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発達トラウマ障害(DTD)=愛着障害の子ども。ヴァン・デ・コーク教授の The body keeps the score : brain, mind, body in the healing of trauma 『虐待されたら、意識できなくても、身体は覚えてますよ : 脳と心と身体がトラウマを治療する時どうなるか?』p.168,ブランクから。
発達トラウマ障害(DTD)は,何が違うのか?
1つの答えは,発達トラウマ障害(DTD)の子どもと大人の様々な症状の背景を成す中心的な原理を研究し治療することに集中することです。様々な症状とは,すなわち,広範囲にわたる生物的な不調,情緒障害,愛着の失敗と混乱,集中力が続かない事から生じるいろんな課題,それから,いつも自分を確かに出来ず,能力も発揮できないことなどですね。
症状にだけ注目するDSMだと,発達トラウマ障害(DTD)の,広範にわたる,様々な症状に眼を奪われてしまいます。その症状の元になっていること,すなわち,エリクソンの言葉で言えば,根源的信頼感が非常にもろい,ほとんど0だという,症状を包括的に理解する発達に対するトータルなヴィジョンがないと,発達トラウマ障害(DTD)は理解できません。したがって,治療も,支援も,教育もできません。