ナオト(香取慎吾)は元副首相の孫真由(本田望結)を誘拐、
「革命係」と名乗って犯行声明文を送り、身代金1085兆円を用意しろと要求する。
この金額は前年度末時点の国の財政赤字と同じ額だった。
果たしてこの計画はうまくいくのか?
(なんの目的で誘拐したのか…ここが伏し線なんだけど…)
金が用意されるわけはないのは承知のはずだから。
真由の母親(木村多江)の父は政治家(元副首相)だった。
犯人はの目当てはこの人への復讐?
ナオトと会ったという男性(大学生)の情報で動き始める。
杉本哲太(刑事片岡)、仲里依紗(刑事今村)この二人のコンビが捜査をしていたが、
捜査の本流からをはずされた。
しかし二人は独自の捜査を始める。
(看護師がからんでいたりして…)
ナオトと真由。
二人はだんだん打ち解けるにようなる。
「私を誘拐しても無駄だったかもね」の真由の一言はかなりきつかった。
犯人慌ててはいなかったが、かなりショックを受けていた。
真由、監禁といっても部屋の中では自由に出来ていた。
食事はナオトが作って真由に食べさせていたし…
ナオトはパソコンを自由に操ることが出来て、真由の家の情報とか
警察の情報とかしることが出来ていた。
ナオトが外に出るが街中で倒れ込んでしまう。
薬は持ち歩いているが、水は持っていなかった。
そこへ巡査が来て…(北山宏光)水を自販機で買ってナオトに手渡す。
真由に手紙を書かせた。
真由の母親の病室に真由の手紙が置いてあった。
(ナオトは医者のフリをして届けたらしい)
その結果母親は押しかけて来たテレビカメラに向かって、
「娘を返して」と訴え続けた。
その中で昨年の財政赤字を出したのは父国武義和がやったことだと、
国民に謝った。
夫が家の中から飛び出してくる。
計画を変更するとナオトは真由に言う。
えっ?何という展開…
3ヶ月前、真由はナオトに誘拐を頼んでいた

自分は愛されていないと感じていたから…
自分は女の子だから…
(祖父の義和は娘に「なんで女の子なんか産んだんだ!」と叱責。
その場面を真由は動画に撮っていた)
ナオトはガンにかかっていて余命1年だと宣告されていた。
うわ~っ。そう言う展開

自暴自棄になってたんだ。
それに乗じて真由の一件があって、自分の親を死に追いやった
国武義和が憎かったのか…
大人のせいで子供が巻き添えになるのがナオトには許せなかったのか。
計画が実行される。
「遠くへ逃げられますように」と真由はナオトと指切り。
真由は学校に登校。
ナオトは噴水の中にいた

なぜ噴水?
これが疑問なんだけど…
ナオトに手には刃物が…
国武義和がそばを通る。
大声で呼び止めて、叱責をするが、「善処した」とだけ言う。
政治家はみんなそういうんだよね~。
見ている人達は彼が話すことに耳を傾ける。
意見を述べてから、自らの胸に刃物を差した。
片岡刑事が「死ぬな~」と言った矢先だった。
解剖でガンが発見されかなり転移していた。
「ガンのことは伏せて置いてくれ」と片岡刑事がいった。
半年後今村刑事は生活安全課?に異動になる。
逆に異動で巡査の北山の方が捜査一課に異動になった。
かつての事件で犯人を「逃がしました」と告げる。
「おまえみたなやつがいれば日本もいい社会になると彼は言ってたよ」
と優しくかばってくれた。
ナオトと真由のふれあいがかなり長かった。
メインはここだったのか…と
後、最後のナオトの政治に対する不満を全部吐き捨てたとこは圧巻だった。
ここで感動しなかったら、どこで感動するんだよ~と言わんばかり。
なんだか昔似たようなドラマを見たような…
でも、この作品は原作があるようで。
昨年の作品だとか八木圭一の同名小説ということだ。
でも他の小説家さんが書いたものと似ているような気もしている。
なんだったかな~。覚えていないのだ。
香取信吾の抑えた演技は凄く良かったし、渋い演技力だった。
本田望結ちゃんも大きくなったね。
現在こういうことがあってもおかしくない。
今まさにジャストの社会派ドラマだったかも。
それだけ政治に不満があるから、こういう人達が出てくる。
そういうことを政治家(閣僚達)は知っておくべきだと思う。
実際の所、国と地方を合わせると長期債務の残高は今年度末には
1035兆円に達する見通しだという。
国民一人あたり約815万円の借金を抱える計算なんだって

こんな額、国はどうやって返すつもり?だから増税?
どうあがいても返せるあてなんかないでしょ?
自分達の身銭を切るということをなぜしない?
やはりそこのところだよな~。
政治家になると金銭感覚が鈍くなるんだね~。
善処していると言って何もしない。逃げ口上だよ。
いろいろ考えさせられるドラマだった