脳脊髄液減少症患者のつぶやき、「とりあえず、生きてみよか・・・。」

過去から現在へ、脳脊髄液減少症、体験克服記。

「添え乳で赤ちゃん窒息死」に潜む、誰も気づいていない事

2021年07月21日 | 本当に"原因不明の症状"ですか?
NHK NEWS WEBの2021年7月2日の記事に


という記事が載りました。

大津放送局 記者 松本弦さんの取材のようです。

それが7月8日の朝のNHKニュースでとりあげられていました。

私は、そのニュースに釘付けになりました。
そして、思いました。

取材した記者も、小児科医も、関係者も、
だれも気づきもしないんだ。

母親が出産でも脳脊髄液減少症になりうる事。
あるいはもともと、事故や何かで脳脊髄液減少症になっていた女性が、髄液漏れが気づかれないまま
お産すると、お産後症状が悪化する事がある事。

そして髄液漏れの母親が治療もされずに放置されるとどうなるか?って事。

誰も想像しないんだって事。

済生会滋賀県病院の伊藤英介先生に誰か伝えてください。

母親の脳脊髄液減少症が見逃されると、そういう事故が起こり得ます!と。

母親の添え乳での新生児の窒息死を防ぐには、
母親の脳脊髄液減少症の見逃しを無くさなければいけません。

そのためには、小児科医も産科医も婦人科医も耳鼻科医も、内科医も整形外科医も、精神科医も、

ありとあらゆる医師がすべて、
人間が脳脊髄液漏れて減るとどんな症状が出るか?
をまずは患者自身から学ばなければなりません。
そして、男性も女性も脳脊髄液減少症が普通に全国どこでも、診てくれる医師がいて、患者は見逃される事なく、きちんと早期に診断され、治療されて回復できるような医療体制にならなければなりません。

目先の、添え乳だけに注目してその対策や注意だけをしても、
その母親の体で起こっている事を見逃していては、
事故は今後も起こり続けるでしょう。

なぜ、私が、こんな事を書くのか?

それは、当事者しか知らない事を、体験して知っているから。

その経験から、強く危機感を覚えるから。

WEB記事には
滋賀県では、去年から子どもの全死亡例を検証して再発防止につなげる「チャイルド・デス・レビュー」と呼ばれる取り組みが始まりました。

とあるけれど、
おそらくその人たちも、誰も母親の脳脊髄液減少症と添え乳死との関係性を疑いもしないのでしょう。

具体的な話は、今は書けないので書きませんが、
いつか書ける日が来たら、書きます。

伊藤先生は、NHKニュースWEB記事の中で


添い寝の事故を防ぐために
▽ベビーベッドを利用して、赤ちゃんを一人で寝かせる
▽ミルクで育児をしている場合には、夜間の授乳はパートナーに代わってもらう

子どもと一緒に横になる場合には
▽疲れているときに授乳をしない
▽家族にもリスクを知らせ、定期的な見守りと母親が眠ってしまった場合の声掛けを徹底する
▽眠気を催す薬を飲んだ後は、一緒に横にならない

寝具による窒息も起きていることから
▽柔らかい布団やマットはうずもれて窒息するおそれがあるので、かたいものを使う
▽大人の掛け布団は重いので、子ども用の軽い布団を使う

と注意換気を始めたと書いてありましたが、

私から言わせてもらえば、それだけでは不十分です。
それはあくまで健常者の母親の産後の注意点であり、
あくまでも家族の協力が得られる人の話であり、
患者側の注意喚起だけです。

私は医療者側にも注意喚起してもらいたい!

脳脊髄液減少症で、誰も助けてくれる人がいない母親の添え乳のリスクを防ぐには、

現在も続くような、医師の脳脊髄液減少症への無関心と無理解と無視をやめて、今すぐ自分事として脳脊髄液減少症の知識を得て、
日々の診療に生かして、

絶対に母親の脳脊髄液減少症を見逃さない事です!

私は経験上、それも、1つの添え乳での乳児窒息の事故防止だと強く感じています。



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