以下,先ほど,鞆の浦のさくらホームの羽田冨美江さんらに送ったメールです。(一部,追記しています)
「細田です。出張でカイロに来ています。私のすごく仲のよい,3つ上のカイロ大学の教授と研究の打ち合わせのためだけに来ています。暴動やらいろいろあるので家族も心配するので,空港のすぐ近くのホテルに滞在していて,ハメド先生たちが会いに来てくれます。VIPですな!
2/23はものすごい体験でした。その後の私に会った人は,私の変化を理解できるようですが,羽田さんもすでにお分かりですよね。本当に進化しました。そして,あまりにも頭の中でいろんなことがつながるので,楽しいし,仕事のレベルがものすごく上がっているし,心から日本の将来のために頑張りたい,と思えています。以前から思っていましたが,100%,わずかな隙もない状態で思えるようになりました。
そして,その理由も少しずつ私の頭の中で解明されていっています。
鞆の浦に来ると,それまでできなかったことができるようになるお年寄りが多いですよね?おしっこもできなかったおじいちゃんが出るようになったり。それと同じことです。我々最前線の人間たちも,全力で頑張って,それなりに能力を発揮しているように思い込んでいますが,実はもっともっと潜在力があるのです。大都会でのストレス社会で,本当の底力を発揮できずに,それでもけなげに頑張っているんです。
でもね,鞆の浦に行くと,私も本当の本当の底力が出るようになったんです。この力を日本人のために使わなかったら,バチ当たるよね。
この年齢で気付けて幸せです。まだまだ時間はある。みんなと連携して,本当の日本人の力を引き出せば,世界のだれもがうらやむ日本になります。
なぜ鞆の浦に行くと,日本人本来の力が発揮できるようになるのか,それは,赤間君と私と羽田さんと一緒に5時間過ごせば分かる!
もっともっとみんなを鞆の浦に連れて行きましょう。3/19にまた,後藤千恵さん連れて,行きますからね!」
かなりの長旅でした。
アムステルダム経由のカイロ行き,という行程がそもそも良くないのですが,「融通の利かない大学」の出張のため,このような変な行程となりました。しかも,カイロ空港に夜中の2時過ぎにつく便なのですが,最初は大学の会計から「空港に泊まれ」という機械的な指示が。
我々教員を何だと思っているんでしょうね。ほとんど隙間のない時間で仕事をこなしつつ,許してもらえないのでエコノミークラスに乗り(准教授はダメですと),空港で寝ろ?あまりにおかしいと思います。
もちろん,ダメと言われても,自腹でホテルに泊まりますが,結局は私の抗議文でホテル代も出ることになり,昨夜は3時ごろにホテルに到着し,非常にホッとしました。
まずお風呂に入り,ほとんど電池が無くなっていたノートPCやiPHONEを充電しようとしたら,PCの充電がうまくできない...
いろいろ試行錯誤で検証して,ノートPCのアダプターがおかしいことに気付きました。相当な疲労状態なので,やや焦りました。PCが使えないと,かなりやばいことになるので...さすがの私も,これだけ疲弊した状態でピンチになると,イライラし始めました。
ところが,アダプターのある部分の接触が悪いようで,ある角度で置くとたまたま充電できたので,絶対に触らないようにしてそのまま就寝。朝起きたら電池満タンになっておりました。しかも疲れも完璧に取れて心地よい目覚めでした。ホテルで寝たのは実質的に4時間くらいでしたが,深い眠りでした。
目覚めてから,まずはロビーで一戦。延泊の手続きと,クリーニングの手続きなど。カイロの人々は,口調も攻撃的(でも心は怒っていない)なので,こちらも一切引くつもりはありません。こちらも百戦錬磨なので,傍から見ていると英語でケンカしているように見えるかもしれませんが,結局すべてうまく行きました。
今日,これから私のホテル(空港近くのNovotel)に来てもらって研究ミーティングをする,カイロ大学教授のハメド先生に電話をして,PCのアダプターを買ってきてもらうように要請。使えるアダプターを買ってきてもらうことを祈る!
