金曜日の夜久しぶりにジローと飲んだ、ひとみちゃんも一緒だ。
ジローのヤツSL人吉に乗りたくて人吉まで行ったそうだ。
予約が一杯で熊本から乗れなくて、帰りは乗れるかも知れないと思ったそうなのだ、だけど乗ることはできず、終電は新八代で終わった。
あとはヒッチハイクをして自宅に帰ったのは午前4時をまわっていたとのこと。
そんな話を聞いて久しぶりにどこかに行きたくなった。
あさ起きてすぐにジローに電話した。
「集合!」
ジローとひとみちゃんと妻と4人で出かけたのだ。
ただし行先は決まっていない。
「海行くね?山行くね?」
とジローに聞くと
「山がいいね!」
というのでとりあえず阿蘇を目指した。
「昭和の街並みって豊後竹田だったよね?」
ということで阿蘇市一宮から57号線を選んだ。
途中、波野の道の駅で情報を仕入れるが局地的な地図ばかりで広域的な地図がない。
クルマにも地図はない。
途中、竹田の手前でガソリンスタンドで給油した。
スタンドのオヤジに情報を聞く。
ところが昭和の街は中津(北九州の隣県)方の豊後高田のようで方向が少し違うのだ。
中津まで行って門司港まで行く方法もあるな、と考えた。
国道も黄線が消えて白線になった、おまけにタイヤが音楽を始めた。
とりあえず犬飼ま行って佐伯を目指した。
57号線を犬飼から10号線に入り臼杵、佐伯と進んだ。
途中の道の駅で蒲江の文字が目に入った。
ジローと目が合って
「ケンちゃん、ここまで来たら蒲江に行こう」
意見が一致したのだ。
国道10号線の佐伯から蒲江の看板に従ってクルマを進める、物凄い山の深いところを通ってやっと日向灘に出た。
道の駅、蒲江だ。
つづく・・・。