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吉川みつこの〝気ままではいられない〟日記
▲片山総務大臣、記者会見(指定管理者制度と阿久根市について語る)
メーリングリストで、片山総務大臣が記者会見で、指定管理者制度について語ったとの情報が届きました。http://www.soumu.go.jp/menu_news/kaiken/02koho01_03000154.html
以下、片山総務大臣閣議後記者会見の概要(平成23年1月5日)から抜粋しました。
指定管理者制度
問:
テレビ朝日の山根と申します。年末に指定管理者制度について、各都道府県・市町村の首長さんたちに、こういうふうな扱い方をしなさいということで通知を出されましたけれども、よく言われていますように、指定管理者制度においてもたらされる官製ワーキングプアというのがあると思うのですが、早急に、こういうふうな扱い方をしなさい、あるいは業者を選ぶ際、間もなくそういう時期にさしかかっている都道府県、市町村もあるかと思うのですが、その際に、そういうワーキングプアを作らないような、適切な使い方をしなさいということを、改めてきちっと、こう例示をすると言いますか、指導していくというお考えはあるのでしょうか。
答:
年末に出しました通知はですね、いわば指定管理者制度をめぐる誤解とか、失礼ですけれども、理解不足とかですね、こういうものを解いていこうという趣旨なのです。何かですね、指定管理者制度が導入されてから今日までの自治体のこの制度の利用の状況を見てみますと、コストカットのツールとして使ってきた嫌いがあります。もちろんそれは全く否定するものではありませんけれども、指定管理者制度というのは、一番のねらいは、行政サービスの質の向上にあるはずなのです。俗にお役所仕事とかですね、そういうものから脱却をして、民間の創意工夫とか、それから経験とか、そういうものを導入することによって、ともすれば画一的で、規則などに縛られて、利用者本位ではないと批判されてきた公の施設の利活用について、新風を吹き込みたいと。行政サービスの質を向上したい、住民の皆さんの満足度を高めたいということなのです。ところが、そっちの方よりも、むしろ、外注することによって、アウトソースすることによって、コストをいかにカットするかというところに力点が置かれてきたような印象を持っております。特に、私などが懸念していますのは、本来、指定管理になじまないような施設についてまで、指定管理の波が押し寄せて、現れてしまっているという。そういうことを懸念していたものですから、改めて、その誤解を解いたり、本来の趣旨、目的を理解していただくために出したわけですね。まあ、あれを出せばですね、じっくり読んでいただければ、はっと気が付いていただけるのではないかなと思いますけれどもね。これからも、折に触れてですね、私なりの考え方を申し上げてみたいと思うのですが、ただですね、じゃあ、私が申し上げているようなことが法律上書いてあるかというと、必ずしもそうでもないですね。具体的にどういうことかと言うと、私などはいつもよく言うのですけれども、例えば、公共図書館とか、まして学校図書館なんかは、指定管理になじまないと私は思うのです。やはり、きちっと行政がちゃんと直営で、スタッフを配置して運営すべきだと、私なんかは思うのですね。私が鳥取県知事のときもそうしてきました。だけど、じゃあ、それが法律にそう書いてあるのかというと、必ずしもそうでもない。何でも出せるような、そういう仕組みになっているものですから、あとは、どう言うのでしょうか、良識とか、常識とかですね、リーガルマインドとかですね、そういう世界に入るのだと思うのですけれども。そういうものを喚起したいと思って出したわけであります。もう一つの認識は、これ指定管理だけではなくてですね、従来からの外部化というものを、総務省として随分進めてきました。定員削減とかですね、それから総人件費の削減という意味で、アウトソースというものを進めてきたのですね。それがやはり、コストカットを目的として、結果として官製ワーキングプアというものを随分生んでしまっているという、そういうことがありますので、それに対する懸念も示して、少し見直してもらいたいなという、そういう気持ちもあって、お出ししたわけです。あれで、どういう反応が出るかですね、反応が無いか、有るか、有ってほしいと思うのですけれども、しばらく見てですね、また必要がありましたら、次の策も考えてみたいと思っています。自治体はですね、地元の企業の皆さんに対しては、正規社員を増やしてくださいということをよく働き掛けるのですよ。当然ですよね。