昨日,アムステルダムからカイロの飛行機内で,もちろん日本人は皆無ですが,多くの会話をしました。私がマスクをしているのを見て,後ろの男たちがいろいろと話しかけてきました。花粉症であること,カイロ大の教授と会うこと,私も博士であり准教授であること,などなどテンポの良い会話で探り合い,私は3つの座席を占有して爆睡もしたので,着陸直前に「Did you have a good sleep ?」と聞かれ,「Yes, VERY good sleep, thank you」と笑顔で交わして,飛行機を降りました。
そのよくしゃべる男性は,周囲の誰とも話をして,ポジティブな関係を構築していました。飛行機を降りて,VISAを買っている列でも,その男性は,見知らぬ女性とテンポの良い会話で,あっという間に関係を築いていました。
日本にいるから私は変に見えるのかもしれないけど,欧州や地中海世界にいれば,ごく普通の?人間と思います。
さて,Novotelで健康的な朝食が終わりました。今日はハメド先生らと津波の橋梁被害シミュレーションのミーティングをして,予定終了。ホテルでゆっくりとくつろぎ,明日日本が月曜日になる前に多くの仕事を片付けます。
誰にも邪魔されない?至福の時間がスタートしました。
今朝は,成田空港でいろいろと用事を済ませました。飛行機のチェックインをしたり,買い物をしたり,食事をしたり,両替をしたり,いろいろです。そのすべてのプロセスで,人と対話します。
そして,相手との気持ちが融合するのは,「一瞬」であることをほぼ毎回経験しました。
もちろん,お互いのことをほとんど知りません。ですが,こちらがポジティブに考えていること,相手に対して好意を持っていることを,おそらく相手が瞬時に五感で察知し,あっという間に気持ちが融合することを感じました。
そうなると話は早い。こちらもいろいろとお願いごとがあったり,買い物ついでに少し雑談したりするのですが,とても会話がスムーズに進み,仲良くなります。
その後深い関係に進むためには何度も対話が必要だとは思うのですが,そのためにまず第一印象が大事であろうことを,今朝の実体験で再認識いたしました。
先ほど,アムステルダム行きの飛行機に乗り込みましたが,隣に座った二人の女の子(北九州の女子大生,卒業旅行)ともすぐに仲良くなり,いろいろとお話をしています。
とにかくポジティブな「気」を発することが重要なのだな,という理解です。
機内の約11時間も非常に充実しており,締切りを大幅に過ぎてしまった原稿のうちの一つを,80%仕上げ,残りはスキポール空港で仕上げます。ノートPCの中の様々なファイルが整頓されていなかったため,私がファイルを引き出しやすいように整理整頓。整理整頓も,日常の業務の効率を上げるために重要です。検索に頼りすぎないこと。
映画で,「踊る大捜査線4」を見て,これまた大興奮。最近,映画を見る,という行為がすごく減ってますが,秀逸な映画はやはり面白いですね。久々に完全に引き込まれてしまいました。
食事の度に,隣の女の子たちと雑談して,獺祭も一緒に飲んだりして,ワイワイと楽しくやりました。
最初の方だけ読みかけて止まっていた,伊藤博文の分厚い本を再開しました。あまりに刺激的な人生で,のめり込んでしまいます。
完全リラックスの11時間でした。
さて,スキポール空港に着きましたが,カイロ行きのトランジットで4時間以上暇なので,飛行機に乗るときには捨てなければならない,獺祭の三割九分,五割の1合瓶でリラックス仕事タイムを楽しみます。
今日は海外出張の出発日。今回は,カイロ,デルフト,パリです。
7時過ぎに自宅を出発する予定で,4時に一度目覚めてまたいろいろと考えましたが,二度寝してしまい,目覚ましをかけていない状態で5時過ぎに目覚めました。ここのところ,自然に5時ごろに目覚めるので大丈夫であったかとは思いますが,リスク管理ができていませんでした。
出張の準備は全くしていませんでしたが,朝の1時間で十分で,履いていくズボンも昨夜に洗濯機を回しただけで干すのを忘れていましたが,お風呂で干し始めました。出発の直前に何とか乾きました。
成田空港でゆったりとしたかったので,早めに自宅を出て,家族全員にも見送ってもらい,東海道線で一息。
早速いろいろとPCで仕事を開始しました。リラックスした状態での仕事は効率的でした。
朝ごはんも十分には食べていなかったので,東京駅で朝食。以前は無かったおにぎり屋さんで食べることにしました。過去に出張で一度使ったことはあったのですが,今回が二回目。行列ができており,人気があるのでうれしくなりました。
10種類の具が入った野菜サラダ,二種類の非常においしそうなおにぎり(鮭まぶし,エビ天ぷら)とお味噌汁。あまりにもおいしく,また店内のパネルにも稲穂の写真などがあるような非常に雰囲気のよいお店。
日本人たるもの,マクドナルドではなく,このようなファストフードでエネルギーと栄養をしっかりと摂りたいですね。
マクドナルド等のファストフードが苦戦しているらしいですが,真の原因を分かっておられないように感じます。
日本人がすでに変わったのです。従来の安かろう,悪かろうからはすでに脱却しています。デフレもいずれ克服するでしょう。
私はどうしようもないときはマクドナルドを使うこともありますが,他に選択肢のあるときは絶対に使いません。
当然に,私の子供たちも使いませんし,奥さんは毛嫌いしています。
マクドナルドの経営陣曰く,「数十年後にはみんなマクドナルドを食べているだろう。現在の子供が食べているから。」だそうです。
日本人を甘く見るなかれ。経営陣がこんな視点では,うまく行くはずがない。
少なくとも私はそのようなファストフードからは脱却しました。そして,そのような我々が教育する子供たちの世代は,日本人にとって当たり前のものを,当たり前のように感じながら,魅力的な日本を築いてくれることでしょう。
朝の東京駅で感じたことを記録しておきました。