨大噴火はないだろう」と推測し、九州電力川内(せんだい)原発は新規制基準を満たしているとの判断を固めた規制委にも疑問が呈された形。今後の審査のあり方にも影響しそうだ。

 「『衛星利用測位システム(GPS)で周辺の地面の動きや地震の観測などで噴火の予知ができる』というのは思い込みで俗説」。冒頭、京都大学の石原和弘名誉教授(火山物理学)は、新燃岳(しんもえだけ)(鹿児島県、宮崎県)などの事例を挙げ、噴火予知がいかに難しいか詳しく説明した。他の専門家も違う角度から難しさを述べた。

 会合は、原発を危機に陥れないための火山監視を考える趣旨だったが、実質的に川内原発をめぐる九電や規制委の認識に疑問を突き付ける内容になった。

 九電は噴火で川内原発に厚さ十五センチの灰が積もっても、要員が参集して対応することは可能と強調し、規制委も主張を認め、新基準で初の合格を出すつもりでいる

 これに対し、東京大地震研究所の中田節也教授(火山岩石学)は「十五センチの降灰はとんでもない話。数センチでも車は坂道を上れない。作業員はどうやって移動するのか。雨が降ればさらに難しくなる」と疑問を投げかけた。

 藤井敏嗣(としつぐ)・東大名誉教授(マグマ学)も、九電が巨大噴火の兆候から実際の噴火までは数十年あるとの論拠とした論文について、「論文の筆者にも確認したが、一事例を述べたもので、ほかの火山に当てはまるものではない、とのことだった」と述べた。

 川内原発の審査の中で、火山の専門家から意見を聴いていれば、規制委の判断は違う展開になった可能性がある

 しかし、同委の担当者は「川内の審査結果案に変更はないと思う」と報道陣に述べた。
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●アベ様と日銀の「ドアホノミクス」な異次元緩和、もう引き返せないの??

2014年09月03日 00時00分40秒 | Weblog


nikkan-gendai.comの記事【注目の人 直撃インタビューエコノミスト加藤出氏 「ルビコン渡った日銀に出口はない」】(http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/152798)。

 「急にやめようとしてもショックが大きすぎてできない。かといって、モルヒネを打ち続けると、そこから抜け出せなくなる。日銀はルビコンを渡ってしまったんですよ。国民はアベノミクスに期待するだけでなく、そういう危機意識を自覚しなければいけません」・・・・・・あ~ドアホノミクス(©浜矩子さん)にハマり込み、抜け出せなくなった模様。「モルヒネ中毒」らしいです。
 本記事を全て上手く理解はできないが、アベ様と日銀がとんでもないことをやり、結果、困るのは一般市民であることは確かのようだ、それだけは。

   『●『消費税のカラクリ』読了
   『●斎藤貴男さん「庶民から取れるだけ取ろうとしているのが安倍政権」
   『●アベ様は「株価さえ上がれば
           何をやっても許されると思っているのだろうか」?
   『●企業の貯金250兆と「働くとは何か?」
   『●「『平成の治安維持法』を作った総理」の「時代錯誤の富国強兵」』』
   『●安倍首相殿、「先進国」の「首都」で凍死、
        そして、この寒空の路上に生活困窮者を叩き出したそうです


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http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/152798

注目の人 直撃インタビュー
エコノミスト加藤出氏 「ルビコン渡った日銀に出口はない」
2014年8月24日

     (著書がマーケットで話題沸騰/(C)日刊ゲンダイ)

 アベノミクスの異次元緩和について、誰もが不安を抱いている。中央銀行が毎月、新規発行の7割に当たる国債を買い占めるなんて、どう考えても異常だからだ。この不安に対して、真正面から正確に答えたエコノミストが「日銀、『出口』なし!」(朝日新書)の著者、加藤出氏だ。異次元緩和の正体と今後を、余すところなく語ってもらった。


――この本、市場ですごく評判ですよ。なぜだかわかりますか?