やはり正規雇用を増やしてくださいということを働き掛けるのですけれども、当の自治体が、自ら内部では非正規化をどんどん進めて、なおかつ、アウトソースを通じて官製ワーキングプアを大量に作ってしまったという、そのやはり自覚と反省は必要だろうと、私は思います。そういう問題提起の意味も含めて見直しをしたということです。これは、ですから指定管理者制度についての理解を、本当の理解を深めていただきたいという通知と、それから、もう一つはですね、かねて申し上げておりますけれども、集中改革プランという法的根拠の無い仕組みを全国に強いてきたという、これの解除ですね。もともと法的に有効な通知ではありませんから、解除という言葉がいいかどうか分かりませんけれども、以前進めてきた集中改革プランにとらわれることなく、自治体では、業務と職員とのバランスは自ら考えて、これから定数管理などをやっていただきたいと。この二つであります。
阿久根市での議会開会中の専決処分
問:
毎日新聞の笈田です。鹿児島県阿久根市でですね、専決処分を、市長職務代理者が議会開会中に専決処分をしたという事例がありましたけれども、それに対する大臣のお考えも、やはり違法であるのか、お考えをお伺いできればと思います。
答:
詳しいことは知りませんので、新聞に出ていた数行の記事からしか、私も情報を今のところ得ておりませんので、その限りでの見解だということで申し上げますと、全く論外ですね。議会を開会していて、議案を出さないで専決をするということはあり得ないことです。何を考えているのだろうかと思いますね。二元代表制を踏みにじるものだとかいう議会側の批判が出ていましたけれども、それ以前の問題です。法治国家において法律を守らないというのは、これは論外です。ですから、専決処分の要件を満たさない専決処分というのは、違法、無効だと思います。新聞情報から得た範囲内での私のコメントであります。
▲名古屋市の市議会解散を問う「住民投票」を考える公開討論会に行ってきました
今日の中日新聞の1面は、この討論会の記事。
それに加え、1ページを割いて、様子が書かれています。
私なりに、メモをとってきましたので転載します。
午後3時~名古屋市公会堂で、
パネリストは、
・横井議会議長、河村市長
・石田芳弘衆院議員
・平野一夫氏:リコール請求代表者
・竹下譲所長:四日市大地域政策研究所
・井上治子:名古屋文理大准教授(市民運動を研究)
・今井一:国民投票/住民投票情報室事務局長。
司会は斎田太郎・中日新聞社会部長
この模様は、ニコニコ動画でも生中継がありました。
今後、自分の自治体の議会改革をどう進めるか?首長と議会との関係をどう築いていくかとの関心から、会場には、日頃から交流のある他の自治体の議員の方々もたくさん参加されていました。
残念ながら会場には、若い世代が少なく、真剣に議論しているのに、熱狂的な河村ファンなのでしょうか、大声を上げる方があり、途中で司会者が切れて「今度大声を上げたらでていってもらいます!」という場面もありました。
議員報酬について
◆横井議長の発言
・市長が先頭に立ったリコール運動は間違っている
・自分を支持する議員で過半数をしめる選挙をしようとしている。強大な権限を持った市長が議会をも支配しようとしている。
・専門家が一斉にこの現状を批判している
・現段階での解散には反対。大切な予算を審議するときに問題だ。
・政策スタッフの給与を、議員報酬から払わねばならないが議員の現実。市長は、公設秘書5人、車代など市長は年間1億円以上を使っている。
◆河村市長の発言
・市民税1割減税をすると選挙で約束した。みなさんから命じられているのだ。
・市長の公約を議会が否定してはいけない。
・議員報酬800万円については、市民並みの給料でやるべきだ。
・市長が800万円で生活しているのに、議員が800万円でどうして生活できないのか?
・議員が自分の給料を決められないのは、けしからん。
◆石田よしひろさんの発言
・自分がいくらほしいと言ったことはない。
・議会で決めるから変なのだ。決め方を議論すべき。どんぶり勘定でいくらにするという議論は変だ。
◆今井一さんの発言
・議員が、自分たちの給与を自分たちで決めるのが変。現実は、条例を制定し、議員たちが議員で決めているのが現実。
◆竹下譲所長の発言
・市民で決めるのは当然だが、そのとき感情的になってはならない。
・議員も市長も大切だが、市長は飾り物でも構わないが、議会は飾り物であってはならない。(改革すべき)
・議会にちゃんとした人をそろえることが大切。今、それができていない。
・議会にちゃんとした人を出すには、魅力あるものにしなければならない。だから報酬もある程度必要。
魅力ある仕事にし、みんなが議員になりたいと思うようにすることが大切。
