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▲「液状化とこの地域の治水の歴史について」学習会を開催しました

 昨日(8月17日)、愛西市まちづくりネットとれんこん村のわくわくネットワーク主催で、学習会を開催しました。

 参加者は、15名くらいかなと資料を用意してきましたが、なんと35名もの参加者があり、急いで資料を追加コピーしました。

◆千葉県香取市が、東日本震災での液状化の映像をDVDにまとめられたので、それを上映しました。



 香取市では、液状化で公共施設に200億円の被害が出ました。そして、東京ドーム720こ分の土地で液状化がおき、今年は米の作付けもできませんでした。
 川底が隆起し、道路くらいの高さになっている映像もあり、雨が降ったらどうなるんだろうと、復興の大変さを映像で確認しました。

◆木曽川文化研究会の中村さんに、この地域の治水の歴史について話してもらいました。



 今の木曽川のもとが、地震の液状化が原因でできたことや、この地域はかつては、葦原だったことなど、液状化が起きやすい地域である根拠について、古地図などをもとに話していただきました。

 こうした古地図は、立田大橋を渡って左折、船頭平閘門公園の一角にある「木曽川文庫」に展示されていますので、是非、ご覧下さい。また、この地域の村史や町史などもそろっています。

◆模型を使って、液状化について説明してもらいました。(木曽川文化研究会の佐藤さん)



◆意見交換をしました。

 まずは命を守ることが大切なこと。被災を受けて避難する「避難場所」と、命を守るための「逃げ場所」とは別のものです。

 「今、自分たちの住んでいる地域であたりを見回したとき、逃げ場所はありますか?」との問いに、「東名阪の道路が高いから、いざとなったら上れるようにしてほしい」とか、「今、近くの物流センターに逃げ場に使わせてほしいと交渉中」とかの意見もでました。

みつこは思いました。

 ずっとこの地域に住んでいる私たちは、小学校の頃、社会の副読本で「治水」について学びました。そして伊勢湾台風にもあい、子どもの頃の記憶は「水害!」。毎年と言って良いほど、この地域の水害の映像がテレビで流れていたような記憶が残っています。
 ですから、台風が来るというと、バタバタと片付けたり、そわそわする私です。

 しかし、お嫁に来たり、引っ越していらっしゃった方は、この地域の水の歴史をご存じありません。もっともっと知らせていくことが大切だと思いました。

 今日の学習会で、日頃から「逃げ場」を決めておくこと。そして、必死に逃げることが大切ということは、みなさんに感じていただけたと思います。今後もいろんなテーマでこのような学習会を続けていこうと思います。 

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8月17日(水)のつぶやき

17:44 from TwitBird iPad
液状化やこの地域の治水の歴史についての学習会を開催しました。35名というたくさんの方に参加いただきました。会場からもたくさんの意見が飛び交い、まずは命を守ること大切であり、自分はどこに逃げるかをきめておこう。身近に逃げ場がない地域から行政が取り組むべきとの意見がでました。
by yoshikawa325 on Twitter
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