 本当のことを書いちゃだめだよ、と言われました。


――そうです。ここまでハッキリ書いて、大丈夫かなあって。

 確かにそういう声もありました。


――やはり、本を書かれた動機はこれ以上、見ちゃいられないから?

 金融政策というのは痛み止め、あるいはカンフル剤の域を越えられないんですよ。構造的な問題を解決できるものではない。しかし、そこに安易に依存してしまうと、ホテルカリフォルニアになってしまう。


――イーグルスのヒット曲?

 そうです。長い歌詞ですが、ようこそ、ホテルカリフォルニアへ。なんてすてきな場所。あなたは好きな時にいつでもチェックアウトできる。でも、あなたは二度とここから離れられない……というものです。


――日銀も同じですか?

 日銀だけの話でなく、ダラス連邦銀行のリチャード・フィッシャー総裁は米FRBの金融政策について「我々はホテルカリフォルニア的金融政策のリスクに瀕している」と語っています。怖いのはFRBよりも日銀の方がはるかに危うい状況だということです。異次元緩和のために毎年、長期国債の保有高を50兆円増やしている日銀は、どんどん資産が膨らんでいる。FRBの資産は対GDP比24%(2013年末)で、BOE(英中銀)は25%、ECB(欧州中銀)は24%ですが、日銀は14年末には6割弱になります。日銀はインフレ率が安定的に2%になるまで、この政策を続けると言っている。15年末まで続けると、GDP比は71%になるのです。


――もう日銀の国債直接引き受け、中央銀行による財政下支えと同じですね。モラルハザードが見透かされ、国債利回りが急騰する可能性もありますよね。

 悩ましいのはもう、始めちゃった政策であるということです。急にやめようとしてもショックが大きすぎてできない。かといって、モルヒネを打ち続けると、そこから抜け出せなくなる。日銀はルビコンを渡ってしまったんですよ。国民はアベノミクスに期待するだけでなく、そういう危機意識を自覚しなければいけません。


――海外も、アベノミクスについては奇異の目で見ていると聞きました。

 ヘッジファンドのような投資家はもっとやれと言いますが、昨年あったドイツの会合では、彼らはアベノミクスの前に枕詞のように「危うい」とか「維持可能性に不安がある」という言葉をつけるんです。欧州の大きな悩みは若年層の失業率の高さ(ユーロ圏の25歳以下の失業率は24%)です。日本はそれほどでもないのに、「どうしてそんなイチかバチかのギャンブルをするんだ?」という声をよく聞きます。


――米国もやっているじゃないですか?

 英米に比べて、日本は抱える債務の規模、比率がずぬけて大きい。そんな国の中央銀行が国債を買い続けている。出口戦略は最も深刻になるはずです。



エコノミスト加藤出氏 「事実上インフレ課税が進行している」

――そもそも、日銀・黒田総裁が目指している2%の物価上昇が実現したとして、庶民の暮らしはよくなるのですか?

 仮に日銀の言う通り、2%のインフレが実現し、なおかつ消費税が来年秋に10%になると、2013年春に比べて、2016年春の物価は9・2%上がります。給料が上がる人はいいが、そうでない人は実質所得が相当減ることになります。ゼロ金利ですから、貯金、貯蓄も実質的に9%以上目減りする。庶民にとっては大変、厳しいことになります


――9・2%という数字にも驚きますが、すべてのものが9%上がるわけじゃなくて、上がるものもあれば、下がるものもあるわけですよね?

 そうです。コンピューターやスマホ、テレビ、自動車などグローバル競争が激しいものはあまり上がらないか、値下がりするでしょう。そんな中、消費税による上昇を除いても2%のインフレを続けるには食品や光熱費など生活コストに直結するものや、さまざまなサービスが大幅に上がっていく必要があります。ニューヨークでは2002年以降2014年まで年平均のインフレ率が2・3%ですが、個別に見ると、タクシー料金は累計で73%、地下鉄は67%、マフィンは120%、ステーキは63%、「オペラ座の怪人」のチケットは84%も上がっています。