・市長は、私と同じ金額でせよ!と言ってるが、イギリスだって、市民の倍くらいもらっている。議員というのは高給な場合が多い。政治家は重要だから魅力あるものにしておくべき。
・議会の大切さを考えた上で住民投票をするのはよいが、感情論で市民が自分たちと同じ給料にせよという論理で決めるのは問題である。
減税10%について
司会:4人家族=9500円の減税になっている。総額226億円。
◆河村市長の発言
・民間経済がよくならねばならない。名古屋市行政は独占企業だから、値下げ競争をしなければならない。名古屋にきてもらいたい。許可制だから、161億円を上回る行財政改革をするということで、減税の許可を国からもらっている。
◆石田よしひろさんの発言
・民間の会社と役所と一緒にしてはダメだ。そうなら役所が要らない。そこが大切。民間の会社で値下げ合戦が、経済を病気にしている。給料も上がらない状況をつくっている。
・経済問題として コスト意識や効率で行政運営していったら、行政が死んでいく。河村さんの思想は危険だ。
◆横井議長の発言
・名古屋市民の税金から、国の天下り団体(外郭団体)に200団体 12億5千万円負担している。やめるべきと議会で言った。市長は辞めさせると言った。しかし、22年度予算では、1円も見直しがされていない。399人天下りを認めている。市長が認めた人が天下りできているのが現実。
・市長は、400億円の借金をした。20年後に一度に払う借金です。すぐに困らない謝金だ。来年 460億、再来年450億の借金を刷る予定だという。保育料も年間30万円値上げ。東海地震基金も36億円くずしている。どうして恒久減税ができるのか・・・まずは1年やってみて、その後恒久減税の議論だ。これが1年前の議会での議論。
◆河村市長の発言
・借金が増えているのは、全国どこでも一緒!借金をせねば即死する。減税は減税でやる。起債を増やして経済を支えているのだ。
・天下り=随意契約を半分競争化した。87億つくっている。職員も退職して補充しない。
・みなさん、減税した分を、地域委員会やNPOに寄付してください。
◆石田よしひろさんの発言
・収入と支出のバランスがくずれ、国からお金をもらうようになった。不交付団体になった。名古屋市は、豊かだったから離島や過疎地にお金を分けてあげられていた。それが、収入が減り、交付団体になった。国からお金をもらうようになった。名古屋は強いまちなんだから、弱いまちのことを考えるべきだ。
・当選は、白紙委任ではない。当選したから何をしてもよいよというのではない。一生懸命努力して、みんなと話し合って進めてくれと言うのが選挙だ。これが民主的な議会制度です。市長は、白紙委任と誤解している。
◆横井議長の発言
・減税の恩恵を受けているのは市民の48%。市長は、生活支援のための減税だと言うが、実際はそうではない。老人の 7割非課税 障害者の9割非課税 リストラにあった人たちに支援が必要。お金持ちには1000万円を越える減税になっている。
・市長は「市債は借金ではない。借金は、返さなくてもいいんだ」と言われ、議会全体が驚き、コレでいいのかと動いた。
◆河村市長の発言
・名古屋は、1兆7千億 国税を払っているから、30億もらっただけ。本来、還付金だ!
・銀行では、借り手がないから市が借りねば・・・。借りているお金は、みんなの貯金。
◆竹下譲所長の発言
・日本の国の借金は大変。お金を集めるのがめちゃくちゃたいへんなことになっている。外国からもお金を集めているのが現状。国債を買ってくれなければ日本はおしまいの状況。
・だから、地方自治体がしっかりしなければならない、名古屋も自立していたのに自立していない。だいじょうぶか?
・地方マニフェストを考え出したのは、私だ。しかし、「減税」は約束とは言いにくい。変なマニフェストになっている。これが減税の問題。何が名古屋市の問題か?・・・これがマニフェストである。
・市長は、減税分を寄付してくれというが、寄付はあてにならない。もっと行政改革をすべき。別の改革を考えねばならない。その際、市民サービスの低下につながることが多いので市民はよく考えるべき。
◆石田よしひろさんの発言
・議会にも予算の提案権を与えたりして、
・平野さんがリコール運動するのはよいが、市長の権限を使ってするのはよくない。
・議会は、取り締まり役会でなくてはならないが、株主総会での株主くらいの権限しては
◆井上治子さんの発言
・民主主義が高まるためには、市民運動が高まる必要がある。固有の新しい価値感を作り出す場所。権力は、一定の距離を持つべきだと思う。
・市長に言われなくてもリコール運動が実施されれば一番良かった。
◆平野さんの発言
・市長が主導したものではない。
◆横井議長の発言
・河村市長が、「リコール運動をする」と記者会見で言っていた、
司会
減税日本が議席を過半数取れなかったらどうする?
