陽炎日記

日々の出来事を中心に綴ってます。

谷瑞恵著「異人館画廊」3・4

2017-01-05 20:30:43 | Weblog
 正月休みに読んだ。
<3の幻想庭園と罠のある風景>
主人公千景は英国で図像学を学び祖父の死を機に帰国した18歳。
透磨は千景の幼なじみで西之宮画廊の経営者。

図像術の絵を求めて離島に住む絵のコレクターを訪ねた千景と透磨。
絵の持ち主・波田野は邸の庭園でブリューゲルの絵を再現しようとしているらしい。
庭園を完成させれば絵を見せると言われた千景は庭園の謎を追う。
事件に遭遇する二人。そこに透磨と同級生の京一が関わってくるが、
透磨と京一はそのたびにケンカをする。
波田野の息子と娘が容疑者として名前が出てくる。
ところが犯人は福坂琢己といい波田野の息子の務の使いっぱしりなどしていた。
共犯ということか・・・

図像術を駆使した作品が何品もあったら千景もたまったものではない。
絵画のことはかなり難しい。
谷さんの作品は好きだが心理描写が細かいので難読な所もある。
18歳なのにこういう言葉を発するだろうか?といつも思ってしまう。
大人びた女性だと思う。(これが谷さんの独特の表現なのだろうかと)
今の18歳なんて中学生とたいして変わらない子もいるから・・・

千景の育った環境のせいもあるだろう。
両親から疎まれ両親とも家からいなくなり、祖父母に育てられた。
(千景は7歳以前の記憶がないのだ。(誘拐されて・・・))
祖母の鈴子は千景を大切に育ててくれた。影で支える透磨がまたいい。
透磨と京一は多分25~26歳くらいかな~。
千景との会話はざっくばらんではない。
かなりお互いに丁寧に会話をしている。こういう人もいるのか?

<4の当世風婚活のすすめ>
成瀬家は代々”禁断の絵”を守ってきた旧家だ。
その絵が盗まれた。当主の美津に絵を捜して欲しいと頼まれた千景と透磨。
その盗まれた絵は異人館画廊に置き去りにされていた。

そんな中当主候補の雪絵が遺体で見つかる。

千景と透磨が婚活パーティに参加する。
(ヘルファイアー・クラブという)
ここの主催者積木が千景の誘拐事件の関係者だと判明した。(千景は知らない)
透磨が目を光らせて・・・異人館画廊をお手伝いしている瑠衣の協力は
千景にとって助かるものばかり。

箱の中身の絵をかつて千景は見ていたらしい。
しかし倒れてしまい記憶を失った。(母親が千景を連れていったらしい)
図像術はあったのか?

当主の資格があるかどうか当主自身がず~っとためしていたというのが正論かも。
死んだと思っていた雪絵が禁断の絵を捜していたが
同じく当主資格の奈々代をねたましく思って・・・殺しに至っていた。
悲しいな~。箱には何もなかったのに・・・

雪絵が千景に「絵で自分が特別な力を得て後継者になる。思い通りに人を
操れる側の人間になりたい。あなたのように・・・」そう言った。
しかし禁断の絵に図像術はなかったんだな~。ホガースの絵だったから・・・

カゲロウが出てくるが千景は婚活パーティーで会ってるがそれを知らない。

母親の話が出てくる。千景のことで成瀬家に出向いたことがきっかけだった。
千景の大人びた行動や言動が他の子と全然違うことが気がかりだったらしい。
それをこの子の長所と見られなかった母親。子供一人、一人性格違うのに。
母親や父親は千景のことを恐ろしいとさへ思っていたらしい。
変わったことをすると距離を置いてしまう親がいることは確かだ。
(ドラマにもそういうのがあったな~)

千景は両親を今後どういう目で見ていくのだろう。(父の姿も見え隠れしているし・・・)
まだまだこのシリーズは続きそうだ。
 
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初仕事

2017-01-05 12:31:45 | Weblog
今日、仕事初め。午前中の仕事は少なかった。午後VANに入る。
今日は5時帰りできるかも

なんて思っていたら冗談じゃない。
VANの分量が半端ない多さだった。
何せバケットがなくなるのを避けトーハンのパレットを使用してトーハンの1
を乗せていた。トーハン大判1もかなり多かったけど・・・(雑誌Y社)
どこもここもトーハン1は多かった。パレット行ったり来たりで大変だった。

トーハン分が検品機を通すのがやりきれず私達の方で少し通した。
ハンディも使用してみんなが一緒に帰れるように頑張った。
なので午後6時30分回ってた。
誰もが疲れた顔をしていたな~

今日から私達がピッキングしていたK社とH社とK.J社がA社に変わる。
私達の方は二回にあったK.T社の雑誌(韓国のドラマの雑誌)を担当するのかも。
私達の方にも空いた棚があるので新しいクライアントが入るとか聞いた。
またまた大変になるかもな~。
 
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