――とてもじゃないが生活できませんね。

 英米の中所得者層にとっては生活コストの上昇が大きな問題になっています。ところが、日本ではインフレが進むと中央銀行が自慢するという世界的にも珍しい現象が起こっています。日本では雇用を維持するために賃金が抑制され緩やかなデフレが続きましたが、それは無意識のうちに我々が選択した社会ではないのか。企業収益が改善して多くの人々が賃金が増えて、結果としてデフレから脱却できれば望ましいわけです。単にインフレになればいいというものではない。


――庶民の生活は直撃を受けるのに、なぜ安倍政権はインフレ政策をとるのでしょうか? もっと言うと、国債暴落という財務当局にとっても絶対に避けたいリスクがあるのに、財務省出身の黒田・日銀総裁がなぜ、それをやろうとするのか? この辺についてはどうですか?

 緩和策は一時的なカンフル剤であるという認識を持たないと、インフレによって国の借金を目減りさせる、いわゆるインフレ課税に傾斜していく恐れがあります。


――むしろ、それが目的であると?

 ハイパーインフレはさすがにできないでしょう。それをやったら、次の選挙で政権が吹っ飛んでしまう。しかし、ジワリとしたインフレであれば、国民の貯蓄をインフレという形で収奪し、財政赤字削減に使える。そういう方向に進んでしまう可能性はありますね。


――可能性というか、意図的にでしょ?

 ここが難しいんですよ。当人たちはハイパーインフレにしたくなくても、意図的にコントロールできるのか。制御が難しくなるリスクがあるわけです。


――ハイパーインフレまではいかなくても、数%のインフレになるかもしれません。

 2%じゃなく、もうちょっとやろうかと。3%、4%でもいいじゃないかと。米国ではそういう議論が出ています。そこを締めていかないといけません。


――結局、日本はホテルカリフォルニアから出られるんですか?

 金融機関の人と話して、どういう出口戦略があるかを議論するんですが、難しいという結論になることが多い。米国経済が力強く回復する。米国の利上げが何年も続く。こういうラッキーな展開になれば、日本も短期金利を上げることができるかもしれない。それでも、長期金利が上がれば、ショックが大きすぎますから、日銀は保有国債を売れません。バランスシートは膨張したままです。一番まずいのは日本のインフレ率が適度に上がる前に米国の経済回復が終わり、FRBが再び金融緩和に転じる場合です。日銀は円高阻止のために新たな追加緩和が必要になる。出口どころじゃなくなります。


――恐ろしいことになっていますね。

 結局、インフレで一番困るのは一般庶民の方ですからね。金融政策は一見、タダに見える。でも実際は違います。庶民の生活を直撃する。よしんば、インフレにならなくても、その場合、日銀は国債を買い続けるのですから、どんどんリスクが膨らんでいく。そういう危うい状況にいることを我々は肝に銘じるべきなのです。


▽かとう・いずる 1965年生まれ。横浜国大卒。東短リサーチ社長、チーフエコノミスト。「日銀は死んだのか?」(日本経済新聞出版社)、「バーナンキのFRB」(ダイヤモンド社)など著書多数。
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●番犬様・米軍の飼い主の声は聞こえても、辺野古市民の声は聞こえず「戦場」が見えない防衛省

2014年09月02日 00時00分40秒 | Weblog


琉球新報の古い記事【辺野古ブイ設置、首相「急いでやれ」 防衛省幹部を叱責】(http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-228747-storytopic-3.html)と、
asahi.comの記事【沖縄県、辺野古の岩礁破砕を許可 埋め立て関連審査完了】(http://www.asahi.com/articles/ASG8X559KG8XTPOB002.html?iref=comtop_list_pol_n02)。

 番犬様・米軍の飼い主である「安倍首相は・・・・・・防衛省幹部を呼び、移設作業の進捗について報告を受けた際、「なぜ作業が遅れている。さっさとやれ」などとブイ設置や海底調査開始の遅れについて声を荒らげて叱責」したそうです・・・・・・このアベ様の叱責は防衛省の耳にはよく響いたようですし、最近では、海保の海猿=「アベ様のイヌ」も狂犬化したようです。そういえば、第1次アベ様政権以前、「亡くなった人を鞭打つのは気が引けるがアルコール依存症という病気だった自民党議員・中川昭一」(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/82a4cebde95a7e20da3da008f8e61c5c)とともに、アベ様はNHK幹部を呼びつけ叱責し、今日の「アベ様の犬HK」への布石を打っていた事件が思い出されます(『●「鼻血問題」: 圧力に屈した「アベ様のNHK」』)。