◆河村市長の発言
・また、同じことになる(市長と議会の対立)。市長選の結果を議会は優先して考えるべき。
◆石田よしひろさんの発言
・何度も言うが、選挙は白紙委任されたわけでない。議会と話し合えということだ。そこを乗り越えるべきだ。議論し、お互いに理解しあいながら進めていくべき。それが民主主義だ。
・もうひとつ大切なことがある。市民から送り込まれたからには、長としての仕事をせねばならない。1月~2月は、職員と膝を突き詰めて次年度の予算を考えるべき時期。1年の仕事の半分がここにある。選挙だ~と言って仕事を放り出した。
・市民の住民投票への取り組みは評価する。しかし、知事選挙と市長選挙とトリプル選挙は、河村さんの政治的意図だ。市民のせっかくの気持ちが壊される。
◆河村市長の発言
・減税日本が過半数とれなかったら(議会が否決したいなら)、住民投票をして欲しい。
◆横井議長の発言
・減税のために借金をしてもらっては困る。私たちは、行革をしっかりしてやりましょうと言ってきた。
【みつこの考え】
ニコニコ動画は、http://live.nicovideo.jp/watch/lv36922524です。
石田芳弘さんは、10年以上も前から、教育問題で何度も講演を聴いてきました。そして、愛西市の佐屋公民館でも犬山市長時代に講師としてお招きしたこともあります。
また、河村さんは、「行革を進める手段としての減税」、「外郭団体問題へメスを入れる」などをマニフェストにあげていらっしゃり、共感のもてる事項がたくさん含まれていることから、関心を持ってみてきました。
また、竹下先生には、四日市大学のオープン講座にお招きいただき、市民派議員の活動について報告させていただいたことがあります。
そんなご縁のある方々が壇上から、考えを述べられ、大変勉強になりました。
私は、議会はとても大切な場であり、議会のあるべき姿を決めてから、それを実現するための議員定数や報酬を決めていくのが議会改革のプロセスだと思っています。その点、竹下先生の考え方には共感できる内容がたくさん含まれていました。
また、名古屋の減税の姿が、少しずつ変わってきていることも感じましたが、これはさておき、市長の公約は、議会として通すべきというなら、議会が不要になってしまうとも思いました。
私は、市長の公約について、愛西市の事例と照らし合わせて考えました。
1昨年、愛西市市長選で、市長は「総合斎苑建設を進める」ということで選挙をし、勝利をされました。しかし、私は、反対を続けました。少子高齢化社会の到来による厳しさから考えれば、過大施設であることや、プロセスや契約に問題があると反対を続けました。そうした私を、昨年の議員選挙で、市民の方は再度議会に送り出してくださっています。
こうした経験から、市長の公約を、財政的にそして市民の福祉からチェックするのが、議会の本来の姿だと私は思っており、議会がそうした側面から、公約に反対することもあり得ると思います。そして、そうなった場合、議会として市民に十分説明する責任があると思います。
ということで、私は、市長の公約だからと言って、無条件に賛成することはありません。しっかりと調べて、賛否を決めます。
また、名古屋市が借金を借金だと考えずに借金をしていること。本来、不交付団体であるはずの名古屋市が、減税をして交付団体となって、国からお金をもらっているなら、他の自治体議員としては納得できませんし、怒りです。(会場を出て、他の自治体の議員ともお会いし、怒りの声も聞きました)。
この討論会が終わってから、大学生や若い方々で、議員になりたいという人たちと一緒に喫茶店で話しました。みんなしっかりしています。ひとりひとりの市民の生活をしっかりとみる議員になってほしいと思いました。そして、自分の人生も大切にする人になってほしいとも。
※自分のメモからの掲載しましたので、聞き間違いがあれば、ご指摘下さい。
1月10日(月)のつぶやき
名古屋市議会解散の…賛否両派が顔を揃えての公開討論が、3時から名古屋市公会堂であるそうです。お知り合いの議員に整理券をおわけいただくことになったので、行ってきます。そのまえに、石田氏の「いしの会」に森田実さんが来るらしいので、そのお話も来てきます。←同じ会館で1時半~
12:41 from TwitBird
私も参加予定です。 RT @tasakey 長久手町の成人式におじゃましていまは名古屋市の水主町(かこまち)へ来ています。これから名古屋市公会堂へ向かい勉強してきます。
14:26 from TwitBird
名古屋公会堂到着。森田実先生曰く「市長と議会の対立をいつまで続けるのか!独裁政治に歯止めを」
16:52 from TwitBird
今会場にいます。同意!涙がでる。 RT @takaba_tokuko http://tl.gd/81tin3
17:05 from TwitBird
そっか!そういう役割なんだ。 RT @takeyanm 逆に市長や議員がサンドバッグでないと、おかしくないですか?常に完ぺきな行政は存在し得ないなかで、自由な批判のチャネルは社会の安全弁です。 @takaba_tokuko @yoshikawa325
22:03 from TwitBird
大学生や若者と政治について語り合い、今から帰ります。名古屋駅なう。
by yoshikawa325 on Twitter