 で、「ワシャ知らん」の仲井真弘多知事は、さっさと、「沖縄県は28日、防衛省が出していた「岩礁破砕申請」を許可」してしまうし、一方、「武田良太・防衛副大臣は・・・・・・「・・・・・・これといった混乱もなく安全性を確保した上で着実に進められていると確認した」と述べた。海上などでの抗議活動については「確認できなかった」」と述べています。アベ様は、さぞやご満足でしょうね。でも、辺野古の「戦場」が見えない防衛副大臣の眼は本当に大丈夫でしょうか? 辺野古市民や沖縄県民の声の聞こえない耳は大丈夫? アベ様のオツム(『●「最高の責任者」アベ様のオツムの中身』)も心配ですが、こんな幹部のいる防衛省で果たしてお国の防衛はできるのでしょうか? 

 遊びほうけてばかり、聞こえないふり、寝たふり、死んだふり、おまけに、平気でウソ吐きする人たちに、心底呆れます。
 アベ様の「地元に丁寧に説明し、理解を求めながら進める」という御言葉を繰り返す、白々しさよ。

   『●国外移設どころか、やはり辺野古埋立承認へ:
       2010年11月の沖縄知事選の予想が現実に

   『●2010年11月の沖縄知事選の選択はやはり誤りだった
                ~そうさせた「本土」の重い責任~

   『●稲嶺進氏が名護市長選圧勝:
        「安倍政権はそれでも埋め立てを強行できるのか?」

   『●「辺野古の海を守ろう」:
         アベ様の「政権が抱える差別性の極み」に屈せずに

   『●丸腰市民へ掃海母艦派遣・・・アベ様豪語「最高の責任者は私だ。
                      ・・私たちは選挙で国民の審判を受ける」

   『●番犬様の(ウラアリな)オモテナシは随分とお高い

   『●「辺野古の海を守ろう」:
            アベ様の「政権が抱える差別性の極み」に屈せずに

   『●辺野古移設推進の仲井真弘多氏や丸腰の市民に
         掃海母艦を派遣するようなアベ様を支持してはいけない

   『●稲嶺名護市長は「激しい憤り禁じ得ない」と語り・・・
                 でっ、仲井真知事は「僕に聞かれても」?
   『●米軍の「差別性の極み」:NNNドキュメント’14
       『続・放射線を浴びたX年後 日本に降り注いだ雨は今』
   『●辺野古「この風景は戦争」:
      誇り高き「海猿」の実像は番犬様の飼い主「アベ様のイヌ」


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http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-228747-storytopic-3.html

辺野古ブイ設置、首相「急いでやれ」 防衛省幹部を叱責
2014年7月19日

 安倍晋三首相が7月上旬、米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設に伴う海底ボーリング調査と、移設工事の施工区域などを明示するための浮標灯(ブイ)の設置をめぐり、「急いでやれ」と防衛省幹部らに早期実施を強く指示していたことが分かった。

 一方、海底調査に先立つブイ設置について防衛省は22日にも作業に着手することを検討しているが、台風の接近なども踏まえ、27日からの週とする方向であらためて調整するとみられる。

 関係者によると、安倍首相は今月上旬、官邸の執務室に防衛省幹部を呼び、移設作業の進捗(しんちょく)について報告を受けた際、「なぜ作業が遅れている。さっさとやれ」などとブイ設置や海底調査開始の遅れについて声を荒らげて叱責(しっせき)机をたたくなどしてまくし立てたという。

 首相は移設問題についてこれまで「地元に丁寧に説明し、理解を求めながら進める」と繰り返しているが、地元名護市が移設に反対する中での作業の強行に自身も深く関与していたことが明らかになった形だ。

 防衛省は首相の指示を受け、ブイの設置作業を7月上旬に開始する方向で検討したが、その直後に沖縄地方などを襲った台風8号の影響などもあり、遅れたという。

 ブイ設置は当初6月中に実施する予定だったが、資材調達の遅れなどから着手がずれ込んでいる。
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http://www.asahi.com/articles/ASG8X559KG8XTPOB002.html?iref=comtop_list_pol_n02

沖縄県、辺野古の岩礁破砕を許可 埋め立て関連審査完了
山岸一生 2014年8月29日01時16分

 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)を名護市辺野古に移設する国の計画を巡り、沖縄県は28日、防衛省が出していた「岩礁破砕申請」を許可した。辺野古の埋め立てに必要な手続きで、仲井真弘多知事による昨年末の埋め立て承認以降、埋め立て関連の県側の審査は完了した。

 県水産課によると、地元漁協に漁業補償金が支払われ、水質汚染への対策も取られているなどとして「許可が適当と判断した」という。県は、漁協の意見を踏まえて「漁場汚濁が生じた場合は直ちに工事を中断する」との条件を付けたが、移設反対の稲嶺進・名護市長が出した、県の許可に反対する意見書の内容は盛り込まなかった

 一方、武田良太・防衛副大臣は28日、同県を訪れ、辺野古などを自衛隊ヘリから視察。その後、報道陣に「(辺野古沖で)ボーリング作業が行われているが、これといった混乱もなく、安全性を確保した上で着実に進められていると確認した」と述べた。海上などでの抗議活動については「確認できなかった」とした。(山岸一生)
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●「ヘイトの深層」 『週刊金曜日』(2014年8月29日号、1005号)についてのつぶやき

2014年09月01日 00時00分31秒 | Weblog


週刊金曜日』(2014年8月29日号、1005号)について、最近のつぶやきから、AS@ActSludge。

 今週のブログ主のお薦めは、山口正紀さん【「慰安婦」もなかったことに? 『朝日』検証報道バッシング】と、高嶋伸欣氏【『朝日』叩きに踊る『産経』文化人 その浅はかさを突く】。

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■①『週刊金曜日』(2014年8月29日号、1005号) / 『ヘイトの深層 嫌韓・民族差別と歴史修正主義』、「「正しい歴史」にとりつかれた“愛国”市民運動」「人々が信じたいデマは暴走するという教訓」「国際社会と相容れない日本の人権感覚」「なぜ関東大震災のジェノサイドを描いたのか・・」

■②『週刊金曜日』(2014年8月29日号、1005号) / 取材班【初のゲート前県民集会に約3600人の市民が参加 「辺野古新基地強行に抗議」】、「辺野古・・・・・・高江・・・・・・「人権無視であり、琉球人への差別だ」と「即刻中止」を訴えている」。「アベ様の「政権が抱える差別性の極み」」(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/a5afa70c7e2b62c8fb07f9f9c1aa9675

■③『週刊金曜日』(2014年8月29日号、1005号) / 横田一さん【景観に配慮しコストも安い代替案を提示 防潮堤見直し求め住民が陳情】。小石勝朗氏【吉田調書の公開求め原発訴訟原告らが提訴 政府は「開示」に方針転換】、「海渡雄一弁護団長は「正確に判断するためにも全面開示が必要だ」」

■④『週刊金曜日』(2014年8月29日号、1005号) / 満田夏花さん【「川内原発」再稼働手続き、要援護者の避難先は 「事前決定は不要」と規制庁】、「「再稼働」を進めるため、自らが定めた指針すら踏みにじる国や県の姿勢に、批判」。世界一の無責任http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/0518b1cb9289253769c79f78a4048706

■⑤『週刊金曜日』(2014年8月29日号、1005号) / 佐高信さん【風速計/右でも左でもある立場】、「・・・・・・勝手に言わせておけばいいのである。・・・・筑紫哲也・・・・・・「少数派の立場に立ち続けたこと」「沖縄への思い入れを持ち続けたこと」、そして「護憲の立場を崩さなかったこと」」。『筑紫哲也』http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/3666dc4544185eb6da4cb855baef73d9

■⑥『週刊金曜日』(2014年8月29日号、1005号) / 粟野仁雄さん【在特会を訴えた李信恵さんに聞く 「差別をまき散らす人を許してはいけない」】、「ヘイトスピーチをめぐり個人で初めて損害請求訴訟を起こした・・」。在特会の次のターゲットは福島の被災者、という無茶苦茶ブリ(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/d58cee0045e18f29221beddfb5dfcbce

■⑦『週刊金曜日』(2014年8月29日号、1005号) / 片岡伸行氏【国際社会と相容れない日本の人権感覚 ヘイト規制「差別禁止法」制定を国連が勧告】、「先月に続き、国連の人権機関から勧告を受けた日本政府」。「ヘイト規制」の議論に、ところが、高市早苗氏は「国会デモ禁止」を紛れ込ませる悪辣ぶり(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/e9f91a63d7b318d7bfdb9d4e92d267c3

■⑧『週刊金曜日』(2014年8月29日号、1005号) / 片岡伸行氏【国際社会と相容れない日本の人権感覚 ヘイト規制「差別禁止法」制定を国連が勧告】。多岐にわたる、「特定秘密保護法 福島原子力災害 公共の福祉を理由とする人権の制限 裁判所 ジェンダー平等 DV・性差別・・」

■⑨『週刊金曜日』(2014年8月29日号、1005号) / 片岡伸行氏【国際社会と相容れない日本の人権感覚 ヘイト規制「差別禁止法」制定を国連が勧告】。多岐にわたる、「・・ 死刑制度 代用監獄・強制自白 従軍慰安婦(性奴隷)問題」。「日本は中世かshut up!」事件は恥ずかしかった(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/e9f91a63d7b318d7bfdb9d4e92d267c3

■⑩『週刊金曜日』(2014年8月29日号、1005号) / 【竹信三恵子の経済私考/働き手が生かされない構造を無視した「雇用の逼迫=GDPの救世主」論】、「(GDP)が年率6.8%減となった・・の6割を占める個品消費の落ち込みは前期比5.0%減と激しく・・・・・・米国では・・「働き手が必要としている・・・・・・」」

■⑪『週刊金曜日』(2014年8月29日号、1005号) / 【竹信三恵子の経済私考/働き手が生かされない構造を無視した「雇用の逼迫=GDPの救世主」論】、「・・・・・・正規雇用はまだ足りない。働き手が十分活用されていない段階・・」として、働き手を活かす働き方を政策目標と明確に語っていた・・・・・・」

■⑫『週刊金曜日』(2014年8月29日号、1005号) / 【竹信三恵子の経済私考/働き手が生かされない構造を無視した「雇用の逼迫=GDPの救世主」論】、「その発言が新鮮に感じられるようなアベノミクスの惨敗。これこそが日本の消費低迷の元凶だ」。あ~ドアホノミクス(©浜矩子さん)(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/e139fff00642813ae3efb533e719cc1a

■⑬『週刊金曜日』(2014年8月29日号、1005号) / 取材班【辺野古移転推進派「打つ手なし」の沖縄・名護市議選 那覇市長と名護市長の共闘で勢い増す「辺野古反対の民意】、「新たな政治潮流・・・・・・露骨な稲嶺派崩し」。辺野古の「戦場」化で、選挙後も引き返せないように卑劣な既成事実化(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/a5afa70c7e2b62c8fb07f9f9c1aa9675

■⑭『週刊金曜日』(2014年8月29日号、1005号) / 横田一さん【見直し検討すら許されない気仙沼の防潮堤計画 高校生の訴えは「やらせ」と決めつけ】、「若者、女性から疑問・・・・・・未来より今の現金収入か・・検討されない代替案・・・・・・税金を230億円も投じるにしては・・・・・・」。

■⑮『週刊金曜日』(2014年8月29日号、1005号) / 渡辺仁氏【セブンーイレブン〝鈴木帝国〟の落日《連載第8回》 鈴木会長は〝噓〟をついたのか!?】、「一旦開示したこの重要証拠に閲覧制限をかけて封印したのだ。そこまでして隠し通そうとする〝秘密〟とはなにか」。『セブン-イレブンの正体』(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/7e309ae417490bc5365050e446161ce6

■⑯『週刊金曜日』(2014年8月29日号、1005号) / 北原みのり氏【メディア仕分け人Vol.97/『朝日』「慰安婦」記事の「責任」を問う人たち――本当に記事を読んで、理解しているのか?】、写真キャプション「古屋圭司国家公安委員長・・・・・・下村博文文部科学相・・・・・・櫻井よしこ

■⑰『週刊金曜日』(2014年8月29日号、1005号) / 北原みのり氏【メディア仕分け人Vol.97/『朝日』「慰安婦」記事の「責任」を問う人たち――本当に記事を読んで、理解しているのか?】、「特意気な調子で「『朝日新聞』が白旗を上げた」(by橋下徹)などと、はしゃぐような論調・・」

■⑱『週刊金曜日』(2014年8月29日号、1005号) / 北原みのり氏【メディア仕分け人Vol.97/『朝日』「慰安婦」記事の「責任」を問う人たち――本当に記事を読んで、理解しているのか?】、「・・・・・・石破茂などは〝『朝日新聞』を証人喚問しろ〟と言っている・・・・・・今回の『朝日新聞』の検証で重要なのは・・・・・・」

■⑲『週刊金曜日』(2014年8月29日号、1005号) / 北原みのり氏【メディア仕分け人Vol.97/『朝日』「慰安婦」記事の「責任」を問う人たち――本当に記事を読んで、理解しているのか?】、「「慰安婦問題」が国のメンツの話などではなく、女性の問題であると、明言していることだ。橋下徹石破茂は、本当に、記事を読んだのだろうか? 読んだとして、理解しているのだろうか?」

■⑳『週刊金曜日』(2014年8月29日号、1005号) / 山口正紀さん【「慰安婦」もなかったことに? 『朝日』検証報道バッシング】、「これで「日本の名誉」が取り戻せた? 軍慰安所に軟禁され、毎日日本兵に強姦されて心身に深い傷を負った女性たち。その痛切な訴えを無視する保守政治家と・・・・・・」

■(21)『週刊金曜日』(2014年8月29日号、1005号) / 山口正紀さん【「慰安婦」もなかったことに? 『朝日』検証報道バッシング】、「・・・・・・右派メディア。彼らは『朝日』叩きにかこつけ、「慰安婦の存在そのものまでかったことにしようとしている」。アベ様どころか、下村文科相までが歴史修正主義者の情けなさ(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/672a336de9a85ffa6921deecc7bc5f5c

■(22)『週刊金曜日』(2014年8月29日号、1005号) / 高嶋伸欣氏【『朝日』叩きに踊る『産経』文化人 その浅はかさを突く】、「まるで鬼の首でも取ったかのように舞い上がっているのが『産経新聞』や『週刊新潮』・・・・・・櫻井よしこ氏や秦郁彦氏たちなどだ。彼らの共通点は自分には何も非はないとしていることにある」

■(23)『週刊金曜日』(2014年8月29日号、1005号) / 高嶋伸欣氏【『朝日』叩きに踊る『産経』文化人 その浅はかさを突く】、「『産経』にはモラルが決定的に欠落した人物のコメントが掲載されている。藤岡信勝氏のものだ・・・・・・同紙でなければ載せない暴論だ。・・・・・・櫻井よしこ氏は・・・・・・だが同氏は・・・・・・」

■(24)『週刊金曜日』(2014年8月29日号、1005号) / 高嶋伸欣氏【『朝日』叩きに踊る『産経』文化人 その浅はかさを突く】、「(櫻井よしこ氏は)・・・・・・96年10月3日の横浜市教委による講演会での虚偽説明問題で、頬被りをなお続けている」。所詮自民党派マスゴミ人(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/7ae94f2835be70d2b3773b23f146fbf6
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